三菱リモートコントロール
三菱リモートコントロールは車両と無線LAN機器(IEEE802.11bに準拠し、iOS、Androidに対応した機器)などを接続し、無線LAN機器の通信範囲内で車両を操作するシステムです。

- 無線LAN機器の機種によって、通信距離が大きく異なり、通信環境によっては通信できない場合があります。
三菱リモートコントロールでは、主に次の遠隔操作を行うことができます。
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タイマー充電
普通充電ケーブル接続状態で、充電開始時間または充電終了時間を指定しておくと、その時間に充電を行います。
- タイマー充電を設定しているときに普通充電をすぐに開始したい場合は、次の方法で設定をキャンセルし、普通充電を行うことができます。
<一時的にタイマー充電の設定をキャンセルする方法>
次のいずれかで、一時的にキャンセルできます。なお、一時的にキャンセルしたタイマー充電の設定は、タイマー充電の設定を再度ONにする、またはパワースイッチの電源モードをONにすると元の設定に戻ります。-
キーレスオペレーションキー
普通充電ケーブルを接続し、すべてのドアおよびテールゲートを閉めてから、キーレスオペレーションキーのタイマー充電キャンセルスイッチを2秒以内に2回押すと、タイマー充電の設定をキャンセルできます。
タイマー充電をキャンセルすると、非常点滅灯が4回点滅します。 - 無線LAN機器
次のいずれかで、キャンセルできます。- 無線LAN機器
- スマートフォン連携ナビゲーション
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- タイマー充電するときは、車載の普通充電ケーブルを使用してください。公共用および家庭用に市販された充電ケーブル付き普通充電器を使用すると、タイマー充電が開始できない場合があります。
- タイマー充電を設定しているときに普通充電をすぐに開始したい場合は、次の方法で設定をキャンセルし、普通充電を行うことができます。
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プレ空調
あらかじめ予約した時刻に空調を作動させて、乗車前に車室内の快適性向上、または視界確保を容易にする機能です。
- 除く、電気温水式ヒーター付き車は、暖房と視界確保の予約機能はありません。冷房のみ予約することができます。
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カスタマイズ(機能の設定変更)
キーレスオペレーションシステム、ドアミラー、パワースイッチの電源モード、エアコン、ランプ、ワイパーなどの各装備に対して、一部の機能設定を変更することができます。
- スマートフォン連携ナビゲーションの画面操作でタイマー充電、プレ空調、カスタマイズ(機能の設定変更)の設定を変更することができます。詳しくは別冊の取扱説明書をお読みください。
三菱リモートコントロールで車両と通信するためには、無線LANに対応した機器が必要です。
また、無線LAN機器と車両を接続するためには、SSID*とパスワードが必要です。
SSIDとパスワードは、お車のご購入時にキーに付属している登録情報カードに記載しています。
また、無線LAN機器と車両を接続するためには、SSID*とパスワードが必要です。
SSIDとパスワードは、お車のご購入時にキーに付属している登録情報カードに記載しています。

*:SSIDとは、IEEE802.11シリーズの無線LANにおけるアクセスポイントの識別子で、無線LAN機器に表示されます。
- お車をゆずられるときは、登録情報カードを車につけておいてください。
三菱リモートコントロールの機能、操作方法については三菱自動車ホームページ(下記URL)をお読みください。

https://www.mitsubishi-motors.co.jp/afterservice/app/eclipse-cross-phev/
詳細情報が必要な場合は、三菱自動車販売会社にお問い合わせください。
- 車内にお子さまや介護を必要とされる方、ペットなどがいるときは使用しないでください。プレ空調を設定しても、システムの自動停止などの理由で車内が高温または低温になることがあります。炎天下では車内の温度は急速に上昇し、熱中症や脱水症状になるおそれがあります。また、外気温が低い場合は、車内の温度は急速に下がることがあります。最悪の場合は死亡につながるおそれがあります。
- この製品は外国の電波法には準じておりません。日本国内でご使用ください。
This product is for the use only in JAPAN. - タイマー充電作動中やプレ空調作動中は、エンジンルーム内の冷却ファンが自動的に作動することがあります。充電中は冷却ファンに手を近づけないでください。
- 感電など充電中の事故を防ぐため、ボデーカバーを掛けた状態でタイマー充電、プレ空調などは使用しないでください。
- お車をゆずられるとき、またはゆずり受けたときは、三菱リモートコントロールの登録を初期化する必要があります。
登録の初期化手順については、三菱自動車ホームページをお読みください。
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/afterservice/app/eclipse-cross-phev/ - 無線LAN機器を使用するときは、次の点に注意してください。
- 通信速度、通信距離は無線LAN機器や電波環境、障害物、駐車環境などの周囲条件によって異なります。
- 電波の性質上、通信距離が離れるに従って通信速度が低下する傾向があります。より快適にお使いいただくために、車両と無線LAN機器は近い距離で使用してください。
- 電子レンジなどの産業科学医療機器を使用中、無線LAN機器の通信速度、通信距離が低下する場合があるため、無線LAN機器と産業科学医療機器は離して使用してください。
- 無線LAN機器とBluetooth®(BLUETOOTH SIG, INC.の登録商標)機器を同時に使用した場合、それぞれの機器の通信速度や通信距離が低下する場合があるため、無線LAN機器とBluetooth®機器は離して使用してください。
- 次のようなときは、車両と通信することができなくなる場合があり、正しく作動しないときや、不安定な作動となるときがあります。あらかじめ通信可能かどうか確認して使用してください。
- 車両と無線LAN機器がコンクリートや金属などの壁でさえぎられているとき
- 車両が駐車場で車高の高い車両に囲まれているとき
- 近くにTV塔や変電所、放送局、空港など強い電波を発する設備があるとき
- 無線LAN機器の近くに携帯電話や無線機などの通信機器やパソコンなどの電化製品があるとき
- 無線LAN機器が金属性のものに接したり、覆われているとき
- 無線LAN機器の電池が消耗しているとき
- 次のようなときは、三菱リモートコントロールは使用できません。
- 無線LAN機器の電源がOFFになっているとき
- 三菱リモートコントロールのアプリケーションがインストールされていないとき
- 三菱リモートコントロールのアプリケーションが起動していないとき
- 無線LAN機器が車両と登録、または接続されていないとき
- 無線LAN通信エリア圏外にいるとき
- 無線LAN機器が他の無線LAN機器と接続中のとき
- 無線LAN機器が故障、または電池が切れているとき
- 充電施設によっては、時間帯によって電源をON/OFFするタイマー機能を持つものがあります。タイマー機能付き充電施設で充電を行う場合は、充電施設の電源がONになっている時間内でタイマー充電時間を設定してください。
- 駆動用バッテリーに蓄えられた電力を使用して、自動で補機用バッテリーへ定期的に充電します。また、充電中は車内でブザーが鳴ります。
- プレ空調作動中や駆動用バッテリーの充電中は冷却ファンやエアコンコンプレッサーが作動し音が聞こえることがありますが、異常ではありません。
- プレ空調は、車両のエアコンのスイッチの設定とは関係なく、無線LAN機器で選択したモードに基づいた専用モードで作動します。
- 次の場合はプレ空調で得られる効果が小さくなったり、プレ空調作動後に駆動用バッテリーの残量が低下することがあります。
- 外気温が非常に高いとき
- 日射が強いとき
- 外気温が非常に低いとき
- 充電中にプレ空調を開始したときは、満充電までの時間が延びたり、駆動用バッテリーの残量が少なくなります。