メンテナンスデータ
- 日常点検、定期点検の内容およびエンジンオイルなど油脂類の交換時期については、別冊の「メンテナンスノート」に詳しく記載してありますのでお読みください。
- 車両寸法(全長、全幅、全高)、車両重量、エンジン型式、排気量については車載の「自動車検査証」をお読みください。
燃料の量と種類
| 容量 | 使用燃料 |
|---|---|
| 約64L | 軽油 |
- ガソリン、粗悪軽油、混合率が7%を超えるバイオディーゼル燃料、アルコール系燃料、水分除去剤、三菱自動車純正以外の軽油添加剤を使用したり、水やその他の油脂類(薬品類)が混入すると次のような状態になるおそれがあります。
- エンジンの始動性悪化
- ノッキングの発生
- エンジンの出力低下
- 排気制御システムの機能不良
- 燃料系部品の損傷による燃料漏れ
- 白煙の発生
- 噴射系部品の損傷
尿素水の量と種類
| 容量 | 使用銘柄 |
|---|---|
| 約16L | AdBlue® |
AdBlue®はドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標です。
- お車を長期間運転しなかった場合は、尿素水(AdBlue®)が劣化しているおそれがあります。運転再開前に三菱自動車販売会社にご相談ください。
- 尿素水(AdBlue®)は三菱自動車販売会社で補給してください。
- AdBlue®以外の尿素水を補給したり、水やその他の油脂類(薬品類)が混入すると、尿素SCRシステムが損傷する原因となります。
エンジンオイルの量と種類
| 項目 | 容量 | 規格/粘度番号 | 三菱自動車純正銘柄 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エンジンオイル | 約5.9L (オイルフィルター内約0.3L、オイルクーラー内約0.1Lを含む) |
|
ダイヤクイーンディーゼルDL-1 |
- 表中のJASO規格およびSAE粘度番号のエンジンオイルを使用してください。規格外のオイルを使用すると、ディーゼルパティキュレートフィルター[DPF]の劣化が早くなります。
- 三菱自動車純正銘柄のエンジンオイルの使用をおすすめします。
- 0W-30は表中の使用銘柄の中では、最も省燃費性に優れたオイルです。
- エンジンオイルの量を点検する場合は、エンジンオイルレベルゲージの表裏の面でエンジンオイルレベルが低い側を確認するようにしてください。
-
DPFに集めたすすを燃焼・除去するとき、エンジンオイルに燃料が混ざり、エンジンオイル量が増えることがありますが異常ではありません。ただし、エンジンオイルレベルゲージのオイル交換指示マークに達した場合は、オイルを交換してください。
- 悪路や山道、登降坂路の走行、短距離走行の繰り返しなど厳しい条件(シビアコンディション)での走行は通常走行と比べてエンジンオイルの劣化が早くなります。このような使われ方をしたときは通常より早めに交換してください。
オイル類の量と種類
| 項目 | 容量 | 使用銘柄 |
|---|---|---|
| オートマチックトランスミッションオイル | 約7.6L | 三菱自動車純正ATF-MA1 |
- オートマチックトランスミッションオイルは、指定の純正ATFを必ずご使用ください。それ以外のオイルを使用すると、トランスミッションが破損するおそれがあります。
| 項目 | 容量 | 使用銘柄 |
|---|---|---|
| リヤディファレンシャルオイル | 約0.4L | 三菱自動車純正 スーパーハイポイドギヤオイルSAE80 (GL-5) |
| トランスファーオイル | 約0.5L | 三菱自動車純正 スーパーハイポイドギヤオイル SAE80 (GL-5) |
| ブレーキ液 | 所要 | 三菱自動車純正 ブレーキフルードスーパー4(DOT4) |
冷却水の量と種類
| 項目 | 容量 | 使用銘柄 |
|---|---|---|
| 冷却水 | 約8.0L* | 三菱自動車純正 スーパーロングライフクーラントプレミアム |
*:コンデンスタンク内約0.56Lを含む
ウォッシャー液の量と種類
| 項目 | 容量 | 使用銘柄 |
|---|---|---|
| ウォッシャー液 | 約3.5L | 三菱自動車純正ウォッシャー液 |
バッテリーの種類
| 型式 |
|---|
| T-110* |
*:お客様のお車には、エンジンの始動回数増加に対応するために、耐久寿命を向上したオートストップ&ゴー[AS&G]車専用のバッテリーが搭載されています。
三菱自動車純正以外のバッテリーを使用すると、バッテリーの早期劣化や、AS&Gが正常に作動しなくなる原因となり、最悪の場合には、エンジンが再始動しなくなるおそれがありますので、お車との適合性を確認済みの、三菱自動車純正品を使用してください。詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。
- バッテリーの+端子と-端子を間違えないように取り付けてください。
- バッテリーを取り付けるときは、+端子から先に接続してください。-端子から先に接続した場合、万一、+端子が他部品に接触すると火花が発生し、バッテリーが爆発するおそれがあります。
整備基準値
| 項目 | サービスデータ | |
|---|---|---|
| ブレーキペダル | 遊び | 3~8mm |
| 踏み込んだときの床板とのすき間(踏力約500N{約50kgf} | 105mm以上 | |
| ベルトのたわみ量 |
1. ウォーターポンププーリー |
|
| ベルト(A) | 22mm 以下 (ベルトの中央部(C)を約100N{約10kgf}の力で押す。) |
|
| ベルト(B) | インジケーター(D)が範囲内にあること | |