電動スライドドア★
電動スライドドアは、スライドドアを自動的に開閉することができます。
電動スライドドアについて
電動スライドドアは、<POWER DOORスイッチ>がONのとき、次の方法でスライドドアを自動的に開閉できます。
電動スライドドアスイッチ:
電動スライドドアスイッチでスライドドアの開閉ができます。(電動スライドドアスイッチによる開閉のしかた)
ドアハンドルによる開閉:
ドアハンドルでスライドドアの開閉ができます。(ドアハンドルによる開閉のしかた)
ワンタッチスイッチ:
車外ドアハンドルのワンタッチスイッチでスライドドアの開閉ができます。(ワンタッチスイッチによる開閉のしかた)
電動スライドドアスイッチ:
キー(キーレスオペレーションキー)のスイッチでスライドドアの開閉ができます。(電動スライドドアスイッチによる開閉のしかた)
また、電動スライドドアには、次の機能があります。
挟み込み防止機構:
オート作動中に手を挟むなど、挟み込みや引っかかりを検知すると、安全のため反対方向に少し作動して停止します。(挟み込み防止機構)
イージークローザー:
スライドドアを半ドア状態まで閉めると、自動的に全閉します。(イージークローザーについて)
- <POWER DOORスイッチ>がONのとき、スライドドアを開けたまま車を動かすとブザーが鳴ります。(停車またはスライドドアを閉めるとブザーは止まります)
- オート作動の開始時とオート閉作動中は、ブザーが鳴ります。
- マルチインフォメーションディスプレイで[設定]⇒[車両設定]⇒[電動スライドドア]⇒[閉作動中ブザー]を選択すると、オート閉作動中のブザーのON・OFFを切り替えることができます。設定の詳細については車両設定(電動スライドドア★)をお読みください。
- 燃料補給口が開いているときは、リッドとの干渉を防ぐため助手席側スライドドアのオートスライド(自動開閉)機能が作動しません。
電動スライドドアの作動について
-
オート作動は、<POWER DOORスイッチ>が<ON>、車速が約3km/h以下のときに作動させることができます。ただし、電源ポジションがONのときは、次の条件のうちいずれか1つ以上を満たす必要があります。
- セレクターレバーが
に入っている - フットブレーキを踏んでいる
- パーキングブレーキをかけている
条件を満たしていない状態で作動させようとすると、ブザーが鳴り作動しません。

- セレクターレバーが
- ブレーキオートホールド機能★だけで停車しているときは作動しません。
ブレーキオートホールドについては、(ブレーキオートホールド★)をお読みください。 - オート作動中に作動可能条件が満たされなくなると、作動が停止しオート作動しなくなることがあります。その場合、作動可能条件を再度満たすとオート作動させることができます。
- バッテリーが弱っている(電圧が11V未満)ときは作動しません。
電動スライドドアの使いかた

- スイッチの<ON>側を押すと、自動開閉機能はすべてONになります。
- スイッチの<OFF>側を押すと、自動開閉機能のすべての機能がOFFになります。
- <POWER DOORスイッチ>をOFFにしてもイージークローザーは作動します。
- オート作動中に<POWER DOORスイッチ>をOFFにすると、スライドドアが途中で止まります。
POWER DOORスイッチの作動
| スイッチ位置 | ドアハンドルによる開閉操作 | 電動スライドドアスイッチ(運転席スイッチ)による開閉操作 | 電動スライドドアスイッチ(キーレスオペレーションキー)による開閉操作 | ワンタッチスイッチによる開閉操作 |
|---|---|---|---|---|
| ON | 作動 | 作動 | 作動※ | 作動 |
| OFF | 非作動 | 非作動 | 非作動 | 非作動 |
※:エンジンが始動しているときは作動しません。
ドアハンドルによる開閉のしかた
電動スライドドアは、通常のスライドドアと同様にドアハンドルを使用しても開閉できます。
スライドドアを解錠してから操作します。
- スライドドア全閉時にドアハンドルを引くと、自動的に開きます。
- スライドドア全開時にドアハンドルを引くと、自動的に閉まります。
- オート作動中にドアハンドルを引くと、その位置でオート作動を停止します。
再度、ドアハンドルを引くと反対の方向に動き、全閉または全開して停止します。

