スライドドア
- 安全のためスライドドアの操作はお子さまではなく大人が行ってください。
また、車を離れるときは必ずお子さまも一緒に連れて出てください。
車内にキーを残したままにしておくと、お子さまがいたずらをして手、足、首などをはさむおそれがあります。 - スライドドアを開けたり閉めたりするときは、次のことをお守りください。
スライドドアに手、足、首などをはさまれたり、引き込まれたりして重大な傷害を受けるおそれがあります。- 確実に停車している状態で操作してください。
- スライドドア周辺の安全を十分確認してから操作してください。
周りに人がいるときは、動かすことを知らせる「声かけ」をしてください。 - 車外や車内にいる人がスライドドアに寄りかかったり、触れたりしていないことを十分確認してから操作してください。
- ドアガラスを開けた状態でスライドドアを開閉するときは、窓から手、足、顔などを出さないでください。
- 手動操作をするときは、車外または車内のドアハンドルをしっかり持って開閉してください。
ドア本体を持ったり、車体に手を掛けて開閉したりしないでください。 -
スライドドア本体、レール、アーム、ピラー部または配線部に手や足などを掛けないでください。
- スライドドアは全開位置まで開けると固定されます。
開けるときは、必ず全開位置まで開けて確実に固定してください。
固定されていないとスライドドアが急に開閉するおそれがあります。 - 坂道などでスライドドアを開けたままにしないでください。
スライドドアが急に開閉するおそれがあります。
- 走行する前にスライドドアが確実に閉まっていることを確認してください。
半ドアのときは、マルチインフォメーションディスプレイ内のインフォメーション画面に半ドア警告が表示されます。確実に閉まっていないと、走行中にスライドドアが開いて乗員が車外に放り出されるなど思わぬ事故につながるおそれがあります。 - 電動サイドステップ付き車は、助手席側スライドドアを開閉するとサイドステップが自動で展開・格納します。サイドステップに手、足、首などをはさまれないように注意してください。
電動サイドステップ
- スライドドアを閉めるときは、リヤステップ下のレール付近およびストッパー付近に異物がないことを確認してください。
異物が入るとスライドドアが正常に閉まらなくなるおそれがあります。
また、ストッパーが正常に作動せず、フューエルリッドとスライドドアが干渉するおそれがあります。
フューエルリッド(燃料補給口) -
乗り降りするときは、配線部を踏みつけないように注意してください。踏みつけたりすると、配線類を傷つけ、作動不良となるおそれがあります。
スライドドアの施錠・解錠
車外から施錠・解錠するときは
集中ドアロックまたはキーレスオペレーションシステムの操作で、スライドドアの施錠・解錠をすることができます。
詳しくは次の項をお読みください。
集中ドアロック
キーレスオペレーションシステム
集中ドアロックまたはキーレスオペレーションシステムを使わずに施錠するときは
- 車内のロックノブを車両前方に動かし、
- スライドドアを閉じます。

車内から施錠・解錠するときは

スライドドアの操作
- 電動スライドドアは走行中に自動で開閉できないようになっていますが、乗員の安全のため全閉位置まで自動で閉めることは可能です。走行中の電動スライドドア操作は大変危険ですので、電動スライドドアが確実に閉まっていることを確認してから、車両を発進させてください。
- 自動開閉中に電動スライドドアに触ったり、近づいたりしないでください。また、カバン、服などの巻き込みにも注意してください。電動スライドドアに手、足、首などをはさみ重大な傷害を受けるおそれがあります。
電動スライドドアは次の条件がそろったときに自動で開閉することができます。
なお、作動条件を満たさない場合は警報ブザーが4回鳴り、自動操作できないことを知らせます。
開けるとき
- POWER DOORスイッチがONのとき
- 次のいずれかの状態のとき
- セレクターレバーが
に入っている - 電動パーキングブレーキをかけている
- 車が止まっていてブレーキペダルを踏んでいる
- セレクターレバーが
- 電動スライドドアが全閉のとき
- 電動スライドドアのロックノブが解錠状態のとき
- チャイルドプルーフ(スライドドア安全施錠装置)のレバーが解錠状態のとき
- フュ-エルリッド(燃料補給口)が閉じているとき(助手席側電動スライドドア)
フューエルリッド(燃料補給口)
- チャイルドプルーフのレバーが施錠状態のときは、車内のドアハンドルを使って自動で開けることはできません。
チャイルドプルーフ(スライドドア安全施錠装置)
閉めるとき
- POWER DOORスイッチがONのとき
- 次のいずれかの状態のとき
- セレクターレバーが
に入っている - 電動パーキングブレーキをかけている
- 車が止まっていてブレーキペダルを踏んでいる
- セレクターレバーが
- 電動スライドドアが全開のとき
- 人や荷物などがセンサーに触れていないとき
- フュ-エルリッド(燃料補給口)が閉じているとき(助手席側電動スライドドア)
フューエルリッド(燃料補給口)
- 自動開閉中に作動条件を満たさなくなったときも、警報ブザーが4回鳴り電動スライドドアがその場で停止して手動操作に切り換わることがあります。
このとき、車両の傾きによっては電動スライドドアが急に開閉するおそれがあります。
自動操作
キーレスオペレーションキーを使って開閉するときは
電動スライドドアスイッチを使って開閉するときは
スライドドアハンドルを使って開閉するときは
ワンタッチスイッチを使って開閉するときは

