安全なドライブのために

お車を運転の際に知っておいていただきたいこと、守っていただきたい「警告」「注意」をまとめて記載しています。
重要ですので、しっかりお読みください。

出発前は

燃料の入った容器やスプレー缶類を車の中に持ち込まない

  • 強い直射日光などにより車内が高温になると容器が破裂したり、蒸発ガスに引火し爆発するおそれがあります。

運転席の足元付近を点検

  • 出発前に運転席の足元付近を点検し、空き缶などの動きやすい物を放置しないでください。
    ブレーキペダルやアクセルペダルの下に物がはさまると、ペダル操作ができなくなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
  • フロアマットはペダルに引っかからないよう、車に合った物を正しく敷いてください。フロアマット正しく敷かないと、ペダル操作の妨げになり、重大な事故につながるおそれがありますので、次のことをお守りください。
    • ずれないよう固定クリップなどで確実に固定する。
    • ペダルを覆わない。
    • 重ねて敷かない。
    • アクセルペダルの下に敷かない。

ルーフレールに直接荷物を積まない

  • 荷くずれを起こして思わぬ事故につながるおそれがあります。
    走行安全上、ルーフレールに直接荷物を積んだり、不用意にロープを掛けないでください。
  • ルーフに荷物を積むときは、専用のルーフキャリアを使用してください。
    その際は、重心が片寄らないようにバランスよく積んでください。

フロントガラス前部の雪、落ち葉などは取り除く

  • フロントガラス前部の外気取り入れ口に雪、落ち葉などが付いているときは取り除いてください。
    そのままにしておくと、車内の換気が十分にできずガラスが曇り、視界が悪くなるおそれがあります。

走行するときは

発進するときは

  • 駐車後や信号待ちなどで停車した後は、子どもや障害物など、車の周りの安全を十分確認してから発進してください。
  • 車を後退させるときは目で後方を確認してください。バックミラーでは確認できない死角があります。

雨天時や水たまりを走行するときは

  • 雨天時やぬれた道路ではスピードを控えめにし、ハンドルやブレーキ操作を慎重に行い安全運転に心がけてください。
    特に雨の降り始めは路面が滑りやすいため注意してください。
  • 水たまり走行後や洗車後、ブレーキに水がかかると一時的にブレーキの効きが悪くなることがあります。
    ブレーキの効きが悪いときは、前後の車や道路状況に十分注意して低速で走行しながらブレーキの効きが回復するまで数回ブレーキペダルを軽く踏み、ブレーキを乾かしてください。
  • わだちなど水のたまっている場所を高速で走行すると、ハイドロプレーニング現象を起こしやすくなります。

ハイドロプレーニング現象とは…

  • 水のたまっている道路を高速で走行するとき、あるスピード以上になるとタイヤが路面の水を排除できず、水上を滑走する状態になり、車のコントロールが効かなくなる現象。

冠水路などは走行しない

  • 冠水した道路や深い水たまりなどは走行しないでください。プラグインハイブリッドEVシステムが停止するだけでなく、漏電やショートなど故障の原因になります。
    万一、冠水路などを走行し、水につかってしまったときは、必ず三菱自動車販売会社で点検を受けてください。

下り坂では回生ブレーキを併用

  • ぬれた道路や凍結した道路での急激な回生ブレーキは避けてください。
    スリップして重大な事故につながるおそれがあります。
  • 長い下り坂では、坂道の程度やスピードに応じてセレクターレバーをに操作し、回生ブレーキとフットブレーキを併用してください。
    • ブレーキペダルを踏んで減速を頻繁に繰り返すと、フットブレーキが過熱して効きが悪くなることがあります。
    • 強い回生ブレーキのみを連続で使用し続けると、一時的に回生ブレーキが効かなくなることがあります。
  • 回生ブレーキは、駆動用バッテリーが満充電に近いほど効きが弱くなり、満充電時には効かなくなります。この場合もフットブレーキは効きますのでブレーキペダルを踏んで減速してください。満充電に近いほど、パワーメーターの指針はChargeゾーンには振れなくなります。パワーメーターこのようなときは、あらかじめスピードを控えて走行してください。スピードが出すぎるときは、必要に応じてブレーキペダルを踏んで減速してください。
    なお、充電量が減ってくると、回生ブレーキは効くようになります。

回生ブレーキとは…

システムの主な特徴

段差などを通過するときは

  • できるだけゆっくり走行してください。
    段差や凹凸のある路面を通過するときの衝撃によりタイヤおよびホイールを損傷するおそれがあります。
    また、次のような場合、車体、バンパー、マフラーなどを損傷するおそれがありますので十分注意してください。
    • 駐車場の出入り口
    • 路肩や車止めのある場所
    • 勾配の急な場所
    • わだちのある道路

