eKスペース／デリカミニ 取扱説明書

オートストップ＆ゴー[AS&G]（コーストストップ機能付）

オートストップ＆ゴー[AS&G]は、車両が停車したときエンジンを停止させ、発進するときにエンジンを始動することで、アイドリングによる排気ガスの発生や騒音を抑制するとともに燃費を向上させるシステムです。

AS&Gの使いかた

  • アイドリングストップ中に車両が動き出したときは、すみやかにブレーキペダルを踏む。
    エンジンが再始動するため、思わぬ事故につながるおそれがあります。
  • エンジンルーム内の作業をするときは、キースイッチ（電源ポジション）をOFFにする。
    エンジンが再始動したときに手、衣服、工具などを入れていると思わぬケガをするおそれがあります。
  • セレクターレバーをからに入れて発進するときは、必ずエンジンが始動したことを確認してからアクセルペダルの操作を行ってください。
アイドリングストップ中は、オートストップ&ゴー[AS&G]表示灯が点灯します。
AS&Gには、通常のアイドリングストップとコーストストップ機能があります。
  • 次のときに、エンジンが停止します。
    • セレクターレバーがまたはのときに、ブレーキペダルを踏んで停車したとき
    • セレクターレバーをにして、ブレーキペダルを踏み停車しているとき
    • セレクターレバーがのとき
  • ブレーキペダルから足を離すと、エンジンが再始動します。
  • 表示灯でアイドリングストップの状態をお知らせします。
  • マルチインフォメーションディスプレイでAS&Gの積算時間と節約した燃料の量などを確認できます。
    車両情報（車両情報画面）
    エコグループ（エコグループ）
コーストストップ機能
  • セレクターレバーがのときブレーキペダルを踏んで減速中、車速が約8km/hになるとエンジンが停止します。
  • ブレーキペダルから足を離すとエンジンが再始動します。
AS&G警告ブザー
  • アイドリングストップ中にボンネットが開いたときにブザーが鳴ります。
  • AS&G警告ブザーが鳴ったときは、ボンネットが開いていないか確認してください。ボンネットが開いていると、通常のエンジン停止状態となるため、エンジンをかけ直してください。
AS&Gガイダンス表示

AS&Gの作動停止のしかた

AS&Gの作動を停止（OFF）するには、＜AS&G OFFスイッチ＞を押します。

  • ＜AS&G OFFスイッチ＞を押すと、AS&Gの作動が停止します。
    （オートストップ&ゴー[AS&G]OFF表示灯［］が点灯）
  • 再度、AS&Gを使用（ON）するときは、もう一度＜AS&G OFFスイッチ＞を押します。
    （オートストップ&ゴー[AS&G]OFF表示灯［］が消灯）
  • アイドリングストップ中に＜AS&G OFFスイッチ＞を押すと、エンジンは再始動します。
  • AS&GのON・OFFを切り替えると、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。
  • ＜AS&G OFFスイッチ＞を押してAS&Gの作動を停止させても、キースイッチ（電源ポジション）をOFFにしてエンジンを始動すると、AS&Gは作動します。

