マイパイロット[MI-PILOT]

マイパイロットのシステムには次の機能があります。
レーダークルーズコントロールシステム[ACC]
ACC: Adaptive Cruise Control
アクセルペダルを踏まなくても設定した車速で走行するとともに、センサーを使用して前方車両との相対速度、相対距離を測定し、前方車両に近づけば減速して設定した車間距離を保って走行する機能です。レーダークルーズコントロールシステム[ACC]の作動車間距離制御を行わず、一定速で走行する「クルーズコントロール(自動定速走行装置)」も選択できます。クルーズコントロール(自動定速走行装置)
車線維持支援機能 [LKA]
LKA: Lane Keep Assist
車線中央付近を走行するようにハンドルを制御し、運転者のハンドル操作を支援します。車線維持支援機能[LKA]の作動
- マイパイロットの性能には限界があります。システムだけに頼った運転はせず、常に安全運転を心がけてください。
- 高速道路や自動車専用道路で使用してください。マイパイロットは、高速道路や自動車専用道路の直線や緩やかなカーブでの使用を想定して設計されています。
一般道での使用は思わぬ事故につながるおそれがありますので、使用しないでください。 - 次のようなときは、適切な減速や操舵制御が行えず前方車両に接近したり、車線に近づくおそれがあります。前方車両との車間距離、自車の車線内の位置、周囲の状況に応じて自らアクセル、ブレーキ、ハンドルを操作し、常に安全運転を心がけてください。
- 前方へ急な割り込みをされたとき
- 前方車両が急ブレーキをかけたとき
- 急なカーブを走行するとき
- 悪天候のとき
- 手離し運転を行うことはできません。運転者は必ずハンドルを持ち、安全運転を心がけてください。
- 停車中の車両には反応しません。料金所や渋滞の最後尾で停車中の車両に対しては減速しませんので、十分注意してください。
- マイパイロットは、脇見運転やぼんやり運転などの前方不注意での運転操作を補助するものではありません。前方車両との車間距離、車線内の位置、周囲の状況に応じてアクセル、ブレーキ、ハンドルを操作するなどして、常に安全運転を心がけてください。
- 急カーブや曲がりくねった道では使用しないでください。マイパイロットは、直線や緩やかなカーブでの使用を想定して設計しているため、車線中央付近を維持できなくなるなど、思わぬ事故につがるおそれがあります。
- 横風があるときや道路に横方向の勾配があるときは、車線の中央を安定して走行できなくなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
- 急勾配の坂道では使用しないでください。停車状態を保持できず、車両が動き出し思わぬ事故につながるおそれがあります。
- 急な下り坂では使用しないでください。設定車速を超えてしまうおそれがあります。また、前方車両が走行している場合は、ブレーキが過熱して十分な減速ができなくなるおそれがあります。
- 凍結路や積雪路など、滑りやすい路面では使用しないでください。タイヤが空転し、車のコントロールを失うおそれがあります。
- 頻繁な加減速により、車間距離が保ちにくい交通状況では、使用しないでください。ブレーキ作動が遅れて車間距離が短くなるなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。
- 道路構造物(壁、ガードレール、ポール、縁石など)と、車線が極端に近い道では使用しないでください。道路構造物に接近し、思わぬ事故につながるおそれがあります。
- 次のような状況では使用しないでください。前方車両との車間距離、または車線が検出できない場合があり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
- 悪天候(雨、雪、霧、風じん、砂嵐、吹雪など)で視界が悪いとき
- 前方車両や対向車などにより、水、雪、砂などの巻き上げが発生しているとき
- センサー前方のフロントガラスに汚れ、油膜、水滴、氷、雪などが付着しているとき
- センサー前方のフロントガラスが雲っているとき
- 前方から強い光(太陽光や対向車のハイビームなど)を受けているとき
- 前方の強い光により、前方車両のタイヤ部分が影になるとき
- 夜間やトンネル内などでヘッドライトを点灯していない、またはヘッドライトのレンズが極端に汚れているとき
- 夜間やトンネル内などで前方の車両のテールランプが点灯していないとき
- トンネルの出入り口や日陰など、急に明るさの変化が起こったとき
- 工事などによる車線規制や仮設の車線があるとき
- 未舗装路など凹凸のある路面を走行しているとき
- 急な上り坂、下り坂が繰り返される道を走行するとき
- 次のような状況では使用しないでください。マイパイロットが正しく作動しないおそれがあります。
- タイヤの空気圧が適正ではないとき
- 摩耗しているタイヤ、指定以外のタイヤを使用しているときや、タイヤチェーンを装着しているときタイヤ、ホイール
