4WD車★の扱いかた
4WD車は、滑りやすい路面などで優れた走行性能を発揮しますが、万能ではありません。
4WD車特有の取り扱いかたを十分理解し、正しい運転をしてください。
- 4WD車は万能ではないため、走行するときは次のことを必ず守る。
- 渡河などの水中走行はしない
- 砂地、ぬかるみなど、車輪が空転しやすいところでの連続走行はしない
- 脱輪などにより車輪が宙に浮いているときは、むやみに空転させない
走行するとき
- オフロード(不整地)走行やラリー走行用ではありません。
- 運転操作は一般車と同様です。ハンドル、アクセルペダルおよびブレーキペダルなどの操作は慎重に行い、安全運転を心がけてください。
- 砂地などのオフロード走行や脱輪時の無理な操作などにより、前後輪間の回転数差が大きい(車輪が空転する)状態が続くと駆動系部品の油温が上昇します。この場合、駆動系部品の保護のため、一時的に4WDから2WD(前輪駆動)に切り替わることがあります。しばらくして油温が下がると、4WDに復帰します。
タイヤについて
- タイヤの交換は4輪とも同時に行い必ず指定サイズで同一の銘柄、パターン(溝模様)のタイヤを装着してください。
- 摩耗差が大きいものやサイズが異なるタイヤを装着すると車の機構を破損するおそれがあります。
冬用タイヤも必ず4輪同じものを装着してください。
タイヤ交換は三菱自動車販売会社にご相談ください。
4WD車の特性
タイトコーナーブレーキング現象
乾燥した舗装路を4WD状態で走行中、ハンドルをいっぱいに切って旋回するとブレーキをかけたような状態になることがあります。この現象をタイトコーナーブレーキング現象といいます。
この現象は旋回するとき前後輪に回転差が生じるために起きる4WD車特有の現象で異常ではありません。この現象が発生したときはハンドルの操作力が重くなります。
- タイトコーナーブレーキング現象が起きるとタイヤのスリップ音や駆動系のきしみ音などが発生することがあります。
- 4WD車は、2WD車に対し、制動距離が短くなるわけではありません。
走行のしかた
- 急加速や急ハンドル、急ブレーキなどはしない。
タイヤがスリップしたり、横滑りや尻振りなどをおこし、思わぬ事故につながるおそれがあります。
雪道など舗装路以外を走行するとき
- 路面の状態に合わせ慎重に走行します。