オートストップ&ゴー[AS&G]
オートストップ&ゴー[AS&G]は、信号待ちや渋滞などで停車する際に、エンジンスイッチを使用することなく自動的にエンジンを停止および再始動して、排気ガスの排出を削減するとともに燃費効率を向上させます。(アイドリングストップ機能)
- 自車を長時間停車させたり、自車から離れるときは、エンジンスイッチの電源モードをOFFにしてエンジンを停止させてください。
- AS&Gでエンジンを止めた累積時間をインフォメーション画面に表示します。
オートストップ&ゴー[AS&G]モニター
AS&Gを起動するには
AS&Gは、エンジンスイッチの電源モードをONにすると自動的に起動します。AS&Gを非作動にするにはAS&G OFFスイッチを押します。
詳しくは「AS&Gを非作動にするには」をお読みください。
エンジンを自動で停止させるには
-
AS&G表示が点灯しているときにブレーキペダルを踏み込んで、停車させます。
AS&G表示
-
完全に停車し、ブレーキペダルがしっかり踏み込まれていると、エンジンが自動的に停止します。
- エンジンが自動的に停止しているときは、車外に出ようとしないでください。運転者がシートベルトを外したり、運転席ドアを開けたりすると、エンジンが自動的に再始動するため、車両が動き出して思わぬ事故につながるおそれがあります。
- エンジンが自動的に停止しているときは、アクセルペダルを踏み込まないでください。エンジンが自動的に再始動したときに、車両が急発進して思わぬ事故につながるおそれがあります。
- エンジンが自動的に停止した場合、車両停止後は電動パワーステアリング[EPS]が作動しなくなり、ハンドル操作が重くなりますので十分注意してください。
- エンジンが自動的に停止した場合、ブレーキの負圧が低くなりブレーキの効きが悪くなります。通常より強めにブレーキペダルを踏み込んでください。
- 次のようなときは、AS&G表示は点灯せず、エンジンは自動的に停止しません。
- 運転者がシートベルトを着用していないとき
- 運転席のドアが開いているとき
- エンジンフード(ボンネット)が開いているとき
- エンジンを始動してから、一度も速度が5km/h以上になっていないとき
- エンジンスイッチでエンジンをかけてから、30秒未満のとき
- エンジンが自動的に再始動してから10秒以内に再停車したとき
- セレクターレバーが
以外のとき
- エンジン冷却水の温度が低いとき
- 車外の気温が低いとき
- バッテリー性能が劣化などの理由により低下しているときや、バッテリー上がりなどにより充電した直後に走行したとき
- エンジン警告灯が点灯しているとき
- AS&G OFF表示が点滅しているとき
- メーター内のセレクターレバー位置表示灯が点滅しているとき
- ASTC作動表示灯とASTCOFF表示灯が点灯しているとき
- ABS警告灯が点灯しているとき
- 車内の温度が高いときに、エアコンを使用しているとき
- デフロスタースイッチが押されているとき
- 設定温度を最高または最低にして、エアコンをAUTO作動させているとき
- リヤデフォッガー(曇り取り)や電装品が作動している場合や、エアコンの風量が強に設定されている場合など、消費電力が大きいとき
- オートマチックトランスミッションオイルの温度が高くなり、インフォメーション画面に警告が表示されているとき
- 4WDセレクターで「4HLc」または「4LLc」を選択しているとき
- ヒルディセントコントロール[HDC]を使用しているとき
- リヤデフロックを使用しているとき
- 次のようなときは、AS&G表示が点灯していても、エンジンが自動的に停止しない場合があります。
- アクセルペダルを踏んでいるとき
- ブレーキペダルを踏む力が弱いとき
- ブレーキの負圧が低いとき
- 勾配が急な場所で停車したとき
- パーキングブレーキをかけているとき
- ハンドル操作をしているとき
- エアコン作動中にAS&Gが作動した場合、エンジンとエアコンコンプレッサーの両方が停止し、送風のみとなるため、ウインドウガラスが曇ることがあります。
ウインドウガラスが曇ったときは、デフロスタースイッチを押してエンジンを再始動させてください。
ウインドウガラスの曇りや霜を取りたいときは - エンジンが停止するたびにウインドウガラスが曇る場合は、AS&G OFFスイッチを押してAS&Gを非作動にすることをおすすめします。
