バッテリーについて
お車には駆動用バッテリーと補機用バッテリーの2種類が搭載されています。
駆動用バッテリー
モーターおよびエアコンを作動させるバッテリーです。
- 駆動用バッテリーは、密閉式のリチウムイオン高電圧電池です。リチウムイオン電池は、不適切な方法で処分すると、重度のやけどや感電により重大な傷害または死亡につながるおそれがあるだけでなく、環境汚染につながります。
- リチウムイオン電池には、次の特性があります。よくお読みいただき、注意して取り扱いください。
特性
- 一般的なリチウムイオン電池と同様に時間の経過や使用状況に伴い、バッテリー容量が低下します。これに伴い、EV航続可能距離が短くなり、動力性能も低下します。
使用年月や使用条件により徐々に容量が低下します。
特に、急な加減速の繰り返し、頻繁な急速充電の実施、酷暑地での使用、高温での車両保管などの場合は低下の割合が大きくなります。 - 外気温により性能が変化することがあります。特に低温時は常温時に比べて、EV航続可能距離が短くなり、充電時間が長くなります。また、満充電になる前に充電が停止することがあります。
- 駆動用バッテリー残量が満充電付近にあっても、外気温が低くなるほどエンジンが始動しやすくなります。
- エンジンが始動する頻度が多くなることで、燃費およびEV航続可能距離が低下します。
- 使用しなくても徐々に放電しバッテリー残量が減っていきます。
- 充電前にバッテリー残量を使い切る必要はありません。
取り扱いの注意点
- 長期間お車を使用されない場合は、3ヶ月ごとに駆動用バッテリー残量表示の目盛を確認してください。
目盛が0の場合は、目盛が表示されるまで充電するかプラグインハイブリッドEVシステムを起動して自動で始動したエンジンが停止するのを待ってからパワースイッチの電源モードをOFFにしてください。 - 駆動用バッテリーの回収を行っていますので、廃車するときは必ず三菱自動車販売会社にご相談ください。
作動音について
パワースイッチの電源モードがOFFでも、充電中に駆動用バッテリーを冷却するための冷却ファンなどの作動音やプレ空調中(タイプ別装備)にエアコンコンプレッサーなどの作動音が聞こえることがありますが、異常ではありません。プレ空調
補機用バッテリー
プラグインハイブリッドEVシステムの起動、照明、ワイパーなどを作動させるバッテリーです。
- 補機用バッテリーはREADY(走行可能)表示灯の点灯中または駆動用バッテリーの充電中に自動的に充電されます。
- 補機用バッテリーが上がったときは、プラグインハイブリッドEVシステムを起動できません。
また、駆動用バッテリーの充電もできません。補機用バッテリーが上がったとき