充電の種類
駆動用バッテリーを充電するには以下の方法があります。
種類 | 充電給電口*1 | 充電コネクター | 充電 | 充電時間*2 |
普通充電 (AC 200V) |
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約7.5時間 |
普通充電 (AC 100V)*3 |
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AC 100V電源からでも充電することができますが、AC 200V電源での充電に比べると充電時間が長くなります。 | |
急速充電 | ![]() |
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約32分*4 (満充電の80%まで) |
V2H充電*5 | ![]() |
V2H機器やご家庭の電力事情により異なります。 |
- 充電給電口は車両の右側後方にあります。
- 充電時間は駆動用バッテリーの状態、車両の使用環境、急速充電器またはV2H機器の仕様によって異なります。
また、高温および低温時ならびに電装品使用時には充電時間が長くなる場合があります。 - この車種専用の100V充電ケーブルは販売しておりません。
- 急速充電器の出力が50kW仕様の場合の充電時間です。
- V2H充電をするためには、V2H機器の設置が必要です。
V2H(ヴィーツーエッチ)とは
- 「Vehicle to Home」の略で、車両の電力を家庭用の電力供給源として利用することができます。
急速充電と同じCHAdeMO(チャデモ)規格の急速充電コネクターを使い、車両と自宅などの双方向充給電を行うものです。
V2H本体から車両へ充電を行うことをV2H充電、V2H本体を経由して車両から自宅へ電力供給することをV2H給電といいます。
V2Hの詳細については、各V2Hメーカーのカタログ、取扱説明書などでご確認していただくか、V2Hメーカーにお問い合わせください。
- 急速充電コネクターを接続したあとに今すぐ充電スイッチを長押しするとV2Hへの電源供給をすることができます。
今すぐ充電スイッチ
V2L(ヴィーツーエル)とは
- 「Vehicle to Load」の略で、車両の電力を家電機器等の放電器へ電力供給し利用することができます。
急速充電と同じCHAdeMO(チャデモ)規格の急速充電コネクターを使い、車両の電力を家電機器等の放電器へ電力供給を行うものです。
V2Lの詳細については、各V2Lメーカーのカタログ、取扱説明書などでご確認していただくか、V2Lメーカーにお問い合わせください。
普通充電のしかた
- 普通充電コネクターを充電ポートに接続した際、ブザーの音と共に充電口照明が赤色に点滅し、充電が開始されない場合、コネクターが正しく挿入されていない可能性があります。その場合は点滅が終わった後、一度コネクターを抜いてから、再度接続してください。
- 再度接続してもブザーおよび赤点滅が同様に出る場合、充電システムに異常の可能性があります。一度販売会社へお問合せください。
- 普通充電コネクターの頭部を握らない。
- リッドの内側の突起物に気をつける。
- 充電中は普通充電コネクターに無理な力を加えない。
普通充電コネクターや普通充電給電口が破損して、充電ができなくなる可能性があります。
- 充電リッドを開けます。
充電リッドの開けかた、閉めかた -
ツメを押して中ブタを開けます。
-
普通充電ケーブルのプラグをコンセントに確実に差し込み、コンセントのふたロック機構でプラグをロックします。
-
充電ケーブルのコントロールボックスのインジケータがREADY(緑)点灯していることを確認します。
充電ケーブルのコントロールボックスがREADY(緑)点滅している場合は、コンセントのアース線が断線または接続されていません。コンセントのアース状態をご確認ください。
充電ケーブル(コントロールボックス付) -
普通充電コネクターの保護キャップを取り外し、普通充電コネクターおよび普通充電給電口の先端部にほこりなど異物が付いていないことを確認します。
-
図のように普通充電コネクターの下部を握り、ボタンを押さずにカチッと音がするまで差し込みます。
コネクターロックモードをLOCKに設定しているときは、充電開始直前に充電コネクタ―が自動的にロックされます。 -
メーター内の充電表示灯が赤色に点滅していることを確認します。
充電表示灯が赤色に点滅しない場合は、充電が開始されていません。
普通充電コネクターおよびプラグが正しく接続されているか確認しながら、再度手順5からやり直してください。 -
充電表示灯の点滅が止まり、消灯したら充電は完了です。普通充電コネクターの下部を握り、ボタンを押しながら引き抜き、普通充電コネクターの保護キャップを取り付けます。
- 中ブタを閉じてから、充電リッドの後方をカチッと音がするまで押して充電リッドを閉じます。
- プラグをコンセントから引き抜き、普通充電ケーブルを専用袋に入れてラゲッジに(7人乗り車)、またはラゲッジアンダーボックス内に(5人乗り車)保管します。
- 充電が終わった後は、必ず普通充電コネクターが普通充電給電口から取り外されていることを確認する。