AS&Gを使うときの注意事項

  • 充放電能力と寿命性能を強化したAS&G付車専用のバッテリーをご使用ください。専用バッテリー以外を使用すると、バッテリーの早期劣化やAS&Gが正常に作動しなくなる原因となります。
  • バッテリーは、お客さまの車両に適合した三菱自動車純正部品をおすすめします。詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。
  • 次のようなときは、アイドリングストップまたはコーストストップ機能が作動しません。
    • エンジンを始動して、一度も走行しないでアイドリングを続けているとき
    • エンジン冷却水の温度が低いとき
    • バッテリーの容量が低いとき
    • バッテリーの温度が低いまたは高いとき
    • ブレーキ倍力装置の負圧が低下したとき
    • エンジン回転中にボンネットを開けたとき
    • ボンネットを開けた状態でエンジンを始動させたとき
    • 運転席のシートベルトが着用されていないとき
    • 運転席ドアが開いているとき
    • ハンドル操作をしているとき
    • オートストップ&ゴー[AS&G]表示灯［］が点滅しているとき
    • アクセルペダルを踏んでいるとき
    • セレクターレバーがのとき
    • 冷房中で、車室内の温度が約30℃以上のとき
    • 暖房中で、車室内の温度が約20℃以下のとき
    • ＜AS&G OFFスイッチ＞がONのとき
    • 電動パワーステアリング警告灯、ABS警告灯、アクティブスタビリティコントロール[ASC]警告灯が点灯しているとき
    • ブレーキペダルの踏み込みが弱いとき
    • 消費電力が大きいとき
    • 高度が高いとき
  • 次のような場合は、アイドリングストップが作動しません。
    • 車両が動いているとき
    • 急勾配の坂道で停車したとき
  • 次のような場合は、コーストストップ機能が作動しません。
    • 車速が約8km/h以上のとき
    • セレクターレバーが以外のとき
    • 平坦路以外のとき
    • 踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]が前方に車両や歩行者を検知しているとき
    • マイパイロット★が作動しているとき
  • 次のような場合は、システムが作動するまでに時間がかかる場合があります。
    • バッテリーが十分に充電されていないとき
    • 外気温が低いとき
    • バッテリーを交換したあとや、長期間バッテリー端子を外したあと
    • 冷房中で、車室内の温度が約30℃以上のとき
    • 暖房中で、車室内の温度が約20℃以下のとき
  • 次のような場合は、アイドリングストップ中にエンジンが再始動します。
    • 坂道でブレーキペダルを緩め、車両が動き出したとき
    • セレクターレバーをに入れたとき
    • セレクターレバーが、のときにブレーキペダルを緩めたとき
    • セレクターレバーがのときに、パーキングブレーキをかけずにブレーキペダルを緩めたとき
    • セレクターレバーをまたはからまたはに入れたとき
    • キーレスオペレーションキーが車外に持ち出された状態で、いずれかのドアを開閉したとき
  • 次のような場合はコーストストップ機能によるアイドリングストップ中にエンジンが再始動します。
    • 車速が約8km/h以上になったとき
    • セレクターレバーを以外に操作したとき
    • ボンネットを開けたとき
  • コーストストップ機能によるアイドリングストップ中に、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]または踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]が作動した場合、停車後に再始動します。
  • このシステムは、信号待ちなどのときに使用し、長時間の停車などの場合は、キースイッチ（電源ポジション）をOFFにしてエンジンを停止してください。
  • アイドリングストップ中にボンネットを開けると、ブザーが鳴るとともに通常のエンジン停止状態となります。その場合は、エンジンをかけ直してください。
  • アイドリングストップ中またはコーストストップ機能によるアイドリングストップ中は、エアコン（冷房・暖房・除湿機能）がOFFになり、送風になります。エアコンを優先させたい場合は、＜AS&G OFFスイッチ＞を押してAS&Gの作動を停止してください。
  • アイドリングストップ中にハンドルを操作したとき、ハンドル操作力が重く感じることがあります。
  • 次のような場合は、アイドリングストップ中にブレーキペダルから足を離しても、エンジンが再始動しません。（次の再始動条件で再始動する場合があります）
    • セレクターレバーがのとき
    • ブレーキオートホールド機能★が作動しているとき
    • マイパイロット★が作動しているとき
    • セレクターレバーをにして、電動パーキングブレーキをかけているとき
    • ボンネットが開いているとき
  • 次のようなときは、アイドリングストップ中またはコーストストップ機能によるアイドリングストップ中にエンジンが再始動する場合があります。
    • ＜AS&G OFFスイッチ＞を押したとき
    • マイパイロット★（マイパイロット★）をセットしたとき（ブレーキペダルの踏み込み量によってはエンジンが再始動しない場合があります）
    • マイパイロット★（マイパイロット★）で停車中に発進操作したとき
    • マイパイロット★（マイパイロット★）で停車中に先行車が発進したとき
    • バッテリーが弱っているとき
    • 冷房中で、車室内の温度が約30℃以上のとき
    • 暖房中で、車室内の温度が約20℃以下のとき
    • アクセルペダルを踏んだとき
    • ハンドル操作をしたとき
    • バッテリーの容量が低くなったとき
    • 消費電力が大きいとき
    • ブレーキペダルを数回踏み直すなどして、ブレーキ装置の負圧が不足したとき
    • 運転席シートベルトを外したり運転席ドアを開けたとき
車両後退抑制機能

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