セキュリティアラーム
セキュリティアラームは、車両内への不正侵入防止のため、キーレスエントリーシステム、キーレスオペレーション機能、またはハンズフリー機能(キックモーションセンサー付き車)のいずれかで解錠せずにドアやテールゲートを開けたとき、またはエンジンフード(ボンネット)を開けたときに警報を作動させ、周囲に異常を知らせるシステムです。
工場出荷時は、セキュリティアラームが「作動しない」に設定されています。
設定を変更するときは、次の項の手順に従って操作してください。セキュリティアラームの設定変更のしかたまた、スマートフォン連携ナビゲーションの画面操作で変更することもできます。詳しくは別冊の取扱説明書をお読みください。
- キーレスエントリーシステム、キーレスオペレーション機能、またはクローズ&ロック機構(エレクトリックテールゲート付き車)以外の操作で(キーや集中ドアロックスイッチを使って)すべてのドアおよびテールゲートを施錠したときは、このシステムは働きません。
- 三菱自動車純正品以外の部品を装着すると、セキュリティアラームに影響をおよぼすおそれがあります。
- キーレスオペレーションキーのスイッチを押しても施錠、解錠およびセキュリティアラームのセット、解除ができないときには電池の消耗が考えられます。新しい電池に交換してください。電池交換のしかた
- 次のいずれかの操作後に非常点滅灯が点滅しない場合、セキュリティアラームの誤作動の可能性があります。三菱自動車販売会社で点検を受けてください。
- キーレスエントリーシステムまたはキーレスオペレーション機能による施錠・解錠操作後
- クローズ&ロック機構による施錠操作後(エレクトリックテールゲート付き車)
- ハンズフリー機能による解錠操作後(キックモーションセンサー付き車)
システムの基本状態
それぞれの状態に応じて、ブザー、セキュリティインジケーター、非常点滅灯またはホーンが次の通り作動します。


システム準備状態:約20秒間
(ブザーが断続的に鳴り、セキュリティインジケーターが点滅する)
キーレスオペレーションキーのLOCKスイッチを押す、キーレスオペレーション機能、またはクローズ&ロック機構(エレクトリックテールゲート付き車)のいずれかですべてのドアおよびテールゲートを施錠した後、システム作動可能状態になるまでの準備時間です。
車内に荷物を忘れたり、ドアガラスを閉め忘れたのに気がついて、一時的にキーレスエントリーシステムまたはキーレスオペレーション機能を使わずにドアを開けたときに警報しないよう、この状態を設定しています。
システム作動可能状態
(ブザーは停止し、セキュリティインジケーターの点灯時間が短くなり、点滅し続ける)
システム準備状態が過ぎると、システム作動可能状態になります。
作動可能状態のとき、不正にドア、テールゲートまたはエンジンフード(ボンネット)を開けられると警報が作動し、周囲に異常を知らせます。
警報作動
- 車内警報(約10 秒間):
- ブザーが鳴り、セキュリティインジケーターが点滅することで車内に異常を知らせます。
- 車外警報(約30 秒間):
- 非常点滅灯が点滅し、ホーンが鳴り、周囲に異常を知らせます。
- 警報が停止した後も警報作動する状況が繰り返されると、車外警報が再び作動します。
システム作動解除
システム準備状態、システム作動可能状態のときにシステムの作動を解除することができます。
また、警報が作動しているときも警報作動を解除することができます。システム作動の解除のしかた警報作動の解除のしかた
- 他の人にお車を貸されるときや、セキュリティアラームの作動について知らない人が運転されるときは、セキュリティアラームについて十分ご説明いただくか、セキュリティアラームを「作動しない」に設定してください。セキュリティアラームについて知らない人が誤って解錠すると、警報が作動し、周囲への迷惑となります。
セキュリティアラームの設定変更のしかた
セキュリティアラームの設定を「作動する」または「作動しない」のいずれかに変更することができます。次の手順に従って設定を変更してください。
- パワースイッチの電源モードをOFFにします。
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ライトスイッチをAUTOの位置にして、運転席ドアを開いたままにします。
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ワイパー/ウォッシャースイッチを手前に引いたまま保持します。
(パワースイッチの電源モードがOFFのため、ウォッシャー液は出ません。) - 約10秒経過するとブザーが鳴りますが、ワイパー/ウォッシャースイッチは手前に引いたまま保持してください。
(ワイパー/ウォッシャースイッチを離すと、設定変更モードが無効になります。
やり直すときは手順3.からもう一度操作してください。) -
ブザーが鳴り止んだら、ワイパー/ウォッシャースイッチを手前に引いたままキーレスオペレーションキーのUNLOCKスイッチを押してセキュリティアラームの設定状態を選択します。
設定状態はUNLOCKスイッチを押すごとに切り換わり、ブザーの回数によって確認できます。ブザーの回数 セキュリティアラームの設定状態 1回 警報作動しない 2回 警報作動する -
次のいずれかの操作でシステム設定変更モードが終了します。
- ワイパー/ウォッシャースイッチを離す
- 運転席ドアを閉じる
- ライトスイッチをAUTOの位置以外にする
- 設定を変更しないまま約30秒経過する
- パワースイッチの電源モードをONまたはACCにする
- セキュリティアラームの設定変更が分かりにくいときは三菱自動車販売会社にご相談ください。
- セキュリティアラームを「作動する」に設定した場合も、万一のため、車を離れるときは車内に貴重品を置いたままにしないでください。
セキュリティアラームのセットのしかた

- パワースイッチの電源モードをOFFにします。
- 車両から出てすべてのドア、テールゲートおよびエンジンフード(ボンネット)を閉じます。