- 純正品以外のブレーキ部品やサスペンション部品を使用しているとき
- 純正品以外のフロントワイパーを使用しているとき
- センサー前方のフロントガラスにステッカーなどを貼り付けたとき
- 極端に重い荷物を積んでいるとき
- けん引されるとき、またはけん引するとき
- 外部の騒音などにより、ブザーが聞こえない場合があります。システムを過信せず、衝突などの危険があるときは、システムの作動の有無にかかわらず、ブレーキペダルを強く踏むなどの回避操作を行ってください。
- 次のような状況では車両の形状を正しく検出できず、適切な車間制御を行えない場合があります。ブレーキペダルを踏み、適切な車間距離を維持してください。
- 前方車両が背景と似た色合いで区別ができないとき
- 前方車両が道路標示(道路上の横断歩道、制限速度などの標示)の近くを走行しているとき
- 前方車両が路面の水たまりの付近を走行しているとき(周りの風景が水たまりに映りこむなど)
- 前方車両が建物や街路樹などの影と重なっているとき
- 前方車両と自車の間に水蒸気や煙などがあるとき
- 次のような車両は正しく検出できず、適切な車間制御が行えない場合があります。
- 車高の低い車両
- 最低地上高が極端に低いまたは極端に高い車両
- 特殊な形状の車両(タンクローリーなど)
- 前方の至近距離に割り込んだ車両
- 自車の正面から横にずれた位置に存在する車両
- 後端面積が小さい車両(空荷のトラックなど)
- リヤタイヤから車両後端までが長い車両
- 四輪車以外の車両(二輪車など)
- 荷台から荷物や幌がはみ出している車両
- バンパー形状などにより、タイヤが見えにくい車両
- 次のような検出された形状が車両の輪郭の特徴や車両のテールランプの大きさ・位置などと似通っているとき、ブレーキ制御や接近警報を行う場合があります。
- 両側車線または壁面の模様・ペイント(かすれた道路標示や漢字で構成される特殊な道路標示を含む)
- 前方の道路構造物(トンネル、高架橋、標識、車両脇に設置されたリフレクター(反射板)、反射シート、ガードレール)などで構成される形状
- 次のような状況では車線を正しく検出できず、適切なハンドル制御が行えない場合があります。
- 車線が消えかかっている、汚れているなど不明瞭なとき
- ワイヤーロープ、パイロンなどの構造物があるとき
- 路肩やわだちなど、車線の付近に車線と似たような線があるとき(雪/影/ガードレール)
- 車線が路面の色と似て見えにくいとき
-
車線が多重に描かれているとき
- 消された車線が、まだ薄く残っているとき
-
料金所や交差点手前などで車線がない、または車線が大きく変化しているとき
- 車線の幅が極端に狭いときや広いとき、または変化しているとき
- 停止禁止部分または立ち入り禁止部分がある道を走行しているとき
- ぬれている、または水たまりがある路面を走行しているとき
- 工事などで車線内に複数の車線がある道を走行しているとき
- 合流、分岐路を走行しているとき
-
道路構造物、街路樹、建物などの影が差している路面を走行しているとき
- マイパイロットを正しく作動させるために、センサーおよびセンサーまわりのお手入れを行ってください。センサーの取り扱い
マイパイロットスイッチ
-
番号 説明 1 マイパイロットON/OFFスイッチ
マイパイロットをON/OFFします。2 CANCELスイッチ
ACCの制御をキャンセルするときに使います。3 RES+スイッチ
一度設定した速度で動作させたり、設定した車速を上げたりするときに使います。4 SET-スイッチ
希望する速度に設定したり、設定した速度を下げたりするときに使います。5 マイパイロット車間設定スイッチ
前方車両との車間距離の設定を変更するときに使います。
- マイパイロットスイッチを操作するときは、個々のスイッチを確実に押してください。複数のスイッチを同時に押すと、マイパイロットがOFFまたは制御がキャンセルされることがあります。
マイパイロット表示画面
-
番号 説明 1 マイパイロットインジケーター
マイパイロットがONになっていることを示します。- マイパイロットスタンバイ中:白色に点灯
- マイパイロット制御中:緑色に点灯
2 車線維持支援機能[LKA]インジケーター
LKAがONになっていることを示します。- LKAスタンバイ中:灰色に点灯
- LKA制御中:緑色に点灯
- 逸脱を検出した車線のみ橙色に点灯
3 前方車両表示
ACCが前方車両を認識しているときに表示します。
前方車両を検出していないときは、表示が消えます。
次のようにスタンバイ中と制御中で表示が異なります。表示 状態 スタンバイ中 制御中 前方車両認識 4 制御状態インジケーター
ACC制御状態であることを示します。(制御状態)、
(停車保持状態)の2種類表示されます。
5 設定車速表示
設定車速を表示します。6 車間設定表示
前方車両との距離設定を表示します。
次のようにスタンバイ中と制御中で表示が異なります。状態 スタンバイ中 制御中
使い方
システムを起動(スタンバイ)するときは

