キーレスオペレーションシステム

キーレスオペレーションキーを携帯するだけで、ドアおよびテールゲートの施錠・解錠操作やエンジンの始動操作ができるシステムです。
エンジンの始動・停止
また、キーレスオペレーションキーはキーレスエントリーシステムのリモコンスイッチとしても使えます。
キーレスエントリーシステム
キーレスオペレーションキーは必ず運転者が携帯してください。ドアおよびテールゲートの施錠・解錠やエンジンの始動など車を操作するために必要ですので、車から離れるときは必ずキーレスオペレーションキーを携帯していることを確認してから施錠するようにしてください。

  • 植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器を使用している方は、車室外発信機・車室内発信機から約22cm以内に近づかないようにしてください。キーレスオペレーションシステムに使用している電波が植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器の作動に影響をおよぼすおそれがあります。

  • 植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器以外の医療用電気機器を使用している方は、キーレスオペレーションシステムに使用している電波による影響について医療用電気機器製造業者などに確認してからご使用ください。電波が医療用電気機器の作動に影響をおよぼすおそれがあります。

キーレスオペレーションシステムでできる操作を次のように変更することができます。ただし、キーレスオペレーションキーはキーレスエントリーシステムのリモコンスイッチとして使用できます。
詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。

  • ドアおよびテールゲートの施錠・解錠操作のみできるようにする
  • エンジンの始動操作のみできるようにする
  • キーレスオペレーションシステムを働かないようにする。
  • キーレスオペレーションキーは、微弱な電波を使用しています。
    次のような場合、正しく作動しなかったり、不安定な作動となることがあります。
    • 近くにTV塔や変電所、放送局、空港、電気自動車の急速充電器など強い電波を発する設備があるとき
    • 携帯電話や無線機などの通信機器やパソコンなどの電化製品と一緒に携帯しているとき
    • キーレスオペレーションキーが金属製の物に接したり、覆われているとき
    • 近くでキーレスエントリーシステムを使用しているとき
    • キーレスオペレーションキーの電池が消耗しているとき
    • 強い電波、ノイズのある場所に置いたとき
    • 電波で車両の検出を行っているコインパーキングに駐車したとき
    このようなときは、次のいずれかの方法でドアの施錠・解錠を行ってください。
  • キーレスオペレーションキーは、車両との通信のために常時受信動作をしているため、キーレスオペレーションキーの使用に関係なく常に電池を消耗しています。使用状況にもよりますが、電池の寿命は約1年~2年です。電池が消耗した場合は、新しい電池に交換してください。
    電池交換のしかた
  • キーレスオペレーションキーは、常時受信動作をしているため、強い電波の受信は電池の消耗につながります。テレビ、パソコンなどの電化製品の近くには置かないでください。

キーレスオペレーションシステムの作動範囲について

キーレスオペレーションキーを携帯してキーレスオペレーションシステムの作動範囲内に入り、ドアまたはテールゲートのスイッチを押すとIDコードの照合を行います。
車両とキーレスオペレーションキーのIDコードが一致した場合のみ、ドアおよびテールゲートの施錠・解錠操作やエンジンの始動操作が可能になります。
  • キーレスオペレーションキーの電池が消耗しているときや、強い電波またはノイズのある場所などでは、作動範囲が狭くなったり、不安定な作動となることがあります。

ドアおよびテールゲートを施錠・解錠するときの作動範囲

作動範囲はフロントドアおよびテールゲートのハンドルから周囲約70cm以内です。
  • キーレスオペレーションキーを検知したドアまたはテールゲートの操作でのみ施錠・解錠ができます。
  • キーレスオペレーションキーがフロントドア、ドアガラス、テールゲートのすぐ近くにあるときは作動しないことがあります。
  • キーレスオペレーションキーがフロントドアまたはテールゲートのハンドルから周囲約70cm以内でも、地面の近くや高い場所にあるときは、作動しないことがあります。
  • キーレスオペレーションキーが作動範囲内にあれば、キーレスオペレーションキーを携帯していない人でも、フロントドアまたはテールゲートの操作で施錠・解錠ができます。

