エンジンルーム
エンジンルーム内を点検するときは安全な場所に停車し、電動パーキングブレーキをかけた状態でボンネットを開けます。
エンジンルーム内の配置図

- エンジンルーム内では高電圧を発生する部品および高電圧の配線(オレンジ色)ならびにそのコネクターの取り外し、分解などは絶対に行わない。
感電など、命にかかわる重大な傷害を受けるおそれがあります。これらの部位には取り扱い上の注意を記載したラベルが貼り付けてありますので、ラベルの指示にしたがってください。必要な整備については、三菱自動車販売会社へ依頼してください。
プラグインハイブリッドEVシステム車について - 点検や整備に使用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れない。
故障や車両火災につながるおそれがあります。 - 点検、整備をするときは必ず車両が安全な状態であることを確認する。
点検・整備をするときは
- エンジン回転中はエンジンルームに手を入れない。
手や衣服がドライブベルトなどに巻き込まれるおそれがあります。 - 点検をするときはエンジンルーム各部が十分冷えてから点検する。
エンジンルーム内の部品には高温になるものがあるので、やけどをするおそれがあります。
これらの部品には取り扱い上の注意を記載したラベルが貼り付けてありますので、ラベルの指示にしたがってください。 - エンジンルーム内で作業する場合は、安全のためにパワースイッチの電源モードをOFFにする。
冷却ファンはエンジンが回転していなくても自動的に回り出すことがあります。 - 通常はリザーバータンクのキャップおよび、モーター冷却用コンデンスタンクのキャップを外さない。
冷却水には圧力がかかっているため、冷却水の温度が高いときにキャップを外すと、蒸気や熱湯が噴き出し、やけどをするおそれがあります。 - ワイパーアームを起こしたままボンネットを開けないでください。ボンネットやワイパーが損傷します。
- 点検整備の詳細については、別冊のメンテナンスノートをお読みください。
ボンネットの開けかた、閉めかた
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運転席の右下にあるボンネットオープナーを引きます。ボンネットが少し浮き上がります。
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ボンネット先端のすき間に手を入れ、レバーを横に押しながらボンネットを持ち上げます。
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ステーをフックから外し、車体の穴(ステー差し込み位置)に確実に差し込みます。
ステーを持つときはスポンジ部分を持ってください。 -
閉めるときはステーをフックに戻し、ボンネットを20cm~30cmの高さまでゆっくり降ろしてから、手を離して落としてロックします。ロックできなかったときは、レバーを操作してボンネットをもう一度持ち上げてから再度落としてください。ボンネットを上から押して閉めようとしないでください。
- 走行前、ボンネットが確実に閉まっていることを、必ず確認する。
ロックされていないと、走行中にボンネットが開き、思わぬ事故につながるおそれがあります。 - 蒸気が出ているときは、ボンネットを開けない。
やけどなど重大な傷害につながるおそれがあります。プラグインハイブリッドEVシステムを停止し、蒸気が出なくなるまで待ち、ボンネットを開けてください。
- ステーは必ず所定の穴に差し込んでください。所定以外の箇所に掛けるとステーが外れ、思わぬ事故につながるおそれがあります。
- 風が強いときは、ボンネットをしっかり持ってゆっくりと開ける。
- ボンネットを開けたときは、ボンネットに頭などをぶつけないよう注意する。
- ラジエーターなどの高温部には触れない。
やけどをするおそれがあります。 - ボンネットを閉めるときは、手などを挟まないように注意して降ろす。
- ボンネットを閉めるときに、ボンネットに体重をかけて強い力で押すと、ボンネットがへこむおそれがあります。
- 高電圧部品が駆動している状態でボンネットを開けたとき、ピピピッと音が鳴ります。