AS&Gを非作動にするには - 車外の温度が高い状態でエアコンが作動している場合、エアコンの設定温度を高めに設定すると、エンジンの自動停止時間が延長されます。
エンジンを自動で再始動させるには
ブレーキペダルから足を離すと、エンジンが自動的に再始動します。

- エンジンを自動で再始動させたときに、ブレーキをかけた状態を一時的に保持して、クリープ現象などによる車両の不意な飛び出しを防ぐ機能が装備されています。セレクターレバーを
にすると、機能は解除されます。
機能作動中に、車体下から作動音がしたり、ブレーキペダルにショックを感じることがありますが、これは機能が正常に作動していることを示すもので、異常ではありません。 - エンジンが自動的に再始動しない場合やエンストした場合、充電警告灯およびエンジン警告灯が点灯します。
また、再始動に失敗した場合、AS&G OFF表示が点灯し、運転者へ知らせます。この状態になると、ブレーキペダルから足を離してもエンジンは自動で再始動しません。
ブレーキペダルを踏み込みながら、セレクターレバーをまたは
に入れ、エンジンスイッチを押してエンジンを手動で始動してください。AS&G OFF表示はエンジンスイッチの電源モードをOFFにするまで点灯します。
詳しくは「エンジンの始動・停止」をお読みください。
- 次のようなときは、ブレーキペダルから足を離さなくてもエンジンが自動的に再始動します。エンジンの再始動時に思わぬ事故につながるおそれがありますので、十分ご注意ください。
- 坂道を惰性で下るなど、車速が3km/h以上になった
- ブレーキペダルを繰り返し踏み込んだり、通常より強めに踏み込んだりして、ブレーキの負圧が低いとき
- エンジン冷却水の温度が低いとき
- セレクターレバーを
に入れたとき
- セレクターレバーを
から
に入れたとき
- エアコンスイッチをONにしたとき
- 温度調整スイッチを使用して、エアコンの設定温度を大きく変更したとき
- デフロスタースイッチをONにしたとき
- エアコンをAUTOで使用しているときに、温度調整スイッチを操作し、最高温度または最低温度に設定したとき
- エアコンを使用しているときに、車内の温度が上昇して、エアコンのコンプレッサーが作動したとき
- リヤデフォッガー(曇り取り)や電装品を作動させた場合や、エアコンの風量を強に設定した場合など、消費電力が大きくなったとき
- バッテリーの充電量が低下したとき
- ハンドル操作をしたとき
- 運転者がシートベルトを外したとき
- 運転席のドアを開けたとき
- HDCスイッチを押したとき
- AS&G OFFスイッチを押したとき
- エンジンが自動停止しているときにブレーキペダルを強く踏み込み、セレクターレバーを素早く
から
へ操作した後ブレーキペダルから足を離すと、エンジン停止状態を保持することができます。
この状態から、エンジンを自動で再始動させるときは、もう一度ブレーキペダルを踏み込みます。
電源モードをOFFにするときは、エンジンスイッチを押します。 - エンジンが自動停止しているときにエンジンフード(ボンネット)を開けると、AS&G OFF表示が点灯してブザーが鳴り、エンジンは自動で再始動しません。再始動する場合は、ブレーキペダルを踏み込みながら、セレクターレバーを
に入れ、エンジンスイッチを押してエンジンを手動で始動してください。
詳しくは「エンジンの始動・停止」をお読みください。 - エンジンが自動的に再始動するとき、一時的にオーディオの音量が下がることがありますが、故障ではありません。
- エンジンが自動で停止している間、一時的にエアコンの風量が変化することがありますが、故障ではありません。
AS&Gを非作動にするには
エンジンスイッチの電源モードをONにすると、AS&Gが自動的に起動します。AS&Gが起動しているときにAS&G OFFスイッチを押すと、インフォメーション画面にAS&G OFF表示が表示され、AS&Gが非作動状態になります。
もう一度AS&G OFFスイッチを押すと、AS&G OFF表示が消え、AS&Gが再度起動します。
もう一度AS&G OFFスイッチを押すと、AS&G OFF表示が消え、AS&Gが再度起動します。

AS&G OFF表示
- この表示は、エンジンスイッチをONにしたときも、数秒間点灯します。
走行中にAS&G OFF表示が点滅したときは
走行中にAS&G OFF表示が点滅したときは、AS&Gが正常に作動しません。
AS&G OFF表示が点滅したまま消えないときは、ただちに三菱自動車販売会社で点検を受けてください。