- 後輪タイヤの交換など電動スライドドアの周りで作業をするときは、POWER DOORスイッチをOFFにしてください。POWER DOORスイッチをONのままにしておくと、誤ってドアハンドルなどに触れたとき電動スライドドアが動き、ドアにはさまれて重大な傷害を受けるおそれがあります。
- 開閉作動中にPOWER DOORスイッチをOFFにしたときは、作動が停止して手動操作に切り換わります。
このとき、車両の傾きによっては電動スライドドアが急に開閉するおそれがあります。
- 開閉作動中に電動スライドドアに無理な力をかけないでください。故障の原因となります。
- 開閉作動中にエンジンを始動しないでください。急開閉防止機構が働き、電動スライドドアが正常に作動しないことがあります。
- 次のようなときは、電動スライドドアが正常に作動しないことがあります。
- 車が大きく傾いた状態で駐車しているとき
- バッテリー電圧が低いとき
- 開閉作動を交互に連続操作すると、保護回路が働いて手動操作に切り換わることがあります。
- 開閉作動中に電動スライドドアのハンドルを操作すると、電動スライドドアが反転作動します。
- 電動スライドドアを開けている途中で車両が動き始めると、警報ブザーが鳴り続け、電動スライドドアは停止します。
このような場合は、停車して電動スライドドアを一旦全開状態にしてから閉めてください。 - 電動スライドドアを開けたままバッテリーやヒューズを交換した後は、自動操作で電動スライドドアを閉めることができなくなります。このような場合は、手動操作で電動スライドドアを閉めてください。
これにより、元通りに自動操作ができるようになります。
キーレスオペレーションキーを使って開閉するときは

- 電動スライドドアは両側同時に開閉させることができません。どちらか片側ずつ開閉させてください。
また、キーレスオペレーションキーの運転席側、助手席側の電動スライドドアスイッチを同時に押しても、電動スライドドアは作動しません。
電動スライドドアが全閉位置のとき、電動スライドドアスイッチを続けて2回押すと警報ブザーが1回鳴り、全開位置まで電動スライドドアが開きます。
電動スライドドアが全開位置のとき、電動スライドドアスイッチを続けて2回押すと警報ブザーが断続的に鳴り続け、全閉位置まで電動スライドドアが閉じます。
開閉作動中、電動スライドドアスイッチを1回押すと警報ブザーが1回鳴り、電動スライドドアが反転作動します。
- エンジンスイッチの電源モードがOFF以外のときは、キーレスオペレーションキーを使って電動スライドドアを開閉することはできません。
- 3回以上続けて電動スライドドアスイッチを押すと、正常に開閉作動しないことがあります。
このようなときは、しばらくしてから再度電動スライドドアスイッチを続けて2回押してください。
電動スライドドアスイッチを使って開閉するときは

電動スライドドアが全閉位置のときに、電動スライドドアスイッチを約1秒以上押すと警報ブザーが1回鳴り、全開位置まで電動スライドドアが開きます。
電動スライドドアが全開位置のときに、電動スライドドアスイッチを約1秒以上押すと警報ブザーが断続的に鳴り続け、全閉位置まで電動スライドドアが閉まります。
開閉作動中、作動している側の電動スライドドアスイッチを押すと警報ブザーが1回鳴り、電動スライドドアが反転作動します。
スライドドアハンドルを使って開閉するときは
車外または車内のドアハンドルの操作で電動スライドドアを開閉することができます。
電動スライドドアが全開位置のときに、警報ブザーが鳴る位置までドアハンドルを手前に引くと、電動スライドドアが全閉位置まで閉まります。