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キーレスオペレーションキーのLOCKスイッチを押す、キーレスオペレーション機能、またはクローズ&ロック機構(エレクトリックテールゲート付き車)のいずれかですべてのドアおよびテールゲートを施錠します。
キーレスエントリーシステム、キーレスオペレーション機能、またはクローズ&ロック機構(エレクトリックテールゲート付き車)のいずれかによる施錠操作で、システム準備状態になります。このとき確認のためのブザーが断続的に鳴り、セキュリティインジケーターが点滅します。- キーレスエントリーシステム、キーレスオペレーション機能、またはクローズ&ロック機構(エレクトリックテールゲート付き車)以外の操作で(キーや集中ドアロックスイッチを使って)すべてのドアおよびテールゲートを施錠したときは、システム準備状態になりません。
- エンジンフード(ボンネット)が開いているときは、セキュリティインジケーターが点灯し、システム作動可能状態になりません。
エンジンフードを閉めるとシステム準備状態になり、約20秒後にシステム作動可能状態になります。 - キーレスエントリーシステム、キーレスオペレーション機能、またはクローズ&ロック機構(エレクトリックテールゲート付き車)のいずれかによる施錠操作後に、セキュリティインジケーターが点滅しない場合、セキュリティアラームシステムが故障している可能性があります。三菱自動車販売会社で点検を受けてください。
-
約20秒後、ブザーが止まり、セキュリティインジケーターの点滅速度が遅くなり始めたらシステム作動可能状態です。システム作動可能状態中は、セキュリティインジケーターは点滅し続けます。
- 車内に人が乗っている状態、またはドアガラスが開いた状態でもセキュリティアラームは作動します。警報の思わぬ作動を防ぐため、車内に人が乗っている状態ではシステム作動可能状態にしないでください。
システム作動の解除のしかた
システム準備状態またはシステム作動可能状態のときに、次の方法でシステム作動を解除することができます。
- キーレスオペレーションキーのUNLOCKスイッチを押す
- パワースイッチの電源モードをONまたはACCにする
- システム準備状態のとき、いずれかのドア、テールゲートを開ける
- キーレスオペレーションキーを携帯し、ドアスイッチまたはテールゲートのOPENスイッチで解錠する
- キーレスオペレーションキーを携帯し、ハンズフリー機能でエレクトリックテールゲートを操作する(キックモーションセンサー付き車)
- システム準備状態のときにエンジンフード(ボンネット)を開けるとシステム準備状態が中断し、エンジンフードを閉めるとシステム準備状態に戻ります。
- システム準備状態のときに補機用バッテリー端子を外すと記憶は消去されます。
- 登録済みのキーであれば、セットしたキーと別のキーを使ってもシステムを解除することができます。
キーの追加登録については三菱自動車販売会社にお問い合わせください。 - UNLOCKスイッチまたはドアスイッチを押して解錠しても約30秒以内にドアおよびテールゲートを開けなければ自動的に施錠されます。このときもシステム準備状態になります。
UNLOCKスイッチまたはドアスイッチを押した後、自動的に施錠されるまでの時間を調整することができます。詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。また、スマートフォン連携ナビゲーションの画面操作で変更することもできます。詳しくは別冊の取扱説明書をお読みください。
警報作動
システム作動可能状態のときに、キーレスエントリーシステム、キーレスオペレーション機能、またはハンズフリー機能(キックモーションセンサー付き車)のいずれかで解錠せずに、いずれかのドア、テールゲートまたはエンジンフード(ボンネット)を開けると警報作動します。
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車内警報が約10秒間作動し、セキュリティインジケーターが点滅します。
- システム作動可能状態のときにエンジンフードを開けると車内警報は作動せず、すぐに車外警報が作動します。
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車内警報の時間を調整することができます。詳しくは三菱自動車販売会社にご相談ください。
また、スマートフォン連携ナビゲーションの画面操作で変更することもできます。詳しくは別冊の取扱説明書をお読みください。
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車外警報が約30秒間作動します。
非常点滅灯が点滅し、ホーンが断続的に鳴ります。 - 警報が停止した後も警報作動する状況が繰り返されると、車外警報が再び作動します。
警報作動の解除のしかた
次の方法で警報作動を止めることができます。
- キーレスオペレーションキーのLOCKまたはUNLOCKスイッチを押す
(LOCKスイッチを押したとき、すべてのドアおよびテールゲートが閉じていれば施錠し、再びシステム準備状態になります。) - パワースイッチの電源モードをONまたはACCにする
- キーレスオペレーションキーを携帯し、キーレスオペレーション機能でドアおよびテールゲートを施錠または解錠する
- キーレスオペレーションキーを携帯し、ハンズフリー機能でエレクトリックテールゲートを操作する(エレクトリックテールゲート付き車)
- 車内警報中にドアまたはテールゲートを閉じても警報作動は解除されません。
- パワースイッチの電源モードをONにしたときブザーが4回鳴り、セキュリティインジケーターが4回点滅したときは、駐車中に警報が作動したことを示しています。
盗難にあっていないかお車の中を確認してください。 - 補機用バッテリーを外しても警報作動の記憶は消去されません。
一時的に補機用バッテリーを外して警報作動しないようにしても、補機用バッテリーを再び接続するとすぐに警報し、周囲に異常を知らせます。