エンジンを始動する、電源モードを切り換えるときの作動範囲

作動範囲は車室内です。
  • キーレスオペレーションキーが作動範囲内にあっても、グローブボックスなどの小物入れやインストルメントパネル周辺、ドアポケット、サードシート用ドリンクホルダー周辺、またはラゲッジルームなどにあるときは、エンジン始動ができないことがあります。
  • キーレスオペレーションキーが車外にあっても、ドアやドアガラスのすぐ近くにあるときは、エンジン始動または電源モードの切り換えができることがあります。

キーレスオペレーション機能を使って操作するときは

ドアおよびテールゲートの施錠・解錠

キーレスオペレーションキーを携帯しているとき、作動範囲内でフロントドアスイッチを押す、またはテールゲートスイッチを押すとすべてのドアおよびテールゲートが施錠または解錠します。
フロントドアスイッチまたはテールゲートのOPENスイッチを押して解錠した後、約30秒以内にドアまたはテールゲートを開けなければ自動的に施錠されます。次の項も併せてお読みください。
ドア
集中ドアロック
スライドドア
テールゲート
  • 必ずキーレスオペレーションキーを携帯していることを確認してから施錠するようにしてください。車内の次の場所などにキーレスオペレーションキーを置いたままでも、周囲の環境または電波状態などにより、施錠されることがあります。
    • グローブボックスなどの小物入れ
    • インストルメントパネル周辺
    • ドアポケット
    • サードシート用ドリンクホルダー周辺
    • ラゲッジルーム
  • ドアスイッチまたはテールゲートスイッチで施錠・解錠すると、ドアミラーは自動格納・自動復帰します。
    詳しくは「ドアミラー」をお読みください。
    ドアミラー
  • 次のようなときは、キーレスオペレーション機能は作動しません。
    • 車内にキーレスオペレーションキーがあるとき
    • ドア、テールゲートが開いている、または半ドアのとき(施錠時)
    • 電源モードがOFF以外のとき
  • セキュリティアラームを「作動する」に設定しているときは、施錠と同時にシステム準備状態、続いてシステム作動可能状態になります。
    詳しくは「セキュリティアラーム」をお読みください。
    セキュリティアラーム
  • 施錠の確認をテールゲートでしたいときは、施錠後約3秒以内にテールゲートのOPENスイッチを押してください。施錠後約3秒以上過ぎてOPENスイッチを押すと、ドアおよびテールゲートは解錠されます。
  • 施錠の確認ができる時間を調整することができます。詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。
  • 解錠した後、自動的に施錠されるまでの時間を調整することができます。詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。

施錠・解錠時の作動確認

次の通り作動を確認することができます。

施錠時:
非常点滅灯が1回点滅し、車外ブザーが1回鳴る
解錠時:
ルーム&マップランプ、リヤパーソナルランプ、ルームランプ(リヤ)およびリラックスルームイルミネーション(タイプ別装備)が点灯し、非常点滅灯が2回点滅し、車外ブザーが2回鳴る

ただし、ルーム&マップランプ、リヤパーソナルランプ、ルームランプ(リヤ)およびリラックスルームイルミネーション(タイプ別装備)の点灯は、次の場合に限られます。

  • ルーム&マップランプ、リヤパーソナルランプ
    インテリアランプスイッチがDOOR()位置のとき。
  • ルームランプ(リヤ)
    インテリアランプスイッチおよびルームランプ(リヤ)のスイッチがDOOR(/●)の位置のとき。
  • リラックスルームイルミネーション
    [リラックスルームイルミネーション調光スイッチ付き車]
    リラックスルームイルミネーション調光スイッチが消灯以外の状態に設定してあるとき。
    [除く、リラックスルームイルミネーション調光スイッチ付き車]
    インテリアランプスイッチの位置がOFF(○)以外のとき。
  • 次の機能を変更することができます。
    • 作動確認の機能(非常点滅灯の点滅)を施錠時のみ、または解錠時のみにする。
    • 作動確認の機能(非常点滅灯の点滅)およびブザーを働かなくする。
    • 作動確認の機能(非常点滅灯の点滅)の点滅回数を変更する。
    詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。