電動スライドドアが全開位置のときに、警報ブザーが鳴る位置までドアハンドルを車両前方に押すと、電動スライドドアが全閉位置まで閉まります。

開閉作動中、車外または車内のドアハンドルを操作すると警報ブザーが1回鳴り、電動スライドドアが反転作動します。
- 電動スライドドアが開閉作動しているときは、車内のドアハンドルを車両前方または後方のどちらに動かしても、電動スライドドアが反転作動します。
手、足、首または物などをはさまないように注意してください。
- 電動スライドドアが全開位置のときは、車内のドアハンドルを開ける方向に操作しても、電動スライドドアが全閉位置まで閉まります。
ワンタッチスイッチを使って開閉するときは
電動スライドドアを解錠してから操作します。
電動スライドドアが全開状態のときに、ワンタッチスイッチを長押しすると、警報ブザーが断続的に鳴り続け全閉位置まで動きます。

- 電動スライドドアを開けるときは、警報ブザーが鳴ったらワンタッチスイッチから指を離してください。
ドアが動き出すときに指を押され、けがをするおそれがあります。
自動開閉中、ワンタッチスイッチを押すと警報ブザーが1回鳴り、電動スライドドアが反転作動します。
ワンタッチアンロック機能
すべてのドアが施錠されていても、キーレスオペレーションキーを携帯し、ワンタッチスイッチを長押しすると電動スライドドアが開きます。
電動スライドドアが全閉のときに、キーレスオペレーションキーを携帯し、運転席ドアまたは助手席ドアの解錠範囲内でワンタッチスイッチを押すと、警報ブザーが1回鳴り電動スライドドアが全開位置まで動きます。このとき、すべてのドアおよびテールゲートが解錠されます。
- ワンタッチスイッチで解錠したときは、すべてのドアおよびテールゲートが同時に解錠されるので、車から離れるときは、ドアを施錠してください。
- ワンタッチスイッチを使っての施錠または解錠のみの操作はできません。
電動スライドドアの施錠または解錠のみを行う場合は、キーレスオペレーション機能またはキーを使って施錠・解錠してください。
クローズ&ロック機構
電動スライドドアの自動閉作動前にあらかじめすべてのドアおよびテールゲートの施錠を予約する機能です。
作動条件
クローズ&ロック機構は、次の条件がそろったときに作動します。
- 右左いずれかの電動スライドドアを除く、ドアおよびテールゲートが全閉されている
- キーレスオペレーションシステムの作動範囲内でキーレスオペレーションキーを携帯している
クローズ&ロック機構の操作
-
開いている電動スライドドアのワンタッチスイッチを2回押します。
警報ブザーが断続的に鳴り、すべてのドアおよびテールゲートが施錠され、電動スライドドアが全閉位置まで閉まります。
- 作動が正常に完了すると、車外ブザーが鳴るとともに非常点滅灯が点滅し、ドアミラーが格納されます。
- 車から離れるときは、すべてのドアおよびテールゲートが施錠されていることを確認してください。
- クローズ&ロック機構が作動中に次の操作をすると、電動スライドドアが反対方向に作動し、すべてのドアおよびテールゲートが解錠されます。
- セーフティ機構が作動したとき
- クローズ&ロック機構が作動中にキーレスオペレーションキーの電動スライドドアスイッチを1回押したとき
- 電動スライドドアの開閉操作をしたとき
キーレスオペレーションキーを使って開閉するときは
電動スライドドアスイッチを使って開閉するときは
スライドドアハンドルを使って開閉するときは
ワンタッチスイッチを使って開閉するときは
- クローズ&ロック機構が作動中に、解錠操作をすると、すべてのドアおよびテールゲートは解錠され、電動スライドドアは全閉位置まで閉まります。
キーレスオペレーション機能を使って操作するときは
車外から施錠・解錠するときは
エマージェンシーキーを使って施錠・解錠するときは(運転席ドア)
テールゲートの施錠・解錠 -
必ず、キーレスオペレーションキーを携帯していることを確認してから施錠するようにしてください。車内にキーレスオペレーションキーを置いたまま、クローズ&ロック機構を作動させると、警告ブザーが鳴り警告が表示されます。この場合、すべてのドアおよびテールゲートの施錠ができません。

