オートマチックトランスミッション
スポーツモード8A/T
スポーツモード8A/Tは、路面や走行状況に応じて、適切にシフトチェンジを行い、低燃費でスムーズな走行を実現します。
上り坂では
アクセルペダルを戻しても不必要なシフトアップを防止し、スムーズな走りを実現します。
下り坂では
状況に応じてシフトチェンジのタイミングを変更して、運転者がブレーキペダルを踏む回数を低減します。
- エンジンブレーキの効きが弱いと感じたときは、必要に応じてブレーキペダルを踏んだり、スポーツモードを使ってシフトダウンしてください。
なお、滑りやすい路面ではシフトダウンするとタイヤがスリップするおそれがありますので、常に道路状況に合った安全な運転を心がけてください。
スポーティ走行では
急加速、急減速を繰り返すスポーティな走行を行うと、通常走行に比べてシフトアップしにくくなります。これにより大きな駆動力で走行することができます。
スポーツモード
「スポーツモード」では、マニュアルトランスミッション感覚でスポーティな運転を楽しむことができます。
スポーツモード
セレクターレバーの位置・働き
(パーキング)駐車およびエンジンをかけるとき

にしてください。(リバース)後退させるとき

にするとブザーが鳴り、
にあることを運転者に知らせます。- ブザーは車外の人には聞こえません。
(ニュートラル)動力が伝達されません

で行ってください。(ドライブ)通常走行

(マニュアル)スポーツ走行

セレクターレバーの動かし方


ブレーキペダルを踏んだまま、ボタンを押して操作します。
ボタンを押さずに操作します。
ボタンを押したまま操作します。
の操作は必ずボタンを押さずに行ってください。いつもボタンを押したまま操作すると、誤って
や
に入れてしまい、思わぬ事故の原因となり重大な傷害を受けるおそれがあります。- セレクターレバーを
→
または
→
に操作するときは、安全のため必ずブレーキペダルを右足で踏んだまま行ってください。絶対にアクセルペダルを踏み込んだまま行わないでください。車が急発進し、重大な事故につながるおそれがあります。
- レバーの操作は誤操作防止のため、各位置ごとに一旦止めて確実に行ってください。操作後は必ずメーター内の表示でポジションを確認してください。
- ブレーキペダルを踏んでいないと、シフトロック装置が働いて
から他の位置に操作できません。また、エンジンスイッチの電源モードがOFFまたはACCのときはブレーキペダルを踏んでも
から他の位置に操作できません。
の操作はブレーキペダルを先に踏んでから行ってください。ブレーキペダルを踏む前に操作すると、セレクターレバーが動かなくなることがあります。
から
、
から
および
に入れるときはブレーキペダルをしっかりと踏み、完全に停車してから入れてください。車が動いているうちに
や
に入れるとトランスミッションの故障の原因になります。
スポーツモード

マニュアルトランスミッションと違って、アクセルペダルを踏み込んだままシフトチェンジをすることができます。
カーブの手前の軽快なシフトダウンによる減速と素早いコーナーの立ち上がりなど、スポーティなドライブを楽しむことができます。
スポーツモードを選択するときは
セレクターレバーを
に入れて、パドルシフトを手前に引く、またはセレクターレバーを
に入れることでスポーツモードが選択されます。
- 停車中に選択できる変速段は1速または2速です。
- 走行中、停車中ともに操作ができます。
シフトアップするときは
(UP)側を引くごとに1段ずつシフトアップします。
シフトダウンするときは
(DOWN)側を引くごとに1段ずつシフトダウンします。
走行に戻すときは
の位置でスポーツモードを選択しているときは、パドルシフトの
(UP)側を約2秒以上手前に引くと、セレクターレバー位置表示灯が
に切り換わり、
走行に戻ります。
セレクターレバーが
の位置のときは、セレクターレバーを
に入れると、セレクターレバー位置表示灯が
に切り換わり、
走行に戻ります。
- スポーツモードで走行中は、道路状況に合わせて、エンジン回転がレッドゾーンに入らないよう適切にシフトチェンジしてください。
- 滑りやすい路面ではシフトダウンするとタイヤがスリップするおそれがありますので、常に道路状況に合った安全な運転を心がけてください。
- 左右のパドルシフトを同時に操作すると、シフトチェンジしないことがあります。
- 1速から8速の前進しか選択できません。後退、駐車するときはセレクターレバーを、
、
に入れてください。 - セレクターレバーが
の位置でスポーツモードで走行しているときは、車速が下がると自動的にシフトダウンし、停車前に1速に入ります。停車すると自動的に
走行へ戻ります。 - セレクターレバーが
の位置のときは、停車しても
走行へは戻りません。 - パドルシフトを連続して操作すると変速段が連続して切り換わります。
- 滑りやすい路面での発進性を良くするため、停止中に
(UP)側へ1回操作すると2速で発進できます。
(DOWN)側へ操作すると1速に戻ります。 - 走行性能を確保するため、車速によってはパドルシフトを操作してもシフトアップしない場合があります。また、エンジンの過回転を防止するため、車速によってはパドルシフトを操作してもブザーが鳴ってシフトダウンしない場合があります。
- エンジン回転数がレッドゾーン付近まで上昇すると、自動的にシフトアップすることがあります。
セレクターレバー位置表示灯
スポーツモードで走行中は変速段を表示します。


警告表示

オートマチックトランスミッションオイルの温度が高くなっています。
高くなったオートマチックトランスミッションオイルの温度を下げるためにエンジン制御が働き、エンジン回転数と車速が下がることがあります。
このようなときは、次のいずれかの方法で処置してください。
- 車速を下げて走行します。
- 車を安全な場所に止めてセレクターレバーを
に入れ、エンジンをかけたままエンジンフード(ボンネット)を開けて冷やします。
しばらくしたらセレクターレバーを
以外に入れて警告表示が消えていることを確認します。
表示が消えれば元のように走行できます。

トランスミッションに何らかの異常が発生し、安全装置が働いていると考えられます。ただちに三菱自動車販売会社で点検を受けてください。
- インフォメーション画面に
または
の警告が表示されたときは、セレクターレバー位置表示灯が点滅します。 -
“A”が点滅するときは、A/Tポジションスイッチが故障しています。(通常は表示されません)
セレクターレバーを
から操作できないときは
万一、エンジンスイッチの電源モードがONでブレーキペダルを踏んだ状態でも、
から他の位置に操作できないときは、バッテリー上がりやシフトロック装置の故障が考えられます。ただちに三菱自動車販売会社で点検を受けてください。
また、お車を移動させる必要がある場合は、次の手順でセレクターレバーを操作してください。
- 電動パーキングブレーキがかかっていることを確認します。
- エンジンをかけている場合は、エンジンを切ります。
-
シフトロック解除カバーの切欠きに布をかぶせたマイナスドライバーなどを差し込み、矢印の方向へこじてシフトロック解除カバーを外します。
- ブレーキペダルを右足で踏みます。
-
シフトロック解除穴にエマージェンシーキーまたはお手持ちの先の細い工具などを差し込み、押し込みながらセレクターレバーを
に入れます。
- バッテリー上がりのときは電動パーキングブレーキは作動しません。