普通充電コネクターが根元まで差されておらずロックがかかっていない場合、パワースイッチを操作するとREADY(走行可能)表示灯が点灯し、走行可能状態にできるため、車両が発進して思わぬ事故につながるおそれがあります。 - コンセントは地上1m前後に設置されたものを使用してください。コンセントの接地位置が低い場合、コントロールボックスが地面に接し、水没や踏みつけてしまうなど、トラブルの原因となります。
- 充電を途中で中止することもできます。この場合、充電コネクターロックを解除し(充電コネクターロックの解除のしかた)、ボタンを押しながら普通充電コネクターを引き抜きます。
駆動用バッテリークーラー
普通充電の際に、駆動用バッテリーの冷却を停止することができます。
冷却中のエアコンコンプレッサーなどの作動音を一時的に消したいときにご使用ください。バッテリー容量低下の割合を小さくするために、通常は駆動バッテリークーラーの設定をONにしておくことをおすすめします。
- 駆動用バッテリークーラーのON/OFF設定は、パワースイッチの電源モードをOFFにしても記憶しています。
- 駆動用バッテリーの温度によって、冷却の作動を自動的に制御します。
- 急速充電中は、駆動用バッテリークーラーの設定をOFFにしても冷却を停止することはできません。
急速充電・V2H充電・V2H給電のしかた
- 停電時等で車両から電源をV2H機器またはV2L機器に供給する場合、V2H機器またはV2L機器側で電源供給機能に対応していない場合は使用できません。
- 急速充電、V2H充電またはV2H給電は、CHAdeMO(チャデモ)規格に準拠した急速充電コネクターを使用して行います。
(CHAdeMOは、日本発の電気自動車用急速充電の規格で、その内容は国際標準にもなっています) - 急速充電終了後にプラグインハイブリッドEVシステムを起動させると、車室内後方から作動音が聞こえることがあります。これは充電用部品の動作をチェックしているためで異常ではありません。
- 充電リッドを開けます。
充電リッドの開けかた、閉めかた -
ツメを押して中ブタを開けます。
- 急速充電給電口に急速充電コネクターを取り付け、急速充電、V2H充電またはV2H給電を開始します。
取り付け方、取り外し方については、各急速充電器または各V2H機器のマニュアルに従ってください。 - 停電時にV2H充電・V2H給電が実施できないとき
- 今すぐ充電スイッチを長押しすると車両からV2H機器へ電源供給を開始します。
- 電源供給した場合、充電表示灯が点滅します。
電源供給開始後、各V2H機器のマニュアルに従ってください。
今すぐ充電スイッチ
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急速充電またはV2H充電のとき
- 充電表示灯が点滅しない場合は、充電が開始されていません。各急速充電器または各V2H機器のマニュアルに従ってください。
- 充電表示灯が点滅しない場合は、給電が開始されていません。各V2H機器のマニュアルに従ってください。
- 給電を停止した後は、各V2H機器のマニュアルに従って急速充電コネクターを取り外し、手順6を行ってください。
- 充電表示灯が消灯したら充電は完了です。充電は下記の条件で終了します。
- ほぼ満充電になったとき
- 急速充電器またはV2H機器側で充電停止操作を行ったとき
- 急速充電器またはV2H機器側に設定されている停止条件(充電量・充電時間)となったとき
- 中ブタを閉じてから、充電リッドの後方をカチッと音がするまで押して充電リッドを閉じます。
急速充電、V2H充電、V2H給電の注意事項
- 必ず、CHAdeMO規格に準拠し、CHAdeMO協議会の認証を受けた急速充電器またはV2H機器を使用する。
それ以外の急速充電器またはV2H機器を使用すると火災、故障の原因となります。 - 急速充電器またはV2H機器の操作は、各急速充電器または各V2H機器のマニュアルにしたがって正しく行う。
無理な操作を行うと故障の原因となります。 - 植え込み型心臓ペースメーカーおよび植え込み型除細動器(ICD)を使用されている方は、心臓ペースメーカーなどをご使用されている方への注意事項をお読みください。
- 急速充電口を開けてから閉めるまでの間、急速充電口および急速充電コネクターに水やほこりなどの異物が付いていないことを確認してください。
火災、感電、漏電、故障の原因となります。 - 充電中は、急速充電コネクターをむりやり外そうとしたり、ゆすったりしない。
火災、感電、故障の原因となります。 - 30mを超えるケーブルを使用しないでください。
思わぬ故障の原因となります。 - 充電中は、冷却ファンに手を近づけない。
充電中、パワースイッチの電源モードがOFFでも、エンジンルーム内の冷却ファンが自動的に作動することがあります。 - 急速充電給電口および急速充電コネクターの金属端子部に手を触れない。
感電、故障の原因となります。
- 急速充電器またはV2H機器は、使用可能時間内に充電が終了するように余裕を持って使用してください。
充電中または給電中に急速充電器またはV2H機器の電源がOFFになった場合、車両故障につながるおそれがあります。 - 急速充電コネクターを落とさないように注意する。
ケガをしたり、車両や急速充電コネクター、急速充電給電口を破損したりするおそれがあります。 - 急速充電コネクターを差し込むときは、急速充電給電口に対してまっすぐに根元まで差し込む。
