ブレーキオートホールド
ブレーキオートホールド機能は、信号待ちなどの停車中にブレーキ力を保持する機能です。
ブレーキオートホールド機能について
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ブレーキオートホールド機能は、運転者のブレーキ操作によって停車した際に、ブレーキ力を保持する機能です。
ブレーキ力が保持されているときにアクセルペダルを踏むと、ブレーキが解除され、発進することができます。
ブレーキオートホールド機能の作動について
- ブレーキオートホールド機能のON・OFF設定は、再度設定を変更するまで、＜パワースイッチ＞をOFFにしても、その設定が維持されます。
ブレーキオートホールド機能をONにする
- ＜パワースイッチ＞をONにし、＜ブレーキオートホールドスイッチ＞を押すと、＜ブレーキオートホールドスイッチ＞の表示灯が点灯します。
- ブレーキオートホールド機能は、次の条件が満たされたときのみ、ブレーキオートホールド表示灯［
］（白色）が点灯し、待機状態になります。（ブレーキオートホールド表示灯（白色））
- 運転席シートベルトを着用している
- 電動パーキングブレーキが解除されている
- シフトポジションが
位置以外にある - 急な坂道の途中に停車していない
ブレーキオートホールド機能をOFFにする
ブレーキオートホールド機能がONのとき、＜ブレーキオートホールドスイッチ＞を押すと、＜ブレーキオートホールドスイッチ＞の表示灯が消灯しブレーキオートホールド機能がOFFになります。
ブレーキ力が保持されている状態で、ブレーキオートホールド機能をOFFにするときは、ブレーキペダルを踏みながら＜ブレーキオートホールドスイッチ＞を押します。
ブレーキオートホールド機能の使いかた
ブレーキ力を保持させる
ブレーキオートホールド機能が待機状態（ブレーキオートホールド表示灯［］が白色に点灯）のとき、ブレーキペダルを踏んで車両を停止させると、ブレーキオートホールド機能によってブレーキ力が保持されます。
ブレーキ力が保持されているときは、ブレーキオートホールド表示灯［］が緑色に点灯します。（ブレーキオートホールド表示灯（白色））
発進する
シフトポジションがまたは
位置以外にあり、ブレーキ力が保持されている状態でアクセルペダルを踏むと、保持されているブレーキ力が解除されて発進します。
ブレーキ力の保持が解除されると、ブレーキオートホールド表示灯［］が白色に点灯し、待機状態に戻ります。
- 坂道では、ブレーキオートホールド機能が作動開始するまでブレーキペダルを強く踏み込む必要があります。
ブレーキオートホールド機能使用時の注意事項
- 急な坂道や滑りやすい路面で使用しない。
ブレーキオートホールド機能が作動していても、車両が動き出すおそれがあります。
急な坂道などでブレーキオートホールド機能を作動させたとき、運転者にブレーキペダルを踏むよう促す警告メッセージが表示されることがあります。 - ブレーキオートホールド機能が作動していても停止状態を維持できないときは、ブレーキを使用して車両を停車させる。
ブレーキ力保持状態のときに外的要因で車両が動くと、警告音が鳴り、警告メッセージが表示されることがあります。
警告メッセージ（ブレーキオートホールド警告） - 次の場合はブレーキオートホールド機能をOFFにする。
- 洗車機を使用するとき
- 車両にけん引されるとき
- 車両をけん引するとき
- 過積載の時
- 次の場合はシフトポジションを位置にしてパーキングブレーキが確実にかかっているか確認する。
車両が不意に動き出し重大な傷害や事故を起こすおそれがあります。- 駐車するとき
- 人が乗降するとき
- 荷物の積み下ろしをするとき
- アクティブスタビリティコントロール［ASC］警告灯［
］（アクティブスタビリティコントロール［ASC］警告灯）、ブレーキシステム警告灯［
］（ブレーキシステム警告灯（黄色））、電動パーキングブレーキ警告灯［
］（電動パーキングブレーキ警告灯）、またはマスターウォーニング［
］（マスターウォーニング（黄色））が点灯し、「シャシー制御表示」の警告メッセージ（シャシー制御表示）が表示されたときは、ブレーキオートホールド機能は作動しません。 - ブレーキオートホールド機能をOFFにする際は、ブレーキペダルを踏みながら＜ブレーキオートホールドスイッチ＞を押す。
急な坂道では、ブレーキオートホールド機能での停止状態からアクセルを踏んでもブレーキオートホールド機能が解除できない場合があります。 - ブレーキペダルから足を離す前に、ブレーキオートホールド表示灯［］（緑色）が点灯していることを確認する。
- ブレーキオートホールド機能によってブレーキ力が保持されているときに、ブレーキオートホールド機能をOFFにするときは、ブレーキペダルをしっかりと踏む。
ブレーキが解除され車両が動き出し、思わぬ事故につながるおそれがあります。 - 車両が停止してもブレーキ保持が開始されないときは、ブレーキオートホールド表示灯［］（緑色）が点灯するまでブレーキペダルを踏み込む。
ブレーキペダルが十分な力で踏まれていない、もしくは車両停止後にブレーキペダルを離すのが早すぎると、ブレーキオートホールド表示灯［］（緑色）は点灯しません。
- 次の場合は、システムに異常が発生しているおそれがあります。ただちに三菱自動車販売会社で点検を受けてください。
- 警告メッセージが表示されたとき
- ＜ブレーキオートホールドスイッチ＞を押してもスイッチの表示灯が点灯しないとき
- ブレーキオートホールド機能がONでブレーキ力が保持されているときに、次の状態になるとパーキングブレーキがかかり、ブレーキ力が解除されます。（ブレーキオートホールド表示灯はOFFになります。）
- ブレーキオートホールド機能によるブレーキ力の保持が3分以上継続されたとき
- シフトポジションを位置にしたとき
- ＜電動パーキングブレーキスイッチ＞を引き上げたとき
- 運転席シートベルトを外したとき
- ＜パワースイッチ＞をOFFにしたとき
- ブレーキオートホールド機能に不具合が生じたとき
- ブレーキ力を保持しているときは、車両の停止状態を維持するため、作動音が発生する場合がありますが、異常ではありません。