導入事例のご紹介Vol.6
「まちごとカーボンゼロ」
を目指し、地域の安心・
安全にも貢献するEV
株式会社カインズ
ホームセンターチェーン「カインズ」は、2050年のカーボンゼロ達成目標を策定し、中間年の2025年までの自社店舗・オフィス・倉庫などにおけるカーボンゼロ達成を目標に掲げ、取り組みを推進しています。その一環として、電気自動車(EV)の導入も拡大中です。お客さまの自宅を訪問して交換・取り付け・組み立てなどを行うスマイルサービスの専用車両として『ミニキャブ・ミーブ』の導入を推進した本社総務部の細井さん、スマイルサービスで『ミニキャブ・ミーブ』を活用している前橋吉岡店の田村さんにお話を伺いました。
この記事のポイント
お客さまと接する機会の多いサービスでEVを導入
Q.『ミニキャブ・ミーブ』を導入した経緯を教えてください。
私たちは全国28都道府県に236店舗を展開しており、地域に根ざした事業活動を大切にしています。環境問題への対応についても2050年までに「カインズ」のサプライチェーンのみならず、「まちごとカーボンゼロ」を達成するという目標を設定しています。これは「くみまち構想」の一環であり持続可能な「まち」作りに向けた取り組みです。今回のEV導入はその取り組みの一つになります。
まずはお客さまと接する機会の多いスマイルサービスからEVを導入することを決めました。これまでキャブタイプのガソリン車を使用していたので、お客さまへのサービスが変わらないよう、使い勝手が似ている車両ということで、『ミニキャブ・ミーブ』に決定しました。
『ミニキャブ・ミーブ』の導入を推進した本社総務部の細井さん
坂道も猛暑にも対応できる
Q.EVを導入してみて使い心地はいかがですか?
スマイルサービスは店舗から半径10km圏内のお客さまが対象で、毎日3~4軒のお宅を訪問します。「電球1個の交換から」がキャッチコピーで、お客さまが自分で設置できない商品の交換や取り付けなど、さまざまなご要望にお応えしています。毎日さまざまな商品や工具を積んで走っていますが、『ミニキャブ・ミーブ』はスムーズな加速で乗りやすいですね。住宅地を走ることが多いので音が静かなことも助かっています。
商品を『ミニキャブ・ミーブ』に載せて、準備をする田村さん
群馬県は山に近くて坂道も多いのですが、見た目以上にパワフルで、上り坂で困ったことはありません。毎日、就業時間終了後に充電し、翌朝は満タンでスタート。導入当初は店に戻る前に電気がなくなるのではと不安を感じることもあったのですが、午前中に店から距離がある訪問先、午後は充電設備が多い市街地というように訪問ルートも工夫することで、不安はかなり解消されました。先日も1日の走行距離が80kmを超えましたが、途中充電は必要なかったですね。
群馬県は気温が高いことで知られていますが、運転席の後ろに設置した透明なエアセパレーターをつけてもらったので、エアコンもよく効きますし、電池の消耗も少なく、安心して走ることができます。
猛暑対策にも効果があるエアセパレーターを装備した『ミニキャブ・ミーブ』と田村さん
必要な工具を積み込み、作業に向かう田村さんと『ミニキャブ・ミーブ』
地域の安心・安全な暮らしの実現にも貢献
Q.EV導入に対する周囲の反応はいかがですか?
スマイルサービスでは、車体に書かれたキャッチコピーから会話が始まります。「本当に電球1つの交換でもいいの?」という質問が多いですが、最近は「電気自動車ですか?」という質問も増えてきました。
また、私たちは、地域の安心・安全な暮らしを実現するために地域防災にも貢献したいと考えており、各店舗の駐車場を避難場所に活用することなどを想定していましたが、EVなら非常用の電源としてお客さまに使ってもらうことも可能です。
「ELECTORIC VEHICLE」と「キャッチコピー」がラッピングされた『ミニキャブ・ミーブ』
Q.『ミニキャブ・ミーブ』の導入を検討されている方に一言お願いします。
EVの導入でお客さまにクリーンなイメージを持ってもらえると実感しています。こうしたイメージの向上は会社全体の業績にも良い影響があると思います。特に、スマイルサービスはお客さまに接する時間が長く、クルマを見てもらうことができるサービスなので、効果が大きかったです。また、社内への影響も大きく、EVを導入したことは、従業員一人ひとりが環境について考える機会にもなっています。運用面においても、店の設備で充電できるので、ガソリンスタンドに通う必要もなくなり、仕事の効率化にも役立っています。
スマイルサービスで『ミニキャブ・ミーブ』を活用している田村さん
※本サイトのミニキャブ・ミーブは旧モデルになります。