急速充電コネクターが根元まで差し込まれないまま充電を開始すると、駆動用バッテリーが充電されなかったり充電機器またはV2H機器が破損するおそれがあります。 - 充電中は急速充電コネクターに触らない。
充電中は急速充電コネクターがロックされ取り外すことができません。無理に急速充電コネクターを外そうとすると急速充電コネクターが破損する可能性があります。途中で充電を止めるときは、充電機器またはV2H機器の表示手順に従って充電を停止して、充電が中止されたことを確認してから急速充電コネクターを取り外してください。 - 充電が終わった後は急速充電コネクターを取り付けたまま放置しない。
誤ってケーブルに足を引っかけて転倒したり、いたずらにより急速充電給電口を破損するおそれがあります。 - 走行する前は、必ず急速充電コネクターが急速充電給電口から取り外されていることを確認する。
急速充電コネクターが根元まで差されておらずロックがかかっていない場合、パワースイッチを操作するとREADY(走行可能)表示灯が点灯し、走行可能状態にできるため、車両が発進して思わぬ事故につながるおそれがあります。 - 充電中には急速充電コネクター、ケーブルが車体よりはみ出すため、体に引っ掛けたり、隣の車両に接触しないように注意してください。
- 急速充電コネクターや急速充電給電口に異物が入り接続ができなくなったときは、無理に接続せずに三菱自動車販売会社にご連絡ください。無理に接続しようとすると、充電装置と車両が破損するおそれがあります。
- 充電中は盗難などを防ぐため、必ずドアを施錠してください。
- 急速充電器は、使用可能時間内に充電が終了するように余裕を持って使用してください。充電中に急速充電器の電源がOFFになった場合、車両故障につながるおそれがあります。
- 急速充電給電口には排水用の穴があります。この穴が詰まったりして急速充電給電口内に水が溜まったときは、充電を行わずに三菱自動車販売会社にご連絡ください。
- 急速充電給電口が凍結したときは、ヘアドライヤーなどで解凍してください。凍結したまま急速充電コネクターを無理に接続しようとすると、故障の原因になります。
- パワースイッチの電源モードをOFFにしてすぐに充電を開始すると、充電が開始されない場合があります。パワースイッチの電源モードをOFFにした場合、しばらくしてから充電を開始してください。
- 充電表示灯は、急速充電コネクターを急速充電給電口に差し込むと点灯し、充電が開始されると点滅に切り替わります。
- 充電口照明は、充電が開始されると、緑色に点滅します。
- 充電中に駆動用バッテリーの充電量を確認したい場合は、いずれかのドアを開けるか、パワースイッチの電源モードがOFF以外のときにステアリングスイッチを操作するとマルチインフォメーションディスプレイに駆動用バッテリー残量表示が点灯し、確認することができます。
- 充電中は、車体から冷却ファンやエアコンプレッサーなどの作動音が聞こえることがあります。
これは駆動用バッテリー冷却システムが作動したためで異常ではありません。 - 駆動用バッテリー冷却システムはエアコンシステムの一部を利用するため、自動的にエアコンコンプレッサーが作動します。
充電後車体下が濡れていても、透明でサラサラしていればエアコンの除湿水であり異常ではありません。 - 充電中に電装品を使用した場合、充電完了までにかかる時間が長くなる可能性があります。
- 急速充電は満充電付近になると充電される速度が遅くなります。次に待っている人がいるときは、必要な量で充電を停止し、次の方にゆずってあげてください。
- 充電終了後は、充電器の前に車両を駐車したままにせず、すみやかに車両を移動してください。
- 急速充電またはV2H充電は、充電量が100%になる前に充電が完了します。これはCHAdeMO規格の仕様であり、故障ではありません。
- 急速充電コネクターを急速充電給電口に接続したままではプラグインハイブリッドEVシステムの起動はできません。起動させる前に、必ず急速充電コネクターを外してください。
- 充電が終わった後、急速充電給電口の中ブタを閉めずにリッドを閉めると、中ブタの破損や充電リッドが傷付くおそれがありますので確実に閉じてください。
- 充電リッドが開いた状態で、センタードアロック、キーレスエントリーまたはキーレスオペレーション機能を使って施錠したときは、充電リッドを閉じると充電リッドも施錠されます。
- 充電リッドが完全に閉まっていないとパワースイッチの電源モードをONにしたとき、マルチインフォメーションディスプレイに充電リッド開表示を表示します。
充電リッドの開閉(充電リッドの開けかた、閉めかた)
警告メッセージ(警告メッセージ)
タイマー充電
- My MITSUBISHI CONNECT(タイプ別装備)やスマートフォン連携ナビゲーションを使用してタイマー充電を設定することができます。
- 普通充電ケーブル接続状態で、充電開始時間および充電終了時間を指定しておくと、その時間に充電を行います。
- タイマー充電の設定の仕方については、スマートフォン連携ナビゲーション取扱説明書(別冊)をお読みください。
- タイマー充電を使用するときは、車載の普通充電ケーブルを使用してください。公共用および家庭用に市販された充電ケーブル付き普通充電器を使用すると、タイマー充電が開始できない場合があります。