スタンバイ中ではマイパイロット制御は開始しません。

- パワースイッチの電源モードをOFFにして再度電源モードをONにしたときは、マイパイロットはOFFになります。
- マイパイロットON/OFFスイッチを約1.5秒押し続けると、定速制御機能に切り換わり、マイパイロットは作動しません。クルーズコントロール(自動定速走行装置)
- 車間設定は、マイパイロットON/OFFスイッチをOFFにしても保持されます。設定車間距離を変更するときは
制御を開始するときは
設定したい車速でSET-スイッチを離すと、車速が設定され、マイパイロットの制御が開始します。

前方車両を検出しているときは約0~30km/hでも制御は開始できますが、このとき設定車速は30km/hに設定されます。
上記車速の範囲外で操作しても制御は開始しません。
ACCの制御が開始すると、




- ACCの制御が開始すると、LKAを作動させることができます。
詳しくは次の項をお読みください。車線維持支援機能[LKA]の作動 - 次の場合、マイパイロットの制御を開始することができず、ブザーが鳴ります。
- 車速が約120km/h以上のとき
- 運転席のドアが開いたとき
- 運転席シートベルトを着用していないとき
- 車速が約30km/hを下回っていて、前方車両両を検出していないとき
- セレクトポジションが
以外のとき
- 電動パーキングブレーキが作動しているとき
- ブレーキペダルを踏んでいるとき
- アクティブスタビリティコントロール[ASC]がOFFのとき
- ABS/ASC/TCLが作動したとき
- タイヤが空転したとき
- フロントガラスのセンサー部前方が、雨、霧、雪、または気温低下によるガラスの凍結などで視界が悪いとき
- ワイパーを高速で作動させたとき
- システムに異常があるとき
- 急な斜面で停車しているとき
- フロントバンパーのセンサー部付近に雪、氷または泥などが付着しているとき
システムに異常があるときは
警告が表示されたときは、安全な場所に停車し、パワースイッチの電源モードをOFFからONにしてください。再起動の操作をしても再び表示される場合、三菱自動車販売会社で点検を受けてください。

レーダークルーズコントロールシステム[ACC]の作動
ACCは、アクセルペダルを踏まなくても設定した車速で走行するとともに、センサーを使用して前方車両との相対速度、相対距離を測定し、前方車両に近づけば減速して設定した車間距離を保って走行する機能です。
前方車両を検出していないときは
設定車速より走行中の車速が低い場合、設定車速まで加速します。設定車速と走行中の車速が同じ場合、設定車速を維持して走行します。
- 下り坂などで設定した車速を超えそうなときは、自動でブレーキが作動して速度を維持します。
- ACCによるブレーキ中にブレーキペダルを踏んだとき、ペダルが固く感じられることがありますが、異常ではありません。
さらに踏み込むことで踏み増すこともできます。 - ACCによるブレーキ中に音が聞こえることがありますが、ブレーキ制御によるものであり異常ではありません。
- 設定車速までは機能の制御によって加速しますが、素早く加速したいときはアクセルペダルを踏んで加速してください。
前方車両を検出しているときは




