充電に関する注意事項
充電するときは、火災や感電事故などを防ぐため、次のことを必ずお守りください。
- 20A以上の専用分岐回路に接続されたEV充電用コンセントを使用する。また、電源回路には漏電遮断器を設置し、コンセントには必ずアース接続を行う。
EV充電用以外のコンセントを使用した場合、または専用の電源回路を使わない場合は配線の異常発熱、ブレーカーによる電気回路の遮断、他の電気機器への悪影響などが発生することがあります。 - 設置場所が屋外、または雨水などで濡れる可能性がある場合には、防水処理されたEV充電用コンセントを使用する。
- 雨や雪の日に充電するときは感電を防止するため、次のことに注意する。
- 充電給電口、充電コネクター、コンセント、プラグを濡れた手でさわらない
- 充電給電口、充電コネクター、コンセント、プラグの端子部が濡れないように接続する
- 大雨、大雪、強風などの悪天候のときや、今後悪天候が予想されるときは、屋外での充電は行わない
- 落雷のおそれがある場合は充電を行わない。万一、普通充電中に急に雷が鳴り出した場合は、車両および充電コネクターにはさわらず、ブレーカーをOFFにする
- 充電リッドおよび中ブタを空けたままにしたり、充電ケーブルを屋外に放置しない。
充電給電口や充電コネクターに水が入ると漏電の原因となり、火災、感電のおそれがあります。 - 充電中にコンセントの接続部分が雪に埋もれてしまったときは、先にコンセントにつながっている手元スイッチまたはブレーカーを切ってから、雪を除去してプラグを抜く。
充電中に車両が雪に埋もれてしまった場合も雪を除去してから、充電コネクターを抜いてください。 - 外出先で普通充電をする場合、普通充電器の一部(他社製の普通充電ケーブル含む)は、この車両に対応していないことがあります。また、充電作業は充電器本体に表示された操作手順にしたがって行ってください。
- 充電や外部給電を使用するとき以外は、充電リッドを開けない。
- 安全のため、充電はお子さまや不慣れな方だけで行わない。また、充電コネクターを幼児の手の届くところで使用しない。
- 植え込み型心臓ペースメーカーおよび植え込み型除細動器(ICD)を使用されている方は、心臓ペースメーカーなどをご使用されている方への注意事項をお読みください。
- 普通充電ケーブルを束ねたり、巻き付けた状態で充電しない。
普通充電ケーブルが異常発熱して火災の原因となるおそれがあります。 - 充電前に、充電給電口および充電コネクターにほこりなどの異物が入っていないことを確認する。
このとき充電給電口に手を触れないようにしてください。ほこりなどの異物が入り込んでいる場合は、三菱自動車販売会社で点検を受けてください。 - 充電コネクターと充電給電口を接続する際、接続部に水やほこりなどの異物が入らないようにする。
水やほこりなどの異物が入ったまま接続すると火災、感電の原因となります。接続部に強く水などがかかるおそれのあるときは充電しないでください。 - 火災、感電、ショートの原因になるため、充電機器を取り扱うときは次の点に注意する。
- 普通充電ケーブルを抜き差しするときは、ケーブル部を引っ張って抜かないでください。プラグ部を持って抜いてください
- 普通充電コネクター、コントロールボックス、プラグは水の中につけないでください
- 感電など充電中の事故を防ぐため、次のことを守る。
- 三菱自動車が販売している普通充電ケーブルを使用する
- 防水処置のされているコンセントを使用する
- 濡れた手でプラグの抜き差しをしない。
- 普通充電ケーブルやプラグが損傷していたり、異物が入り接続できない場合は、無理に接続しない。
- プラグや充電ケーブル、コントロールボックスに異常な発熱を感じたらすぐに使用を中止する。
使用中表面が暖かくなることがありますが故障ではありません。 - いつもと違う臭いがしたり、車両から煙が出ているときは、すみやかに充電を中止する。
- 周囲が囲まれた換気の悪い場所で充電しない。また補機用バッテリーに火気を近づけない。
充電の際に補機用バッテリーから発生する可燃性ガスが建物内などに充満して、爆発するおそれがあります。
やむを得ず充電するときは、換気を十分に行ってください。 - 充電中は冷却ファンに手を近づけない。
充電中、パワースイッチの電源モードがOFFでも、エンジンルーム内の冷却ファンが自動的に作動することがあります。 - 次の種類以外のコンセントおよび、専用回路ではないコンセントには、絶対に接続しない。
AC200Vコンセント(AC200V普通充電ケーブル使用時):日本配線システム工業会規格JWDS-0033
EV充電用コンセント20A 250VAC100Vコンセント(AC100V普通充電ケーブル(この車種専用の100V充電ケーブルは販売しておりません)使用時):日本配線システム工業会規格JWDS-0033
EV充電用コンセント15A 125V - 普通充電給電口の中ブタおよびリッドを開けたまま長時間放置しない。
普通充電給電口に水やほこりなどが入ると漏電の原因となり、火災、感電の原因となります。 - 普通充電給電口および普通充電コネクターの金属端子部に手を触れない。
感電、故障の原因となります。 - 使用する前にコンセントにプラグが根元までしっかり差し込まれていることを確認する。
根元まで十分に差し込まれていない状態で充電を続けると、異常発熱して火災の原因となるおそれがあります。 - 設置場所が屋外、または雨水などで濡れる可能性がある場合には、防水処理されたEV充電用コンセントを使用する。
