SRSエアバッグ

SRSエアバッグは乗員に重大な危害がおよぶような強い衝撃を受けたときにふくらみ、乗員への衝撃を緩和します。シートベルトと併用することで安全性を高めるため、シートベルトは必ず着用してください。

SRSエアバッグの種類

  • 廃車にするときやSRSエアバッグを廃棄するときは必ず三菱自動車販売会社にご相談ください。
  • SRSエアバッグは、一度ふくらむと再使用できません。三菱自動車販売会社で交換してください。
  • SRSエアバッグは高温のガスにより高速でふくらむため、事故の状態によっては、擦過傷、打撲、やけどなどを負うことがあります。
  • SRSエアバッグがふくらむとき、作動音や白煙が出ますが火災ではありません。また、発生するガスによりむせることがありますが毒性はありません。
  • SRSとは、「Supplemental Restraint System」の略でシートベルトの補助拘束装置の意味です。

SRSエアバッグの作動

SRSエアバッグは、<パワースイッチ>がONのときに作動可能です。
<パワースイッチ>をONにしたあと、約7秒間はメーター内のSRSエアバッグ警告灯[]が点灯し、システムチェックを行うため、SRSエアバッグは作動しません。警告灯が消灯してから走行してください。
SRSエアバッグは、正面衝突や側面衝突で衝撃を受けたときに作動します。ただし、衝撃が車体で吸収または分散され、車両の損傷は大きくても乗員への衝撃が強くならないときは、作動しないことがあります。
SRSエアバッグが作動するような衝撃を感知すると、非常点滅表示灯が自動的に点滅します。<非常点滅表示灯スイッチ>を押すと消灯しますが、二次災害を防ぐため、安全が確保できるまでは消灯しないことをおすすめします。また、衝撃の大きさによっては、点滅しないことがあります。

  • 助手席SRSエアバッグ、助手席側のSRSサイドエアバッグおよびSRSカーテンエアバッグは、乗員がいなくても作動します。

SRSエアバッグの注意事項

  • SRSエアバッグ警告灯[]が次の状態のときは走行しない。

    • <パワースイッチ>をONにした直後、SRSエアバッグ警告灯が約7秒間点灯しないとき(消灯したままのとき)
    • SRSエアバッグ警告灯が点灯し続けるとき

    SRSエアバッグが正常に作動せず、重大な傷害につながるおそれがあります。三菱自動車販売会社にご相談ください。

  • 正しい姿勢でシートベルトを正しく着用する。
    SRSエアバッグはシートベルトを補助する装置です。SRSエアバッグだけでは、身体の飛び出しなどを防止することはできません。また、SRSエアバッグの効果が発揮されないおそれがあります。
  • 助手席には、チャイルドシートを後ろ向きに取り付けない。
    SRSエアバッグが作動したときに強い衝撃を受け、死亡または重大な傷害につながるおそれがあります。やむをえず助手席に取り付けるときは、シートをできるだけ後ろに下げ、必ず前向きに取り付けてください。
    チャイルドシート

  • 必ず次のことを守る。
    SRSエアバッグが誤って作動したり正常に作動しなくなったりし、重大な傷害につながるおそれがあります。
    • SRSエアバッグ格納部を修理するときは、三菱自動車販売会社にご相談ください。また、SRSエアバッグ格納部に傷がついているとき、およびひび割れがあるときは、そのまま使用せず三菱自動車販売会社で交換してください。
      運転席&助手席SRSエアバッグの格納場所は(格納場所)をお読みください。
      SRSサイドエアバッグの格納場所は(格納場所)をお読みください。
      SRSカーテンエアバッグの格納場所は(格納場所)をお読みください。
      運転席SRSニーエアバッグの格納場所は(格納場所)をお読みください。
    • SRSエアバッグ格納部に過度の衝撃を与えないでください。
    • 電気テスターを使用したSRSエアバッグの回路診断、または回路を変更しないでください。
    • エアロパーツなどを取り付けたり、サスペンションを改造するときは、三菱自動車販売会社にご相談ください。不適正な改造をすると衝撃を正しく検知できません。
  • SRSエアバッグが作動したときは、30分経過するまでエアバッグに触らない。
    高温になるため、やけどをするおそれがあります。
  • SRSエアバッグ作動時の残留物(カス)などが目や皮膚に付着したときは、できるだけ早く水で洗い流す。
    皮膚の弱い方などは、まれに皮膚に刺激を感じることがあります。