EVモードセレクタースイッチ
EVモードセレクタースイッチを押すごとに、EVモードを切り替えることができます。
EVモードの切り替えかた
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パワースイッチの電源モードがONのとき、EVモードセレクタースイッチを押すごとに次の順でモードが切り替わります。
「NORMAL」(ノーマルモード)⇒「EV」(EVプライオリティモード)⇒「SAVE」(バッテリーセーブモード)⇒「CHARGE」(バッテリーチャージモード)⇒「NORMAL」(ノーマルモード) -
EVモードセレクタースイッチを押すと、マルチインフォメーションディスプレイにEVモードが表示されます。モードを選択して約2秒間待機すると、モードが確定します。
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選択されたモードがマルチインフォメーションディスプレイに数秒間割り込み表示され、EVモードインジケーターが切り替わります。
- お車や走行状況により、使用できないモードがあります。使用できないモードは、文字がグレーで表示されます。
- 使用できないモードを選択すると、使用できない理由がマルチインフォメーションディスプレイに表示されます。
NORMAL(ノーマル)モード
通常の走行時に使用します。モーターとエンジン両方をバランスよく使用します。
- パワースイッチの電源モードをONにするたびに、EVモードは「NORMAL」になります。
EV(EVプライオリティ)モード
住宅街など騒音や排気ガスに配慮する必要がある場所で、できるだけエンジンを始動させずに走行したいときに使用します。
- パワースイッチの電源モードがONのときにEVモードセレクタースイッチを押して「EV」を選択します。アクセルペダルを荒く踏み込んだとしても、できるだけEVモードで走行することができます。
- ドライブモードセレクターでPOWERモードまたはTARMACモードを選択中は、EVプライオリティモードは使用できません。
ドライブモードセレクター - 駆動用バッテリーが低温または高温になり、プラグインハイブリッドEVシステムの保護機能が働いた場合、EVプライオリティモードは使用できません。
酷暑時の注意事項と対処方法
極寒時の注意事項と対処方法 - EVプライオリティモードで走行中、アクセルペダルを深く踏み込んでエンジンが始動したときは、急加速することがあります。
- 次のようなときは、エンジンが始動したとしてもEVプライオリティモードが継続されます。
- アクセルペダルを深く踏み込んだとき
- アクセルペダルを繰り返し荒く操作したとき
- デフロスタースイッチを押したとき
- 高車速(モーター走行可能速度域を超える)で走行したとき。
- 外気温が低いとき、エアコンを作動させたままプラグインハイブリッドEVシステムを起動すると、暖房のためエンジンがすぐに始動することがあります。このようなときは、プラグインハイブリッドEVシステムを起動する前に、パワースイッチの電源モードがONの状態でEVプライオリティモードに切り替えることで、エンジンの始動を抑制することができます。
- EVプライオリティモードの作動中は、アクセルペダル操作への反応が鈍くなることがあります。
- 駆動用バッテリーの劣化や外気温の低下によって、EVプライオリティモード中のモーター出力が低下する場合があります。そのような場合は、モーター出力を確保するため、EVプライオリティモードを解除してエンジンを始動してください。
CHARGE(バッテリーチャージ)モード
アクセサリーコンセントを活用するときや、目的地で電力を使うため駆動用バッテリーの残量を増やしたいときに使用します。また、前もってバッテリーチャージモードで駆動用バッテリーの残量を増やしておくことで長い登り坂を快適に走行することができます。
- パワースイッチの電源モードがONのときにEVモードセレクタースイッチを押して「CHARGE」を選択します。バッテリーチャージモードにするとエンジンが始動し、走行中にバッテリーを満充電近くまで充電することができます。
- バッテリーチャージモードに切り替えると停車中でもエンジンが始動するので、駐停車状態で車庫や雪が積もった場所などでは、使用しない。
排気ガスが車内に侵入して、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。必ず換気の良い場所で使用してください。 - 枯草や紙など燃えやすいものの近くでは、車を止めてバッテリーチャージモードを使用しない。
排気管が高温になっているため、火災になるおそれがあります。
- 車両前方をふさぐようなものを置いたまま、バッテリーチャージモードを使用しない。
- 駆動用バッテリーが低温のときは、モードを選択できない場合があります。
- 駆動用バッテリーの残量やプラグインハイブリッドEVシステムの制御状態によっては、バッテリーチャージモードを選択してもエンジンが始動しない場合があります。
- 駆動用バッテリーの状態、走行状態、使用環境により満充電近くまでの充電時間が長くなる場合があります。
- けん引走行中は、バッテリーチャージモードを使用しても駆動用バッテリーの残量が増えない場合があります。
- 充電量が高くなるとエンジンが停止することがあります。
- バッテリーチャージモードは、ガソリンを使って発電するため、燃費が悪化します。環境へ配慮したご使用をおすすめします。
- 駐停車中にバッテリーチャージモードを使用してエンジンが始動した場合、アイドリングストップに関する条例に触れ罰則を受けるおそれがあります。
駐停車中の使用については、関係する自治体に確認してから使用してください。また、エンジンが始動した場合、ガソリンを消費するため燃料切れを起こさないよう注意してください。
SAVE(バッテリーセーブ)モード
目的地でEV走行したいときや駆動用バッテリーの電力を使うなど、駆動用バッテリーの残量を維持したいときに使用します。高速走行時に駆動用バッテリーの電力消費を抑えることもできます。
- パワースイッチの電源モードがONのときにEVモードセレクタースイッチを押して「SAVE」を選択します。バッテリーセーブモードにしたときの駆動用バッテリー残量を維持するようにエンジンが始動し、シリーズ走行またはパラレル走行します。
- 駆動用バッテリーが低温のときは、モードを選択できない場合があります。
- 停車中や走行中に、エンジンが停止することがあります。
- 駆動用バッテリーの残量やプラグインハイブリッドEVシステムの制御状態によっては、バッテリーセーブモードを選択してもエンジンが始動しない場合があります。