スライドドアを解錠してから操作します。
- スライドドア全閉時にドアハンドルを車両後方側へ操作すると、自動的に開きます。
- スライドドア全開時にドアハンドルを車両前方側へ操作すると、自動的に閉まります。
- オート作動中にドアハンドルを開または閉方向に操作すると、その位置でオート作動を停止します。再度、ドアハンドルを任意に操作した方向に、全閉または全開して停止します。
- チャイルドプルーフをLOCK側にしているときは、車室内のドアハンドルでは開けることができません。
チャイルドプルーフ

電動スライドドアスイッチによる開閉のしかた
- 開閉操作をするときは、スライドドア周囲の安全を確認してください。
挟まれたり、スライドドアに当たりケガをするおそれがあります。
スライドドアを解錠してから操作します。
- スライドドア全閉時にスイッチを約1秒間押すと、自動的に開きます。
- スライドドア全開時にスイッチを約1秒間押すと、自動的に閉まります。
- オート作動中にスイッチを押すと、その位置でオート作動を停止します。再度、スイッチを約1秒間押すと作動していた方向と反対の方向に動き、全閉または全開して停止します。

電動スライドドアスイッチによる開閉のしかた
スライドドアを解錠してから操作します。
- スライドドア全閉時にスイッチを約1秒間押すと、自動的に開きます。
- スライドドア全開時にスイッチを約1秒間押すと、自動的に閉まります。
- オート作動中にスイッチを押すと、その位置でオート作動を停止します。再度、スイッチを約1秒間押すと作動していた方向と反対の方向に動き、全開または全閉して停止します。
- エンジンが始動しているときは、<電動スライドドアスイッチ>での開閉はできません。

ワンタッチスイッチによる開閉のしかた
- <ワンタッチスイッチ>でスライドドアを閉めただけでは、施錠状態になりません。
車を離れるときは、必ず施錠してください。
- スイッチを押すだけで、スライドドアを開閉することができます。
- 施錠時でもキーレスオペレーションキーを携帯していれば、スイッチを押すだけでスライドドアを開けることができます。
このとき全ドアが同時に解錠されます。
キーがスイッチから周囲20~80cm以内にあるときに作動します。 - オート作動中に<ワンタッチスイッチ>を押すと、その状態で停止します。再度、<ワンタッチスイッチ>を押すと作動していた方向と反対の方向に動き、全開または全閉して停止します。
- ドアハンドルスイッチ機能をOFFにすると、スライドドアの<ワンタッチスイッチ>による解錠機能もOFFになります。
車両設定

