プラグインハイブリッドEVシステム
主な特徴
- 駆動用バッテリーに蓄えられた電気を使用して、バッテリー残量に応じてEV走行モードで電気自動車として走行します。
駆動用バッテリーに残量がある場合は、積極的にEV走行モードになります。
走行可能距離は、駆動用バッテリー残量や車速、エアコンの使用状況によって変わります。 - 駆動用バッテリー残量が減少したときや走行状況に応じて、EV走行モードからエンジンを併用するシリーズ走行モードやパラレル走行モードに自動制御します。
- 駆動用バッテリーの温度が極端に低い(-30℃以下)の場合はプラグインハイブリッドEVシステムが起動出来ない場合があります。その場合は、気温が上がるのを待ってから、プラグインハイブリッドEVシステムを再起動してください。
- 高性能モーターの採用により、走行中の騒音・振動を大幅に抑えるとともに力強く加速します。
- 回生ブレーキを採用し、アクセルオフ時に自動的に駆動用バッテリーを充電します(駆動用バッテリーの状況により充電しない場合もあります)。
- AC 200V(AC 200V普通充電ケーブル使用時)またはAC 100V(AC 100V普通充電ケーブル(この車種専用の100V充電ケーブルは販売しておりません)使用時)のEV充電用コンセントから充電することができます。
- CHAdeMO(チャデモ)規格に準拠した急速充電器またはV2H機器による充電も可能です。
CHAdeMOは、日本発の電気自動車用急速充電の規格で、その内容は国際標準にもなっています。
- 詳しくは、主な特徴をお読みください。
EV走行モードとは
- 駆動用バッテリーに蓄えられた電気を使用してモーターのみで走行するモードです。
シリーズ走行モードとは
- 駆動用バッテリー残量が減少した場合や急加速時、上り坂など力強い走りを必要とするときに、エンジン発電した電力を使用し、モーターのみで走行するモードです。
パラレル走行モードとは
- エンジンの効率が良くなる高速走行時に、エンジンの駆動力を利用して、モーターがアシストしながら走行するモードです。
各走行モードでのモーターとエンジンの役割
モーター | エンジン | |
---|---|---|
EV走行モード | 駆動 | 停止 |
シリーズ走行モード | 駆動 | 発電 |
パラレル走行モード | 駆動アシスト可 | 前輪駆動可+発電可 |
回生ブレーキとは
- モーターを発電機として使用して運動エネルギーを電気エネルギーに変換します。この変換時にブレーキ力が発生し、変換された電気エネルギーは駆動用バッテリーに充電されます。
- 走行中アクセルペダルから足を離したときに、エンジン車のエンジンブレーキに相当するブレーキ力が発生します。
また、シフトポジションをから
にすると回生ブレーキの効きが強くなります。走行状況に合わせて、回生レベルセレクター(パドル式)を
3~
5に操作してください。
- 回生レベルセレクター(パドル式)で回生ブレーキの効きを調整できます。
- ブレーキペダルを踏み込んだときは、より強い回生ブレーキが得られます。
- 走行中アクセルペダルから足を離したときに、エンジン車のエンジンブレーキに相当するブレーキ力が発生します。
- 詳しくは、回生ブレーキとはをお読みください。
充電の種類
駆動用バッテリーを充電するには以下の方法があります。(詳しくは、充電の種類をお読みください。)
種類 | 充電給電口*1 | 充電コネクター | 充電 | 充電時間*2 |
普通充電 (AC 200V) |
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約7.5時間 |
普通充電 (AC 100V)*3 |
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AC 100V電源からでも充電することができますが、AC 200V電源での充電に比べると充電時間が長くなります。 | |
急速充電 | ![]() |
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約32分*4 (満充電の80%まで) |
V2H充電*5 | ![]() |
V2H機器やご家庭の電力事情により異なります。 |
- 充電給電口は車両の右側後方にあります。
- 充電時間は駆動用バッテリーの状態、車両の使用環境、急速充電器またはV2H機器の仕様によって異なります。
また、高温および低温時ならびに電装品使用時には充電時間が長くなる場合があります。 - この車種専用の100V充電ケーブルは販売しておりません。
- 急速充電器の出力が50kW仕様の場合の充電時間です。
- V2H充電をするためには、V2H機器の設置が必要です。
普通充電のしかた
- シフトポジションを
にし、電動パーキングブレーキを確実にかけます。
-
ライトなどの電装品を停止して、パワースイッチの電源モードをOFFにします。
-
運転席ドアを解錠した後、充電リッドの後方を奥まで押して充電リッドを開けます。
-
ツメを押して中ブタを開けます。
-
普通充電ケーブルのプラグをコンセントに確実に差し込み、コンセントのふたロック機構でプラグをロックします。
-
充電ケーブルのコントロールボックスのインジケータがREADY(緑)点灯していることを確認します。
充電ケーブルのコントロールボックスがREADY(緑)点滅している場合は、コンセントのアース線が断線または接続されていません。コンセントのアース状態をご確認ください。
充電ケーブル(コントロールボックス付) -
普通充電コネクターの保護キャップを取り外し、普通充電コネクターおよび普通充電給電口の先端部にほこりなど異物が付いていないことを確認します。
-
図のように普通充電コネクターの下部を握り、ボタンを押さずにカチッと音がするまで差し込みます。
コネクターロックモードをLOCKに設定しているときは、充電開始直前に充電コネクタ―が自動的にロックされます。 -
メーター内の充電表示灯が赤色に点滅していることを確認します。
充電表示灯が赤色に点滅しない場合は、充電が開始されていません。
普通充電コネクターおよびプラグが正しく接続されているか確認しながら、再度手順7からやり直してください。 -
充電表示灯の点滅が止まり、消灯したら充電は完了です。
- 詳しくは、普通充電のしかたをお読みください。
急速充電のしかた
- シフトポジションを
にし、電動パーキングブレーキを確実にかけます。
-
ライトなどの電装品を停止して、パワースイッチの電源モードをOFFにします。
-
運転席ドアを解錠した後、充電リッドの後方を奥まで押して充電リッドを開けます。
-
ツメを押して中ブタを開けます。
- 急速充電給電口に急速充電コネクターを取り付け、急速充電、V2H充電またはV2H給電を開始します。
取り付け方、取り外し方については、各急速充電器または各V2H機器のマニュアルに従ってください。 - 停電時にV2H充電・V2H給電が実施できないとき
- 今すぐ充電スイッチを長押しすると車両からV2H機器へ電源供給を開始します。
- 電源供給した場合、充電表示灯が点滅します。
今すぐ充電スイッチ -
急速充電またはV2H充電のとき
- 充電表示灯が点滅しない場合は、充電が開始されていません。各急速充電器または各V2H機器のマニュアルに従ってください。
- 充電表示灯が点滅しない場合は、給電が開始されていません。各V2H機器のマニュアルに従ってください。
- 給電を停止した後は、各V2H機器のマニュアルに従って急速充電コネクターを取り外し、充電リッドの後方をカチッと音がするまで押して充電リッドを閉じます。
- 充電表示灯が消灯したら充電は完了です。充電は下記の条件で終了します。
- ほぼ満充電になったとき
- 急速充電器またはV2H機器側で充電停止操作を行ったとき
- 急速充電器またはV2H機器側に設定されている停止条件(充電量・充電時間)となったとき
- 詳しくは、急速充電・V2H充電・V2H給電のしかたをお読みください。