リヤビューモニターの注意事項

映し出す範囲

  • バンパー後端から車の後方を映します。

  • リヤビューモニターだけを見ながら後退しない。
    絶対に画面の映像だけを見ながら後退しないでください。映像と実際の状況は異なることがあるため、車をぶつけたり、思わぬ事故を起こすおそれがあります。後退するときは、後方や周囲の安全を目視やミラーなどで直接確認してください。
  • 車や路面の状況により、映る範囲が異なることがあります。
  • リヤビューモニターの映像は、ルームミラーやドアミラーで見るのと同様に左右反転させた鏡像です。
  • 画面に表示される距離目安ライン、車幅目安ラインはあくまでも目安です。また、車両の乗車人数、車両姿勢などによって距離目安ライン、車幅目安ラインの位置がずれます。実際のまわりの状況を直接目で確認してご使用ください。

映像と実際の路面との誤差

  • 次のような場合には、画面の映像と実際の路面状況(距離や進路など)に誤差が生じます。
急な上り坂が後方にあるとき
  • 後方に上り坂がある場合、距離目安ライン、車幅目安ラインは実際の距離よりも手前に表示されます。

  • 上り坂に障害物がある場合には障害物が実際よりも遠くにあるように見えます。

急な下り坂が後方にあるとき
  • 後方に下り坂がある場合、距離目安ライン、車幅目安ラインは実際の距離よりも後ろに表示されます。

  • 下り坂に障害物がある場合には、障害物が実際よりも近くにあるように感じます。

立体物が近くにあるとき
  • 距離目安ライン、車幅目安ラインは平面物(道路など)を対象にしています。そのため、張り出し部分のある立体物が近くにある場合には実際の距離と異なって表示される場合があります。

  • 例:Cの位置はBの位置よりも遠くにあるように見えますが、実際はAの位置と同じ距離です。Aの距離まで下がるとぶつかることがあります。

故障かなと考える前に

故障かな? 確認すること 対処方法
映像の映りが悪い カメラレンズが汚れていませんか? カメラレンズを清掃してください。
リヤビューカメラの取り扱い
カメラレンズに雨、雪などの水滴が付着していませんか?
太陽光や他車のヘッドライトの光が直接カメラレンズ面に当たっているためで故障ではありません。当たっている光がなくなれば元に戻ります。
温度の急な変化によってカメラレンズ部が結露したためで故障ではありません。しばらく走行すると元に戻ります。
暗い所や夜間時には映りが悪くなることがありますが故障ではありません。
映像にちらつきが出る 蛍光灯などの照明の下にいるためで故障ではありません。
実際の色味と異なる カメラの特性のためで故障ではありません。
映像が映らない セレクターレバーがになっていますか? セレクターレバーをにしてください。
映像が正しい方向を向いていない テールゲートが開いていませんか? テールゲートを閉めてください。
映像が見づらい カメラに強い光や反射光が入ったためで故障ではありません。
映像にスミヤ(※)が入る バンパーなどから強い反射光が入ったためで故障ではありません。

※スミヤ : 方向指示器の強い光が上下方向に光の帯のように出たもの。

カメラ映像が正常に表示されない場合

セレクターレバーをに入れ、リヤビューモニターを作動させた状態でも次のような画面表示が続く場合は、カメラシステムの異常が考えられます。通常走行には支障ありませんが、三菱自動車販売会社で点検を受けてください。

カメラECUが作動しない場合
  • リヤビューモニター画面がカメラ画面に切り替わらず、ミラー表示し続けているとき
カメラが作動しない/カメラの故障/カメラECUの故障などにより映像に異常がある場合
  • リヤビューモニター画面が黒色/青色/灰色など、異常なカメラ映像が表示されるとき