- 停車保持状態中に自車を降りて離れるときは、電動パーキングブレーキをかけてセレクトポジションを
にしてください。
- 停車保持状態中は制動灯(ブレーキランプ)が点灯します。
- 停車保持状態中はスイッチ操作またはアクセルペダル操作を行ってもACCによる再発進はしません。
- ACC制御中に方向指示レバーを操作したときに、システムが前方車両の追い越しをすると判断した場合は、設定した車速を上限として加速制御を行います。
- 前方車両が停車後、約2秒以内に発進したときは自車も発進し、追従走行を再開します。
- マイパイロット車間設定スイッチにより、車間を設定することができます。設定車間距離を変更するときは
- ACCにより自車が停車した後、約10分を経過すると、ブザーとともに電動パーキングブレーキが作動し、ACCは解除されます。

- ACCにより自車が停車したとき、停車した状態を保持するまでは周囲に注意してください。
- 次のような状況では、前方車両を検知して追従走行しているときでも、前方車両を検出できず、自車の設定車速まで自動的に加速することがあります。周囲の状況に応じてブレーキペダルを踏んで減速するなど、安全な速度で走行してください。
-
インターチェンジ、サービスエリアやパーキングエリアに進入するなど高速道路本線から出るとき
-
カーブを走行しているとき
-
- 前方車両を追従走行しているときは、前方車両が車線変更するなど検出できない状況になると、前方車両より先にいる停車車両に対しては減速制御は行いません。周囲の状況に応じてブレーキペダルを踏んで減速するなど、安全な速度で走行してください。
接近警報
ブレーキペダルを踏み、適切な車間距離を保持してください。

- ACC未使用時はマイパイロットをOFFにしてください。
誤ってACCを作動させてしまい、思わぬ事故につながるおそれがあります。 - 車外からACCの操作を行うことは絶対にしないでください。
- 次のような状況ではACC制御や接近警報は行いません。
- 歩行者など車両以外の物に接近したとき
- システムに異常があるとき(システムが異常を検知した場合は、「点検」が表示されます)
- 停車中または非常に速度が遅い車両に接近したときは、警報のみが働き、加減速制御を行いません。
- 次のような状況では前方車両を正確に検出できず、車間距離を適切に維持できない場合や、接近警報が作動しないことがあります。ブレーキペダルを踏み、適切な車間距離を維持してください。
- 近距離で前方車両に割り込まれたとき
- 前方車両が自車と左右にずれているとき
- 前方車両がトレーラーなどをけん引しているとき
- 自車より極端に遅い車両に接近したときなど
- 二輪車、自転車などに接近したとき
- 荷物を積んでいない貨物トレーラーなどに接近したとき
- 積荷が荷台から突き出ている車両などに接近したとき
- 車高の低い車両などに接近したとき
- 最低地上高が極端に高い車両などに接近したとき
- 急な上り坂、下り坂が繰り返される道を走行しているとき
- 路面がうねっていたり、凹凸があるとき
- トンネル内を走行しているとき
- 後席やラゲッジルームに極端に重い物を積んだとき
- プラグインハイブリッドEVシステム起動後に走行してからしばらくの間
- カーブが連続する道路やカーブの出入り口を走行するとき
- センサーおよびセンサー前方カバー部に汚れ、雪、氷などが付着した場合*
- 前方車両や対向車が路上の水や雪、砂などを巻き上げて走行しているとき*
*:これらの状況などで検出低下やACCが作動できない状態を判定した場合、ACCが自動的にキャンセルされた後、ブザーとともにインフォメーション画面に警告が表示され、運転者に注意を促します。
ACCが作動できる状態になると警告表示は消えます。
警告表示が消えない場合は、システムの異常の可能性があります。三菱自動車販売会社にご連絡ください。
設定車速を上げるときは
RES+スイッチで設定車速を上げる
また、RES+スイッチを押し上げ続けると、設定車速が5km/h間隔で上昇します。

- 設定車速は状況に応じた適切な車速を設定してください。
- 実際の車速が設定した車速になるまでには時間差があります。
- 前方に車両がいるときも設定車速を上げることができますが、実際の車速は上昇しません。
- 停車保持状態では車速の設定はできません。
アクセルペダルで加速する
設定したい車速まで加速して、SET-スイッチを押し下げて離すと、そのときの車速が設定車速に設定されます。