- セキュリティアラームを「作動する」に設定しているときは、クローズ&ロック機構の作動が完了すると、セキュリティアラームが設定されます。
詳しくは「セキュリティアラーム」をお読みください。
セキュリティアラーム
セーフティ機構

- はさまれた物の形状や、はさまれ方によってはセーフティ機構が働かないことがあります。手、足、首または物などをはさまないように注意してください。
- 電動スライドドアを確実に閉めるため、閉め切り直前ではセーフティ機構が働かないようになっています。手、足、首または物などをはさまないように注意してください。
- 連続してセーフティ機構が働いた場合は、電動スライドドアがその場で停止して手動操作に切り換わることがあります。このとき、電動スライドドアの位置によっては急に開閉することがありますので注意してください。
手動操作に切り換わった場合は、電動スライドドアを一度全開または全閉にすると元通りに自動操作ができるようになります。
- 環境や使用条件により、人や物などをはさんだときと同じ衝撃が加わると、セーフティ機構が働くことがあります。
- 人が乗り降りするときや荷物を出し入れするときなどは、センサーを傷つけないように注意してください。センサーが切断されると自動で開閉することができなくなります。
また、自動で電動スライドドアが開閉しているときにセンサーが切断されると、電動スライドドアはその場で停止します。
急開閉防止機構
坂道などで自動操作をするとき、車両の傾きによっては電動スライドドアが小刻みに止まりながら動いて急な開閉を防止します。
- POWER DOORスイッチをOFFにしたときは、急開閉防止機構が働かなくなります。
このとき車両の傾きによっては電動スライドドアが急に開閉することがあります。手、足、首などをはさまないように注意してください。
手動操作

- POWER DOORスイッチをOFFにしたときは、急開閉防止機構が働かなくなります。
このとき車両の傾きによっては電動スライドドアが急に開閉することがあります。手、足、首などをはさまないように注意してください。
- POWER DOORスイッチがOFFでも、電動スライドドアを半ドアの位置まで閉めるとスライドドアイージークローザーが作動します。手や指などをはさまないように注意してください。
スライドドアイージークローザー
- フューエルリッド(燃料補給口)が開いているときに助手席側の電動スライドドアを手動で開くときは、フューエルリッドとの干渉防止のため電動スライドドアは途中で停止し、全開しません。
開閉するときは
車外から開けるときは
その後、スライドドアを車両後方に動かして全開位置まで開きます。
全開にするとスライドドアが固定されます。

車内から開けるときは
全開にするとスライドドアが固定されます。

車外から閉めるときは
その後、スライドドアを車両前方に動かして全閉位置まで閉じます。

車内から閉めるときは

スライドドアイージークローザー
スライドドアイージークローザーは、電動スライドドアを閉めるのを補助する装置です。電動スライドドアを半ドアの位置まで閉めると、自動的に電動スライドドアが全閉します。
- 半ドアの位置から自動的に電動スライドドアが閉まるため、手や指などをはさまないように十分注意してください。スライドドアイージークローザー作動中に手や指などをはさみそうになったときは、電動スライドドアのドアハンドルを引いてください。スライドドアイージークローザーが作動を中止します。
ただし、電動スライドドアのロックノブが施錠状態のとき、またはチャイルドプルーフのレバーが施錠状態のときは、ドアハンドルを使ってスライドドアイージークローザーの作動を中止することはできません。
スライドドアの施錠・解錠
チャイルドプルーフ(スライドドア安全施錠装置)
-
電動スライドドア内側のラッチに触れないでください。スライドドアイージークローザーが作動して指などをはさむおそれがあります。
- POWER DOORスイッチがOFFのときでもスライドドアイージークローザーは作動します。
- 車内のドアハンドルを車両後方に引いたままドアを閉めると、スライドドアイージークローザーが作動しないことがあります。
- スライドドアイージークローザーを連続で作動させると、保護回路が働いてスライドドアイージークローザーが一時的に作動しなくなることがあります。
このようなときはしばらくしてから(約1分後)操作してください。