走行中に異常に気づいたら

万一、走行中にREADY(走行可能)表示灯が消灯したときは

  • 走行中にREADY(走行可能)表示灯が消灯したときは、運転操作に変化が起きますので、次の点に注意して車を安全な場所に止めてください。
    • ブレーキ倍力装置が働かなくなるため、ブレーキの効きが非常に悪くなります。
      通常よりブレーキペダルを強く踏み続けてください。
      ブレーキペダルから足を離し、再び踏み直すと、ブレーキの効きがさらに悪くなります。
    • 万一、スピードが落ちないときは、電動パーキングブレーキスイッチを引き続けてください。電動パーキングブレーキこのときも、ブレーキペダルは強く踏み続けてください。
    • パワーステアリング装置が働かなくなるため、ハンドルが非常に重くなります。

走行中にタイヤがパンクまたはバースト(破裂)したときは

  • 走行中にタイヤがパンクまたはバーストすると、車両のコントロールができなくなるおそれがあります。
    ハンドルをしっかり持ち、徐々にブレーキをかけてスピードを落としてください。
  • 次のようなときは、パンクやバーストが考えられます。
    • ハンドルがとられるとき
    • 異常な振動があるとき
    • 車両が異常に傾いたとき

警告灯が点灯または点滅したときやマルチインフォメーションディスプレイ内に警告表示されたときは

  • 警告灯が点灯または点滅したときやインフォメーション画面に警告表示されたときは安全な場所に停車し、適切な処置をしてください。インフォメーション画面表示警告灯が点灯または点滅したとき点灯または点滅もしくは表示したまま走行すると、思わぬ事故を引き起こしたり、プラグインハイブリッドEVシステムなどを損傷するおそれがあります。

車体床下に強い衝撃を受けたときは

  • すぐに安全な場所に車を止めて車体まわりを点検してください。
    駆動用バッテリー液の漏れ、車体や駆動用バッテリーの損傷は火災の原因となります。漏れや損傷などが見つかったときは、そのまま使用せず消防に通報してください。
    • 車内または車外に液体の漏れが見つかったときは、火気を近づけないでください。
      また、絶対に触れないでください。
      駆動用バッテリー液が皮膚に付いたり、目に入るとやけどや失明の原因になります。すぐに多量の水で洗い、すみやかに専門医の治療を受けてください。
    • ブレーキ液や燃料の漏れ、損傷などがあると、思わぬ事故につながるおそれがあります。
      漏れや損傷などが見つかったときは、そのまま使用せず三菱自動車販売会社にご連絡ください。

駐停車するときは

燃えやすい物の近くには車を止めない

  • 枯草や紙など燃えやすい物の近くには車を止めないでください。
    走行後の排気管は高温になっているため、火災になるおそれがあります。

坂道に駐車するときは

  • 坂道に駐車するときは、電動パーキングブレーキを確実にかけ、電動パーキングスイッチを押してください。さらに輪止めをすると効果があります。電動パーキングブレーキ電動パーキングスイッチ輪止めは、三菱自動車販売会社でお買い求めください。
    輪止めがないときは、タイヤを固定できる大きさの石などで代用できます。
  • 急な坂道での駐車は避けてください。
    無人で車が動き出すなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。

仮眠するときは必ずプラグインハイブリッドEVシステムを停止させる

  • プラグインハイブリッドEVシステムが起動中、駆動用バッテリーの残量低下によりエンジンが始動することがあります。必ずREADY(走行可能)表示灯が消灯していることを確認してください。
    • エンジンをかけたまま仮眠すると、排気ガスが車内に侵入して、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。
    • エンジンをかけたまま仮眠すると、無意識にアクセルペダルを踏み続けたときに、オーバーヒートを起こしたり、エンジンや排気管などの異常過熱により、火災事故が発生するおそれがあります。
  • 無意識にセレクターレバーを動かしたり、アクセルペダルの踏み込みにより、不用意な発進など、重大な事故につながるおそれがあります。

雪が積もった場所や降雪時にはエンジンをかけたままにしない

  • プラグインハイブリッドEVシステムが起動中、駆動用バッテリーの残量低下によりエンジンが始動することがあります。エンジンがかかった状態で、車の周りに雪が積もると排気ガスが車内に侵入して、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。エンジンが始動したときは、パワースイッチを押してプラグインハイブリッドEVシステムを停止してください。

長時間READY(走行可能)表示灯が点灯したままでの停車は避ける

  • 長く停車するときは、パワースイッチを押し、READY(走行可能)表示灯が消灯したことを確認してください。
    READY(走行可能)表示灯が点灯したままにしておくと、航続可能距離が短くなります。
  • 無意識にセレクターレバーを動かしたり、アクセルペダルの踏み込みにより、不用意な発進など、重大な事故につながるおそれがあります。

