充電中の電装品の使いかた

普通充電、急速充電、V2H充電、V2H給電中にパワースイッチの電源モードをONにすると、エアコンなどを使用することができます。V2Hについては(V2H(ヴィーツーエッチ)とは)をお読みください。

電装品を使用するときは

  • 充電中に電装品を使用すると、電装品で電力が消費されるため、次のようになります。
    • 普通充電時:
      充電時間が長くなる場合があります。また、電力消費量が充電量よりも大きくなり、駆動用バッテリーへ充電されず、駆動用バッテリーの残量が低下する場合があります。
    • 急速充電時、V2H充電時:
      充電時間が長くなる場合があります。また、急速充電器またはV2H機器の仕様によっては、充電されず、充電量が低下する場合があります。
  • 充電中または給電中にエアコンなどを使用すると、強い電磁波またはノイズによりラジオが聞こえなくなることがあります。
  1. 普通充電、急速充電、V2H充電またはV2H給電を開始します。
    普通充電のしかた
    急速充電・V2H充電・V2H給電のしかた
  2. メーター内の充電表示灯が点滅していることを確認します。
    充電表示灯が点滅していないと、電装品が作動しません。充電が正しく行われているか確認してください。

  3. パワースイッチの電源モードをOFFからONにします。
    必ず充電表示灯が点滅してから、パワースイッチの電源モードをONにしてください。充電表示灯が点滅する前に、パワースイッチの電源モードをONにすると充電を開始しない場合があります。
    パワースイッチの電源モードがONのときは、キーレスエントリー機能またはキーレスオペレーション機能でドアおよびテールゲートを施錠することができません。
    車両から離れる場合は、パワースイッチの電源モードをOFFに切り替えて、施錠してください。
    パワースイッチの電源モードの切り替えかた

  4. エアコンなどの電装品が使用できます。
    パワースイッチの電源モードはONにして使用してください。
    ヒートポンプ無車では、充電中に暖房を使用できません。
    充電中はアクセサリーコンセントは使用できません。
    メーター表示画面をエネルギーフロー表示に切り替えると、駆動用バッテリーの充電、給電の状態が分かります。
    車両情報
  5. 電装品の使用を止めるときはパワースイッチの電源モードをOFFにします。
    パワースイッチの電源モードをOFFにしても充電は継続します。
    パワースイッチの電源モードをOFFにすると、エアコンなどは停止します。
    パワースイッチの電源モードの切り替えかた
電源モードオートカット機能
  • パワースイッチの電源モードがONのままで約30分経過すると、エアコンなどが作動中でも電源を自動的にカットする機能です。
    パワースイッチを操作すると、再び電源が入ります。

エアコンの自動停止

  • 駆動用バッテリーの残量が低下し、「駆動用バッテリー残量低下のためエアコンを現在使用できません」と警告が表示されたときは自動的にエアコンが停止します。
    エアコンが停止するとエアコンパネルが消灯します。
  • エアコンが自動停止した後、「エアコンが使用可能になりました」とメッセージが表示されれば、エアコンを再度使用できるようになります。

エネルギーフロー表示

  • 充電時のエネルギーの流れを表示します。詳しくは、(車両情報)をお読みください。

低外気温での暖房

  • 低外気温では、ヒートポンプのみでは十分な暖房性能が得られない場合があります。暖房性能低下時は「現在暖房能力が低下しています」というメッセージが表示されますが、異常ではありません。
  • 外気温が−15°C近くまで下がると、ヒートポンプが停止し暖房が使用できません。

充電中の電装品の使いかたの注意事項

  • 植え込み型心臓ペースメーカーおよび植え込み型除細動器(ICD)を使用されている方は、心臓ペースメーカーなどをご使用されている方への注意事項をお読みください。
  • お子さまや介護を必要とされる方や、ペットなどを車内に残して使用しない。
    システムの自動停止などの理由で車内が高温または低温になることがあります。炎天下では車内の温度は急速に上昇し、熱中症や脱水症状になるおそれがあります。また、外気温が低い場合は、車内の温度は急速に下がることがあります。最悪の場合は死亡につながるおそれがあります。また、ワイパーや電動パーキングブレーキなどが操作できる状態になるため、誤操作により、思わぬ事故につながるおそれがあります。
  • 周囲の安全を確認してから使用する。
  • セレクターレバーを動かさない。
    車両が意図せず動き出す可能性があります。