予約ロック機能
- スライドドアが閉まると同時に全ドアを施錠することができます。
-
スライドドア全開時にキーレスオペレーションキーを携帯して、ドアハンドルかテールゲートのリクエストスイッチ、またはキーレスオペレーションキーの施錠スイッチを押して、予約ロック機能をセットします。(ブザーが鳴ります)
- 次の手順でスライドドアを閉めます。
- <ワンタッチスイッチ>を押す
- キーレスオペレーションキーの<電動スライドドアスイッチ>を約1秒押す
- ドアハンドルを引く
- スライドドアが自動的に閉まり、全閉すると全ドアが施錠され、ブザーが鳴ります。
- 予約ロック機能はキーレスオペレーションキーが車両から20~80cmの範囲内にあるとき、作動させることができます。
- 電源ポジションがONのときは、施錠操作後OFFになります。
- 操作するスライドドア以外のドアが開いているときは、ブザーが鳴り予約ロック機能はONにできません。
- 予約ロック機能で車両を施錠したときは、施錠されたことをアンサーバック機能(キーレスオペレーションシステムに関する機能について)で確認してください。アンサーバック機能が作動しない場合、正しく施錠できていません。
- セット後に予約ロック機能をOFFにするときは、キーレスオペレーションキーを携帯してもう一度ドアハンドルかテールゲートのリクエストスイッチを押すか、キーレスオペレーションキーの解錠スイッチを押してください。また、操作するスライドドア以外のドアを開けても予約ロック機能はOFFになります。(ブザーが鳴ります)
- 予約ロック機能がONの状態でスライドドアがオート作動中に次の操作をすると、予約ロック機能はOFFになります。
- <ワンタッチスイッチ>を押す
- キーレスオペレーションキーの<電動スライドドア開閉スイッチ>を約1秒押す
- ドアハンドルを引く
そのままスライドドアを閉めても施錠されないため、スライドドア全閉後に施錠してください。
正常に作動しないとき
スライドドアがオートで動かないときは、次の方法で対処してください。
- 連続作動後に動かないときは、スライドドアを約5分間以上作動させずに放置したあと、作動させます。
- バッテリーが弱っている(電圧が11V未満)ときは、スライドドアがオート開閉できません。その場合は、エンジンを始動させてから作動させます。
- <ワンタッチスイッチ>を使うときは、キーレスオペレーションキーが<ワンタッチスイッチ>から20~80cm以内にあるか確認してください。
- スライドドアが全閉になっていることを確認してください。
- <POWER DOORスイッチ>がONになっていることを確認してください。
- ドアハンドルスイッチ機能をOFFにすると、スライドドアの<ワンタッチスイッチ>による解錠機能もOFFになります。
ドアハンドルのスイッチでの施錠・解錠のしかた(キーレスオペレーションシステム付車)
挟み込み防止機構
- スライドドアのオート作動中に物や人が挟み込まれたり、引っかかるような動きを感知すると、ドアが作動方向と反対の方向に少し動いたあとに停止します。
- スライドドアがオート作動中にスライドドアのタッチセンサーに触れると、ドアが作動方向と反対の方向に少し動いたあとに停止します。

電動スライドドアに関する注意事項
- 確実に停車している状態で開閉操作をする。
- 開閉操作をするときは、スライドドア周囲の安全を十分確認する。
周囲の人の身体がスライドドアや車体側に触れたままオート作動させると、手や腕などを挟まれたり、頭や腕を引き込まれて思わぬケガをするおそれがあります。 - 車が大きく傾いている状態ではオート作動をしない。
- オート作動中にスライドドアを押したり引いたりしない。
反転して挟まれたり、スライドドアに当たりケガをしたりするおそれがあります。 - スライドドアレール部には手を入れない。
レール部のケーブルに触れると、スライドドアがオート作動するおそれがあります。 - バッテリーを接続していないときは、スライドドアをゆっくり開閉する。
- エンジン停止時に何回も作動させないでください。バッテリーがあがりエンジンの始動ができなくなります。
- オート作動中にエンジンを始動させないでください。正常に作動しなくなることがあります。
- 車を発進させるときは、スライドドアが全閉していることを確認してください。
- 次の場合は、<POWER DOORスイッチ>をOFFにしてください。
- スライドドアを長時間開いたままにするとき
- 洗車(ワックスがけ)や整備を行うとき
- 手動で使用するとき
- 全開時には、車外または車室内のドアハンドルに不用意に手を掛けたり、<ワンタッチスイッチ>に触れないでください。ドアハンドルまたはスイッチを操作すると自動でドアが閉まります。
-
スライドドア前端部のタッチセンサーを傷つけないようにしてください。センサーが切断されると、オートスライド機能は作動しなくなります。
- バッテリーあがりやバッテリーの脱着を行ったあと、スライドドアが開いている状態で再びバッテリーをつないだときは、必ず一旦手動でドアを全閉してからオート作動を行ってください。全閉位置以外からは、電動スライドドア機能がはたらきません。
- バッテリーを外しているときは、勢いよくスライドドアを全開したり全閉したりしないでください。
- 電動スライドドアの故障によりスライドドアが正常に作動しなくなった場合は、すみやかに三菱自動車販売会社で点検を受けてください。