車から離れるときは必ずプラグインハイブリッドEVシステムを停止する

  • 駆動用バッテリーの残量低下などにより、エンジンが急に始動するおそれがあります。

経済的な運転をするために

無駄な荷物を載せない

  • 不要な荷物を降ろして重量を軽くしてください。

発進、加速はスムーズに

  • 不必要な急発進、急加速、急減速など、アクセルペダルをバタつかせるような運転は避け、アクセルペダルの操作は緩やかに行ってください。

速度はできるだけ一定に

  • 法定速度を守り、できるだけ一定のスピードで運転してください。

空ぶかしは禁物

  • 空ぶかしは、燃料の無駄使いであると同時に、騒音や排気ガスにより周辺への迷惑となりますので避けてください。

駐車時はパワースイッチをOFFに

  • READY(走行可能)表示灯が点灯したまま長い間駐車すると、航続可能距離が短くなります。

タイヤの空気圧は定期的にチェック

お子さまを乗せるときは

お子さまは後席に座らせる

  • 助手席ではお子さまの動作が気になり運転の妨げになるだけでなく、お子さまが運転装置に触れて、重大な事故につながるおそれがあります。
  • やむを得ず助手席にお子さまを乗せるときでも、次のことをお守りください。
    • 必ずシートベルトを着用するシートベルト
    • シートをできるだけ後方に下げる
    • シートに深く腰掛けて、背もたれに背中がついた正しい姿勢で座らせる
    • シートベルトを正しく着用できない場合は、チャイルドシートを使用するチャイルドシート

窓から手や顔を出させない

  • 窓から手や顔を出していると、車外の物などに当たったり、急ブレーキをかけたとき、重大な傷害を受けるおそれがあります。

車から離れるときはお子さまも一緒に

  • お子さまだけを車内に残さないでください。
    炎天下での車内は高温となり、熱射病などのおそれがあります。

こんなことにも注意

洗車をするときは

  • 洗車をするときはパワースイッチをOFFにしてください。
  • 駆動用バッテリーを充電しながら洗車をしないでください。
    火災、感電の原因となります。
  • 洗車をする前には、充電リッドおよび中ぶたが確実に閉まっていることを確認してください。
    リッドが開いていると充電装置に水がかかり、火災、感電の原因となります。

運転中にハンズフリー以外の携帯電話を使用しない

  • 運転中、運転者はハンズフリー以外の携帯電話を使用しないでください。使用すると、周囲の状況に対する注意がおろそかになり、思わぬ事故につながるおそれがあります。運転中、運転者がハンズフリー以外の携帯電話を使用することは法律で禁止されています。

ブレーキペダルをフットレストがわりにしない

  • ブレーキペダルに常に足を乗せて運転すると、ブレーキ部品が早く摩耗したり、ブレーキが過熱して、効きが悪くなるおそれがあります。

ハンドルをいっぱいに回した状態を長く続けない

車を移動するときは必ずプラグインハイブリッドEVシステムを起動する

  • プラグインハイブリッドEVシステムが起動していないと、ブレーキの効きが非常に悪くなったり、ハンドル操作が非常に重くなるため、思わぬ事故につながるおそれがあります。
    坂道で車を移動させるときも、必ずプラグインハイブリッドEVシステムを起動させて、READY(走行可能)表示灯を点灯させてください。

アクセサリー取り付け時の注意

  • ウインドウガラスなどにアクセサリーを付けたり、インストルメントパネルの上に芳香剤などを置かないでください。
    運転の妨げになったり、吸盤や芳香剤の容器がレンズの働きをして火災など、思わぬ事故の原因となります。

違法改造はしない

  • 国土交通省に届け出をした部品以外の物を装着すると、違法改造になることがあります。
    また、三菱自動車純正以外の部品を装着すると、車の性能や機能に影響し、思いがけない事故が発生するおそれがあります。

電装品などを取り付けるときは

  • 電装品などを取り付けるときは、三菱自動車販売会社にご相談ください。
    配線が車体に干渉したり、保護ヒューズがないなど取り付け方法が適切でない場合、電子機器部品に悪影響をおよぼしたり、火災など思わぬ事故につながるおそれがあります。
  • お客様のお車には、電子制御システムの点検整備をするための故障診断コネクターが装備されています。
    そのコネクターに、点検整備用の故障診断機以外の機器を取り付けると、補機用バッテリーが上がったり、車両の電子機器に悪影響をおよぼすなど思わぬトラブルの原因となりますので、取り付けないでください。
    また、故障診断機以外の取り付けによる故障は、保証の対象外となることがあります。

無線機を取り付けるときは

  • 無線機を取り付けるときは、必要な情報(周波数、送信出力、取り付け条件)について三菱自動車販売会社にお問い合わせください。
    周波数、送信出力、取り付け条件などが適切でない場合、電子機器に悪影響をおよぼしたり、思わぬ事故につながるおそれがあります。

プラグインハイブリッドEVシステムが起動した状態でジャッキアップしない

  • READY(走行可能)表示灯を点灯させたままジャッキアップすると、万一車両が動いたときにジャッキから車体が外れ、思わぬ事故につながるおそれがあります。
    また、高電圧部位に触れないでください。点検・整備をするときは