- アクセルペダルを踏んでいる間はブレーキ制御や警報は行いません。
- アクセルペダルを踏んでいる間は設定車速表示は「---」となります。
- アクセルペダルを離せば、元の設定車速で再びACC制御状態に戻ります。ただし、状況によっては、アクセルペダルを離した後一定時間、ブレーキ制御や警報が働かないことがあります。
- アクセルペダルを踏んでいる間は設定車速の調整はできません。
設定車速を下げるときは
SET-スイッチで設定車速を下げる
また、SET-スイッチを押し下げ続けると、車速が5km/h間隔で減少します。

- 設定車速は状況に応じた適切な車速を設定してください。
- 実際の車速が設定した車速となるまでには時間差があります。
- 設定車速よりも低い車速で追従しているときは、自車も減速しますが、設定車速は減少しません。
- 停車保持状態中では車速の設定はできません。
ブレーキペダルで減速する
設定したい車速まで減速して、SET-スイッチを押し下げると、そのときの車速が設定車速に設定されます。

- ブレーキペダルを一度踏むと、ACC制御はキャンセルされ、ペダルを離してもACC制御状態には戻りません。
一時的に車速を上げるときは
アクセルペダルを離せば、自動的に元の設定車速に減速してACC制御を再開します。

- アクセルペダルを踏んでいる間はブレーキ制御や警報は行いません。
- 設定車速は状況に応じた適切な車速を設定してください。
- アクセルペダルを踏んでいる間は設定車速表示は「---」となります。
- 状況によっては、アクセルペダルを離した後一定時間、ブレーキ制御や警報が働かないことがあります。
- アクセルペダルを踏んでいる間は設定車速の調整はできません。
制御を終了するときは
制御のキャンセル
ACC制御中に次のいずれかの操作をすると、ACC制御はキャンセルされ、スタンバイ状態になります。
制御開始条件が再び成立すれば、SET-またはRES+スイッチで制御開始できます。
- CANCELスイッチを押す
- ブレーキペダルを踏む

- マイパイロットON/OFFスイッチを押してもACC制御をキャンセルできます。
このとき、ACCはOFFになります。 - CANCELスイッチまたはマイパイロットON/OFFスイッチを押して停車保持状態を解除した場合は、車両がクリープ走行を開始します。



- ASCをOFFにしたとき
- ABS/ASC/TCLが作動したとき
- 電動パーキングブレーキをかけたとき
- セレクトポジションが
以外のとき
- 運転席のシートベルトを外したとき
- 運転席のドアが開けられたとき
- 停車保持状態中に前方車両を見失ったとき
- 停車保持状態が10分以上経過したとき
- 急な斜面で停車しているとき
ただし、ACCにより自車が停車した後、約10分を経過すると、ブザーとともに電動パーキングブレーキが作動し、ACCは解除されます。

ACC制御の開始条件が再び成立すれば、SET-またはRES+スイッチでACC制御を開始できます。
ブレーキペダルを踏んで停車してください。

- セレクトポジションを
にしてもACCは自動的に終了しますが、走行中はセレクトポジションを
にしないでください。加減速制御が機能せず、思わぬ事故につながるおそれがあります。
- 外部の騒音などにより、ブザーが聞こえない場合があります。システムを過信せず、衝突などの危険があるときは、システムの作動の有無にかかわらず、ブレーキペダルを強く踏むなどの回避操作を行ってください。

- 長い下り坂の走行でブレーキ制御が継続して作動して、ブレーキが過熱しているとき
-
センサーおよびセンサー前方カバー部に汚れ、雪や氷などが付着したとき
- 悪天候(雨、雪または砂嵐など)のとき
- 前方車両や対向車が路上の水や雪、砂などを巻き上げて走行しているとき
- 交通量が少なく、前方車両や障害物が少ない道路を走行するとき
ACCが作動できる状態になると、警告表示は自動的に消えます。
警告表示が消えない場合はシステムの異常の可能性があります。三菱自動車販売会社にご連絡ください。
ACCをOFFにする

- ACC制御中でも制御を停止してACCはOFFになります。
- ACCをOFFまたはパワースイッチの電源モードをOFFにすると設定車速はリセットされます。
- パワースイッチの電源モードをOFFにして再度パワースイッチの電源モードをONにしたときは、ACCはOFFになります。
制御を再開するときは


