100V AC電源 (1500W)

READY（走行可能）表示灯が点灯しているときにAC100Vの電源として使用できます。
必ずAC100V、かつ消費電力が1500W以下で使用してください。

電気製品を接続して使用する場合は、使用する電気製品に付属の取扱説明書やラベルに記載されている注意事項を必ずお守りください。
医療機器のご使用は、絶対に避けてください。

使用するときは

AC電源スイッチを押します。表示灯が点灯して、使用可能な状態になります。
スイッチをもう一度押すと、表示灯が消灯します。
ふたを開けます。
プラグを奥まで差し込みます。
差し込み後は、プラグが確実に固定されていることを確認します。
使用後は、プラグを抜き取りふたを閉めます。

AC電源を使用して、電気自動車やプラグインハイブリッド車への普通充電は絶対に行わないでください。また、AC電源と家屋内の電力線や配電盤をつなぐことは絶対にしないでください。感電や故障につながるおそれがあります。
アース線のある電気製品を使用するときは、電気製品の電源を入れる前に必ずアース線をアース端子に接続してください。
ぬれた手でプラグの抜き差しをしないでください。感電するおそれがあります。
プラグを抜くときは、ケーブル部を引っ張って抜かないでください。電源コードが損傷するおそれがあります。必ずプラグ部を持ってまっすぐ抜いてください。
AC電源の改造や分解、修理などは絶対にしないでください。
次の電気製品および運転の妨げになるおそれがある電気製品は、走行中に使用しないでください。重大な事故につながるおそれがあります。
- 熱を発する電気製品
- 蒸気を発する電気製品
- 強い光を発する電気製品
駐停車中に電気製品を使用するときは、次のことをお守りください。また、次の項も併せてお読みください。駐停車するときは
- 電動パーキングブレーキを確実にかけ、電動パーキングスイッチを押して、メーター内のセレクトポジション表示灯にが点灯していることを確認してください。
  無意識にセレクターレバーを動かしたり、アクセルペダルの踏み込みにより、不用意な発進など、重大な事故につながるおそれがあります。
  また、誤ってセレクターレバーが押されないよう、電気製品の電源コードや延長ケーブルの配置に注意してください。
- 車庫や雪が積もって排気ガスが滞留するおそれのある場所などでは、使用しないでください。排気ガスが車内に侵入して、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。
- 車外で使用する場合は、雨や雪でAC電源がぬれないように注意してください。
  感電のおそれがあります。
AC電源に飲み物などをこぼしたりしないでください。感電、発煙や発火のおそれがあります。
お子さまには、AC電源を触らせないでください。思わぬ事故につながるおそれがあります。
AC電源を使用しているときは、エンジンルーム内の冷却ファンが自動的に作動することがあります。冷却ファンに手や衣服などを近づけないでください。
落雷のおそれがある場合はAC電源を使用しないでください。

AC電源を使用しているときは、状況によりエンジンが自動で始動するため、排気管の後方に立たないでください。排気熱によりやけどをするおそれがあります。
電気製品のプラグを差し込むときは、まっすぐに根元まで差し込んでください。差し込みが不十分な場合、発熱によりAC電源が損傷するおそれがあります。
ストーブなどの熱器具を車内で使用しないでください。熱により内装品などが溶けたり、焼けたりするおそれがあります。
故障した電気製品を使用しないでください。AC電源が使用できなくなるおそれがあります。

アクセサリーソケットと同時に使用することができます。アクセサリーソケット (DC12V)
AC電源にプラグアダプターなどを取り付けて使用しないでください。また、分岐用コンセントを取り付けて、複数の電気製品を使用しないでください。
プラグをAC電源に差し込んだときに、緩みやがたつきがあるときは、三菱自動車販売会社でAC電源を交換してください。
AC電源を使用しているときは、車から離れないでください。また、給油や洗車をしないでください。
AC電源を使用しているときは、ラゲッジルーム付近から冷却ファンなどの作動音が聞こえることがありますが、異常ではありません。
振動や熱などに弱い電気製品を車内で使用しないでください。強い直射日光にさらされると車内が高温になるため、電気製品が故障するおそれがあります。
車両にボデーカバーを掛けた状態でAC電源を使用しないでください。
窓、ドアやテールゲートを閉める際、電源コードをはさまないように注意してください。
AC電源を使わないときは、AC電源スイッチをOFFにして、プラグを抜き取りふたを閉めてください。コンセントにたまったほこりにより、ショートするおそれがあります。
次の場合はAC電源を使用できません。
- プラグインハイブリッドEVシステム警告灯が点灯しているとき
- 駆動用バッテリーの残量表示が0のとき
- インフォメーション画面に「走行出力制限中」が表示されているとき
次の場合は電気製品が正常に作動しなかったり、給電が停止することがあります。このとき、作動音がすることがありますが、異常ではありません。
- 消費電力が1500Wを超える電気製品を使用したとき
- 車内が高温または低温のとき
AC電源が使用できないときや、給電が停止して自動で復帰しないときは、次の手順に従ってください。
1. 電気製品のプラグを抜きます。
2. 駆動用バッテリーの残量を確認します。残量が少ない場合は、バッテリーセーブ／チャージモードスイッチを使用するなどして、駆動用バッテリーを充電します。バッテリーセーブ／チャージモードスイッチ普通充電のしかた（AC 200Vコンセント^*1またはAC 100Vコンセント^*2での充電方法）急速充電・V2H充電・V2H給電のしかた
3. READY（走行可能）表示灯が点灯していることを確認します。点灯していない場合は、プラグインハイブリッドEVシステムを起動して、再度READY（走行可能）表示灯を点灯させます。
4. 車内が高温または低温の場合は、エアコンで適温に調整します。
5. AC電源スイッチをONにします。
6. スイッチ内の表示灯が点灯したことを確認して、電気製品のプラグを差し込みます。
消費電力が1500W以下でも次のような電気製品は正常に作動しないことがあります。また、駆動用バッテリーの状態によっては、使用できる電力が変化することがありますので注意してください。
- 瞬間的に大きな電流が流れる電気製品
- 精密なデータを測定するような電気製品
- 水平に設置しないと正常に作動しない電気製品
- 極めて安定した動作が必要な電気製品
- タイマー設定など、連続した出力を必要とする電気製品
駆動用バッテリーなどの状態によっては、駆動用バッテリーの残量表示が0でなくても、AC電源の出力が断たれ、電気製品の電源が切れることがありますので注意してください。
使用する電気製品によっては、ラジオやテレビに雑音が入ることがあります。
AC電源の電圧は、市販のテスターでは正確に測定できません。
電圧の測定が必要な場合は、三菱自動車販売会社にご相談ください。
使用する電気製品に付属の取扱説明書やラベルも併せてお読みください。
次のような場合、自動的にエンジンが始動し充電を行うことがあります。
駐停車中にエンジンが始動した場合、アイドリングストップに関する条例に触れ罰則を受けるおそれがありますので、駐停車中の使用については、関係する自治体に確認してから使用してください。また、エンジンが始動した場合、ガソリンを消費するため、燃料切れを起こさないよう注意してください。
- 駆動用バッテリーの残量が少なくなったとき
- バッテリーセーブモードおよびバッテリーチャージモードを選択しているとき
電源周波数について
- 工場出荷時、車両の電源周波数は50Hzに設定されています。
- 電源周波数の切り換え (50/60Hz) のある製品を使用する場合は、車両の電源周波数に合わせておいてください。
- 車両の電源周波数を切り換えたい場合は、三菱自動車販売会社にご相談ください。