外装品のお手入れ

走行後のお手入れ

お車を美しく保つために、走行後は塗装面に付着したほこりを毛ばたきなどではらい落としてください。
次のような汚れは、そのままにしておきますと、腐食、変色、しみになるおそれがありますので、できるだけ早く洗車してください。

  • 海水や道路凍結防止剤など
  • 工場のばい煙、油煙、粉じん、鉄粉、化学物質(酸、アルカリ、コールタールなど)など
  • 鳥のふん、虫の死がい、樹液、花粉など
  • 下まわりやホイールを洗うときは、厚手のゴム手袋などを使用して、手にけがをしないよう注意してください。

洗車のしかた

  1. 水をかけながら、車体の下まわりを洗います。
  2. 車体上部から水をかけながら、スポンジなどで汚れを洗い落とします。
  3. 水洗いで落ちにくい汚れには、中性洗剤を使用してください。
    その後は、中性洗剤を水で完全に洗い落とします。
  4. 柔らかい布またはセーム皮で、塗装面にはん点が残らないよう水分を拭き取ります。
  • 駆動用バッテリーを充電しながら洗車をしないでください。
    火災、感電の原因となります。
  • 洗車をする前には、充電リッドおよび中ぶたが確実に閉まっていることを確認してください。
    リッドが開いていると充電装置に水がかかり、火災、感電の原因となります。
  • 洗車時はパワースイッチの電源モードをOFFにしてください。
  • エンジンルーム内には水をかけないでください。車体の下まわりを洗車するときも、エンジンルーム内に水が入らないようにしてください。
    プラグインハイブリッドEVシステム起動不良などの原因になります。
  • 高圧の洗浄機を使用して下まわりの洗車をしないでください。
    パワーユニットの不調や故障の原因になります。
  • 洗車後は、低速で走行しながら数回ブレーキペダルを軽く踏み、ブレーキを乾かしてください。
    ぬれたままにしておくとブレーキの効きが悪くなったり、凍結やさびによってブレーキが固着し、走行できなくなることがあります。
  • キックモーションセンサーが装備されている車両で、キックモーションセンサー周辺の洗車やワックスがけ、カーカバーの取り付け・取り外しなどを行う場合は、エレクトリックテールゲート機能をOFFにしてください。
    ハンズフリー機能がONのままだと、キックモーションセンサーが反応してエレクトリックテールゲートが急に作動し、けがをするおそれがあります。
  • 自動洗車機を使用すると塗装面にブラシの傷がつき、塗装の光沢が失われたり、劣化を早めるおそれがあります。
  • 洗浄機(コイン洗車機など)は機種によって高温、高圧の物があります。
    車体樹脂部品の熱変形、破損、接着式マーク類のはがれ、室内への水浸入などのおそれがありますので、次のことをお守りください。
    • 洗車ノズルと車体との距離を十分離す。(約70cm以上)
    • ドアガラスまわりを洗うときは、洗車ノズルをガラス面に垂直に向け、洗車ノズルとガラスとの距離を十分離す。(約70cm以上)
  • 自動洗車機を使用するときは、部品が破損したり、車両を傷つけるおそれがありますので、次のことをお守りください。
    • ドアミラーを格納する。
    • 充電リッドおよびフューエルリッド(燃料補給口)が確実にしまっていることを確認する。
  • 自動洗車機を使用するときは、室内への水侵入を防ぐため、次のことをお守りください。
    • ドアガラスを閉める。
    • 電動パノラマサンルーフ付き車は、フロントサンルーフを閉める。
  • お客様のお車にはルーフスポイラーが装着されています。自動洗車機を使用するときは、自動洗車機の係員にご相談ください。
  • お客様のお車には衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]および誤発進抑制機能(前進&後退時)が装備されています。自動洗車機を使用するとき、予期しない作動を防ぐために、FCM/誤発進抑制機能ON/OFFスイッチを押して、システムをOFFにしてください。FCM/誤発進抑制機能ON/OFFスイッチ