- 制御を再開できる条件は、制御開始の条件と同じです。
- ブレーキペダルを踏んでいるときに、ドライバーがスイッチ操作をしたときは、車両は再発進しません。
設定車間距離を変更するときは

- 車間距離は車速に応じて変化し、車速が高いほど長くなります。
設定車間距離
ACCを使用せずにクルーズコントロールを起動するときは
インフォメーション画面がクルーズコントロール表示に切り換わるとともに、ブザーが鳴ります。
パワースイッチの電源モードをOFFにするとクルーズコントロールはOFFになります。クルーズコントロール(自動定速走行装置)

- クルーズコントロールは、前方車両に対する接近警報や車間距離制御を行いません。
車線維持支援機能[LKA]の作動
LKAは車線中央付近を走行するようにハンドルを制御し、運転者のハンドル操作を支援します。
- LKAは、道路の状況に応じて学習し制御を行っていますが、状況によっては限界が生じます。運転者は必ずハンドルを握り、安全運転を心がけてください。
LKAは、次の条件がそろったときに作動します。
- ACCの制御が開始しているとき
- 両側の車線を検出しているとき
- 前方車両を検出しているとき(車速が約50km/hを下回っている場合のみ)
- 運転者がハンドルを持っているとき
- 車線の中央付近を走行しているとき
- 方向指示灯が作動していないとき
- ワイパーが高速で作動していないとき

LKAのON/OFF切り換え
- 工場出荷時はLKAの設定はONになっています。
- パワースイッチの電源モードをOFFにしても、システムの作動状態(ONまたはOFF)を記憶しています。
次の手順に従って、LKAのON/OFFを切り換えます。
- マルチインフォメーションディスプレイスイッチを押して、インフォメーション画面を機能設定画面に切り換えます。マルチインフォメーションディスプレイスイッチ機能設定画面
-
スイッチまたは
スイッチを数回押して「LKA」に切り換えます。その後、
スイッチを押して設定変更画面に切り換えます。
スイッチもしくは
スイッチを押して「ON」または「OFF」を選択し、
スイッチを押すとLKAの設定が変更されます。
LKAの警告表示
車線を逸脱したときは
例:左側の車線を逸脱したときは、LKAインジケーターの左側の車線が橙色に点灯

- 車線逸脱警報システム[LDW]がOFFの場合でも、警告が表示されます。車線逸脱警報システム[LDW]
ハンドル操作をしていないときは
- 手離し運転を行うことはできません。運転者は必ずハンドルを持ち、安全運転を心がけてください。


- ハンドルに手を軽く添えて運転をしている場合などは、ハンドル操作を検出できず、警告が表示されることがあります。
- 警告が表示されてLKAが一時待機状態となった後、再び運転者がハンドル操作すると、警告表示が消えてLKAが復帰します。
フロントガラスのセンサー部が汚れているときは

フロントガラスの汚れを取り除くと、表示は消えて、システムは自動的に再開します。表示が消えない場合はセンサーの異常の可能性がありますので、三菱自動車販売会社で点検を受けてください。
LKAの一時待機

運転操作による一時待機
方向指示灯を作動させたときは、LKAが一時待機状態になり、LKAインジケーターが灰色に点灯します。(再び作動条件を満たすと作動を再開します)
システムによる一時待機
次の場合は、ブザーとともにインフォメーション画面に警告が表示され、LKAが一時待機状態になり、LKAインジケーターが灰色に点灯します。(再び作動条件を満たすと作動を再開します)
- 両側の車線を検出しなくなったとき
- 車速が約50km/h以下で、前方車両を検出しなくなったとき
- ジャンクションなどの急なカーブを走行したとき
- 前方車両に追従して停車したとき
LKAの解除
次の場合は、インフォメーション画面に警告が表示され、LKAが解除されます。
- ワイパーを高速で作動させたとき
- 走行車線内に車線のように見える物があるなど、車線が正しく検出できない状態が長時間続いたとき(雪のわだち、雨の日の周辺の光の反射、消し忘れの車線など)

- LKAによるハンドル制御は、運転者のハンドル操作によりいつでも修正することができます。
- LKAが解除されたときは、車線がはっきりと書かれている道路でマイパイロットをOFFにした後、再度ONにするとLKAを再開することができます。
