セレクターレバー(パドルシフト付車)

セレクターレバーの操作

  • 次のような操作は、絶対に行わない。
    トランスミッションを破損し、思わぬ事故につながるおそれがあります。
    • 車が完全に停止する前にに入れる
    • 車を前進させているときにに入れる
    • 車を後退させているときにに入れる
  • セレクターレバーの操作は必ずエンジンが始動したことを確認してから行う。
    スターターモーターが回転中にセレクターレバーを操作すると、エンジン始動が中止され、思わぬ事故につながるおそれがあります。
  • の操作は、ボタンを押さないで操作する習慣をつけてください。ボタンを押して操作すると、意に反してに入れてしまうおそれがあります。
  • から操作するとき、ボタンを押したままブレーキペダルを踏むと、セレクターレバーを動かせないことがあります。ボタンは、ブレーキペダルを踏んでから押してください。
  • セレクターレバーをに入れるとブザーが鳴ります。
  • 万一12Vバッテリー(メイン)あがりなどでセレクターレバーをから動かせないときは、セレクターレバーが動かないときはをお読みください。

各セレクターレバー位置の働き

セレクターレバー位置 働き
駐車およびエンジンを始動するとき
  • 電源ポジションをOFFにすることができます。
後退するとき
車室内でブザーが鳴り運転者に知らせます。
(車外の人に注意するものではありません。)
動力が伝わらない状態
でもエンジンの始動ができますが、安全のためで始動してください。)
通常走行するとき
速度に応じて無段階に自動変速します。また走行状況によってはアダプティブシフトコントロール(アダプティブシフトコントロールについて)が働き、より適切に変速します。
スポーティーな走行をするときや、登坂路走行、パワフル走行など走りを重視した走行をするときの位置
速度に応じて無段階に自動変速します。
ブレーキペダルを踏んで減速しているときや、カーブを走行しているときにエンジン回転数を維持することで、立ち上がりのときに力強く加速します。

アダプティブシフトコントロールについて

急な上り下りや、カーブが連続するような道路状況でも快適で安全な走りを実現できるよう自動的に適切なギヤチェンジを行います。

上り坂やカーブでの制御

変速回数の少ないなめらかな走行ができるように、坂の勾配やカーブに応じて低速ギヤを保持します。

下り坂での制御

エンジンブレーキを併用させることで、フットブレーキを使う回数を低減させるように坂の勾配に応じて低速ギヤに切り替えます。

スポーティーな走行での制御

アクセルペダルを踏み込んだときにもたつきのないスムーズな加速が得られるように、加減速を繰り返すような連続するカーブでは低速ギヤを保持します。

  • トランスミッションが、走行開始直後で暖まっていないときや、低速で高負荷な走行を繰り返し過熱しているときは制御が作動しない場合があります。その場合は必要に応じてセレクターレバーをに入れ、シフトダウンしてください。

スポーツモードの使いかた

セレクターレバーがまたはで走行中(約10km/h以上)にパドルシフトを操作するとスポーツモードになり、手動でギヤを選択するマニュアル車のような運転ができます。

切り替えかた
  • パドルシフトを手前に引いて操作します。
    • シフトアップするとき
      右側のパドルシフトを引きます。(高速ギヤに変速します。)
    • シフトダウンするとき
      左側のパドルシフトを引きます。(低速ギヤに変速します。)
解除のしかた
  • 以下の方法でスポーツモードを解除できます。
    • パドルシフトを約2秒間手前に引き続ける
    • セレクターレバーをレンジに入れる(セレクターレバーがレンジのとき)
  • スポーツモードでは走行性能の確保や安全のため、パドルシフトを操作しても希望する変速ギヤにシフトしない場合があります。その場合は、シフトポジションインジケーターが点滅し、ブザーが鳴ります。
  • 走行中にエンジンが高回転になると自動的にシフトアップします。また、車速が下がると自動的にシフトダウンし、停車前に1速に入ります。
  • セレクターレバーがで走行中にスポーツモードにしたあとに、セレクターレバーで解除したいときは、レンジからレンジに入れ、再度レンジに戻します。
  • セレクターレバーがのときにパドルシフトでスポーツモードにしてしばらく定速で走行したとき、または車両が約10km/h以下になったときは自動的にスポーツモードが解除され、通常のに戻ります。