- コンセントとプラグの間に延長コードやアース変換プラグなどを絶対に接続しない。
これらを接続すると、異常発熱して火災の原因となるおそれがあります。 - 充電が終わった後は普通充電給電口の中ブタおよびリッドを確実に閉める。また、普通充電給電口、中ブタおよび普通充電コネクターに水やほこりが入らないように注意する。
水やほこりなどが入ると漏電の原因となり、火災、感電の原因となります。 - 内部の車両部品に触れない。
READY(走行可能)表示灯が点灯していない時や、充電していない時でも、車両内部では高電圧部品が動いている可能性があります。荷室内のカバーを外し内部の車両部品に触れるようなことは感電のおそれがあるのでしないでください。
- 発電機などコンセント以外の電源から充電を行わないでください。故障の原因となります。
- 普通充電コネクターや普通充電給電口に異物が入り接続ができなくなったときは、無理に接続せずに三菱自動車販売会社にご連絡ください。無理に接続しようとすると、充電装置と車両が破損するおそれがあります。
- 充電中は盗難などを防ぐため、必ずドアを施錠してください。
- 普通充電給電口には排水用の穴があります。この穴が詰まったりして普通充電給電口内に水が溜まったときは、充電を行わずに三菱自動車販売会社にご連絡ください。
- 普通充電給電口が凍結したときは、ヘアドライヤーなどで解凍してください。凍結したまま普通充電コネクターを無理に接続しようとすると、故障の原因になります。
- プラグを差し込んだあと、時計回りに回して固定するものがありますが、このタイプは使用しないでください。このタイプは、庭園灯、看板灯、屋外で使用される電動工具などのために設置されているものなので、電気自動車の充電には使用できません。
- 次の場所に設置されているコンセントは使用する前に、この車両に対応しているか確認してください。
- 自宅やマンションなどに設置されているコンセント
- 一般の駐車場や車庫に設置されているコンセント
- 普通充電コネクターを短時間に何度も抜き差ししないでください。充電が開始されない場合があります。
充電が開始されないときは、駆動用バッテリーの保護機能が一時的に作動している可能性があります。
詳しくは、プラグインハイブリッドEVシステムの起動や充電ができないときはをお読みください。 - 普通充電コネクターを普通充電給電口に接続したままで、パワースイッチの電源モードをONにしても、プラグインハイブリッドEVシステムの起動はできません。
- 充電中にオーディオなどの電気製品を使用するためにパワースイッチの電源モードをACCまたはONにした後、パワースイッチの電源モードをOFFにする場合は、シフトポジションが
にあることを確認し、ブレーキペダルから足を離してパワースイッチの電源モードをOFFにしてください。ブレーキペダルを踏んだ状態では、パワースイッチの電源モードをOFFにすることはできません。
- 充電コネクターを充電給電口に差し込むと充電表示灯(表示灯がついたときは)が赤色に点灯します。充電が開始されると“ピッ”と音が鳴り、充電表示灯が赤色に点滅します。
- 充電中に駆動用バッテリーの充電量や充電完了までの推定時間を確認したい場合は、パワースイッチの電源モードがOFFのときはいずれかのドアを開けると、マルチインフォメーションディスプレイに表示する充電情報で確認できます。また、パワースイッチの電源モードがONのときは、ステアリングスイッチを操作しマルチインフォメーションディスプレイにエネルギーモニターを表示させることで確認できます。
- 予測充電時間は現時点の予測値であり、充電中の駆動用バッテリー冷却システムの作動状態や充電状況により、実際の時間とは異なることがあります。また、充電中に駆動用バッテリー冷却システムが作動している場合は値が変動する可能性があります。
- 充電中に電装品を使用した場合、充電完了までにかかる時間が長くなる場合があります。
- 中ブタを閉めずにリッドを閉めると、中ブタの破損や充電リッドが傷付くおそれがありますので確実に閉じてください。
- 充電リッドが開いた状態で、センタードアロック、キーレスエントリーまたはキーレスオペレーション機能を使ってドアおよびテールゲートを施錠したときは、充電リッドを閉じると充電リッドも施錠されます。
- 充電リッドが完全に閉まっていないとパワースイッチの電源モードをONにしたとき、マルチインフォメーションディスプレイに充電リッド開表示を表示します。
充電リッド
警告メッセージ(警告メッセージ) - 充電時の操作サポートのお知らせとして“ピッ”音が鳴ります。
- 2週間に1回程度は、普通充電で満充電にしてください。
- 駆動用バッテリーの容量を維持するため、次のことをおすすめします。
- 急速充電のみを繰り返し行う場合、2週間に1回程度は、普通充電で満充電にする
- 満充電付近で充電を繰り返さない
- できるだけ普通充電で充電する
- 普通充電コネクターと急速充電コネクターを同時に差し込まないでください。同時に差し込むと普通充電ができない場合があります。
- 充電中、パワースイッチの電源モードがOFFでも、駆動用バッテリーを冷却するための冷却ファンなどの作動音が聞こえることがありますが、異常ではありません。
- 普通充電中に停電が発生したときは、電気の復旧とともに充電も自動的に再開されます。