警告表示について

項目 警告表示 ブザーの鳴り方 原因および処置 備考
キーレスオペレーションキー持ち出し監視機構 車内ブザー
1回
車外ブザー
断続的
駐車中、かつエンジンスイッチの電源モードがOFF以外のとき、いずれかのドアを開けてキーレスオペレーションキーを車内から持ち出した後ドアを閉めると警告します。キ-が車外に持ち出されていないか確認してください。
  • ドアを開けずに窓からキーレスオペレーションキーを持ち出すと、キーレスオペレーションキー持ち出し監視機構は働きません。
  • ドアを開けずに窓からキーレスオペレーションキーを持ち出したとき、キーレスオペレーションキー持ち出し監視機構を働かせることができます。詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。
  • エンジン始動の作動範囲内でキーレスオペレーションキーを携帯していても、周囲の環境または電波状態などにより、キーレスオペレーションキーと車両のIDコードの照合ができなかったときは、警告が作動することがあります。
キー閉じ込め防止機構 車内ブザー
1回
車外ブザー
断続的に約3秒
電源モードがOFFのとき、車内にキーレスオペレーションキーを置いたまますべてのドアおよびテールゲートを閉め、ドアスイッチまたはテールゲートのLOCKスイッチを押して施錠しようとしたり、クローズ&ロック機構で施錠しようとすると警告し、ドアおよびテールゲートの施錠ができません。キーを持って車から降りてください。 必ずキーレスオペレーションキーを携帯していることを確認してから施錠するようにしてください。車内にキーレスオペレーションキーを置いたままでも、周囲の環境または電波状態などにより、施錠されることがあります。
半ドア防止機構 車内ブザー
1回
車外ブザー
断続的に約3秒
電源モードがOFFのとき、いずれかのドアまたはテールゲートを完全に閉めずにドアスイッチまたはテールゲートのLOCKスイッチを押して施錠しようとすると警告し、ドアおよびテールゲートの施錠ができません。ドアおよびテールゲートが完全に閉まっているか確認してください。
電源モードOFF切り換え忘れ防止機構 車内ブザー
1回
車外ブザー
断続的に約3秒
電源モードがOFF以外のとき、ドアスイッチまたはテールゲートのLOCKスイッチを押して施錠しようとすると警告し、ドアおよびテールゲートの施錠ができません。電源モードをOFFにしてください。
キーレスオペレーションキーの電池切れ 車内ブザー
1回
キーレスオペレーションキーの電池が消耗しているとき警告します。できるだけ早くキーレスオペレーションキーの電池を交換してください。
  • 電池交換をする際は、キーを破損するおそれがあるため、三菱自動車販売会社での交換をおすすめします。
  • お客様自身で電池交換をする場合は、“電池交換のしかた”をよく読んでから行ってください。
    電池交換のしかた
キーレスオペレーションシステムの異常 車内ブザー
1回
システムに何らかの異常があります。警告が表示されたときは、三菱自動車販売会社で点検を受けてください。
キーが検知できない エンジンスイッチを1回押した場合
エンジンスイッチを2回以上押した場合
車内ブザー
1回

電源モードをOFFから切り換えるとき、またはエンジンをかけるとき、次のいずれかの場合に警告します。

  • IDコードが車両と異なるキーレスオペレーションキーを携帯している、またはキーレスオペレーションキーが作動範囲外にある
  • キーレスオペレーションキーの電池切れ
  • 周囲の環境または電波状態などにより、キーレスオペレーションキーと車両のIDコードの照合ができない

キーレスオペレーション機能を使わずに操作するときは

エマージェンシーキー

エマージェンシーキーはキーレスオペレーションキーに内蔵されています。
キーレスオペレーションキーの電池切れやバッテリー上がりなどによりキーレスオペレーション機能が使用できないとき、ドアの施錠・解錠操作をすることができます。
ドア

ロックノブを矢印の方向に押しながら、キーレスオペレーションキーからエマージェンシーキーを取り外します。

  • エマージェンシーキーは緊急を要する場合のみご使用ください。
    キーレスオペレーションキーの電池が切れたときなどはできるだけ早く電池交換をして、キーレスオペレーションキーとして使用するようにしてください。
    電池交換のしかた
  • エマージェンシーキーを使用した後は、必ずキーレスオペレーションキーに戻しておいてください。