ワックスを使ったお手入れ

月に1~2回または、水をはじかなくなったときにかけます。
ワックスがけは、洗車後や塗装面が体温以下のときに直射日光を避けて行ってください。
ワックスのかけ方はワックスの説明書に従ってください。

  • 三菱自動車純正ワックスの使用をおすすめします。
  • 電動パノラマサンルーフ付き車は、フロントサンルーフ開口部周囲のウェザーストリップ(黒いゴム)および周辺の樹脂部品にワックスが付くと、フロントサンルーフとの密着が悪くなります。ワックスがけを行うときは気をつけてください。
  • 洗車やワックスがけを行うときは、車体の一点に強い力がかからないよう注意してください。
    力のかけぐあいや場所によっては、万一の場合、車体がへこむおそれがあります。

ウインドウガラスのお手入れ

ワイパーの拭きが悪くなったときは、ウインドウガラス洗浄剤(ガラスクリーナーなど)で清掃してください。

  • 三菱自動車純正ウインドウガラス洗浄剤の使用をおすすめします。
  • ガラスの内側を清掃するときは、電熱線を傷つけないよう電熱線に沿って柔らかい布で拭いてください。

ワイパーのお手入れ

ワイパーゴムに異物が付着していたり、摩耗していると拭きが悪くなりますので、次のように処置してください。

  • 異物が付着しているときは、水を含ませた柔らかい布でワイパーゴムを清掃してください。
  • ワイパーゴムが摩耗しているときは、早めにワイパーゴムを交換してください。
  • ワイパーゴムの交換については、別冊の「メンテナンスノート」をお読みください。

電動パノラマサンルーフのお手入れ

ガラスの内側を清掃するときは、柔らかい布で清掃してください。
汚れのひどいときは、次の要領で行います。

  • スポンジやガーゼなどの柔らかい布に、中性洗剤の5%水溶液を含ませて、汚れを拭き取ります。
  • 真水にひたした柔らかい布を固くしぼって、洗剤をきれいに拭き取ります。
  • ガラスの内側には、表面処理がしてありますので、固い布や有機溶剤(ベンジン、シンナーなど)を使用すると表面処理がはがれるおそれがあります。

樹脂部品のお手入れ

スポンジまたはセーム皮で清掃します。黒色や灰色系統で表面がざらざらしている部分(バンパーやモールディングなど)およびランプ類にワックスが付着すると白くなることがあります。
ワックスが付着したときは、温水を用い柔らかい布またはセーム皮などできれいに拭き取ってください。

  • たわしなどの硬い物は、表面を傷つけるおそれがありますので使用しないでください。
  • ガソリン、軽油、ブレーキ液、エンジンオイル、グリース、塗装用シンナー、硫酸(バッテリー液)を付着させると、変色、しみ、ひび割れの原因になりますので、絶対に避けてください。
    また、ランプ類にコーティング剤などのケミカル類を付着させると、ひび割れが発生し、ランプ内部へ水が浸入する原因になりますので、絶対に避けてください。

    万一、付着したときは、すみやかに中性洗剤の水溶液を用い柔らかい布またはセーム皮などで拭き取った後、多量の水で洗い流してください。

アルミホイールのお手入れ

  1. 水をかけながら、スポンジなどで汚れを洗い落とします。
  2. 水洗いで落ちにくい汚れには、中性洗剤を使用してください。
    洗車後は、中性洗剤を水で洗い落とします。
  3. 柔らかい布またはセーム皮で水分を拭き取ります。
  • ブラシなどの硬い物は、ホイール表面を傷つけるおそれがありますので使用しないでください。
  • コンパウンド(研磨剤)入りのクリーナーや、酸性およびアルカリ性のクリーナーは使用しないでください。
    ホイール塗装表面のはがれ、変色、しみの原因になります。
  • スチームクリーナーなどで直接熱湯をかけないでください。
  • 海水や道路凍結防止剤などが付着したときは、腐食するおそれがありますので早めに洗い落としてください。