電気自動車(EV)ってどんな車?
駆動用バッテリーに蓄えられた電力を使用して、走行用モーターにより走行する自動車です。エンジン音の代わりにREADY(走行可能)表示灯[]の点灯・消灯で、パワーユニットの始動・停止を確認します。
駆動用バッテリー
電気自動車(EV)はガソリンを使用せず、駆動用バッテリーに蓄えられた電力で走行します。
そのため、給油する代わりに駆動用バッテリーを充電する必要があります。
- 駆動用バッテリーは、使用を繰り返すと徐々に容量(蓄電能力)が低下します。これはバッテリー本来の特性であり、家電製品と同様に異常ではありません。
- 気圧の急激な変化により、駆動用バッテリーから音がする場合がありますが、異常ではありません。
- 急加速などで早く電力を消費すると、駆動用バッテリーに負担がかかるため、緩やかに加速し、航続距離を延ばすような運転を心がけてください。
航続距離を延ばすためのポイント
走行用モーター
駆動用バッテリーに蓄えられた電力を使用して、エンジンの代わりにタイヤへ動力を伝えます。
回生ブレーキ
ガソリン車のエンジンブレーキの代わりにモーターを使って減速することを回生ブレーキと呼びます。減速するときに発電するため、発電した電力で駆動用バッテリーを充電することができ、航続距離を延ばすことができます。
- 次の場合は回生ブレーキが作動せず、通常のブレーキのみで制動力を発生させます。
- パワーユニットまたはブレーキシステムに異常があるとき
- ABSまたはアクティブスタビリティコントロール[ASC]が作動しているとき
- 駆動用バッテリーが満充電のとき
- 回生ブレーキが作動しているときは、ブレーキペダルの踏みごたえが変化したり、音や振動が発生したりすることがありますが、異常ではありません。
車両接近通報装置[AVAS]
走行時の音がとても静かで通行人が車両の接近に気づきにくいため、警報装置が付いています。交差点などの徐行中に警報音が鳴り、通行人に車両の接近を知らせます。
車両接近通報装置[AVAS]