寒冷時の取り扱い
寒冷時に備えて、準備や点検などを正しく行ってください。
冬の前の準備
冷却水の濃度点検
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冷却水の凍結を防ぐため、冷却水の濃度を点検してください。
冷却水の濃度 凍結温度 50% 約-35℃ - 冷却水を補充・交換するときは、三菱自動車純正スーパーロングライフクーラントプレミアム(50%希釈品)をお使いください。
交換油脂類(交換油脂類)
- 冷却水は工場出荷時に50%にしてあります。
- 冷却水の点検・補充・交換は三菱自動車販売会社にご相談ください。
- リザーバータンク、およびコンデンスタンクに冷却水を補充するときはMAXライン以上に補充しないでください。
冬用タイヤ、タイヤチェーンの準備
- 冬用タイヤに交換するときは、4輪とも指定サイズで同一の銘柄、パターン(溝模様)のものに交換してください。
- タイヤチェーンは、タイヤサイズにあった三菱自動車純正品をおすすめします。
ウォッシャー液の濃度点検
- ウォッシャー液の凍結を防ぐため、ウォッシャー液の容器に記載してある凍結温度を参考に外気温に応じた希釈割合(濃度)にしてください。
運転する前に
状況に応じて次のことを行ってください。
- ドアが凍結したときは、無理に開けたり動かしたりせず、凍った部分にお湯をかけて氷を溶かしてください。溶けたらすぐに水分をふき取ってください。
- ガラスに雪や霜が積もっているときは、プラスチックの板などを使用して、ガラスを傷つけないように雪を取り除いてください。
- 足まわり(ブレーキ周辺、フェンダーの裏側など)が凍りついているときは、部品が破損しないように注意しながら、付着した氷塊を取り除いてください。
- 車室内に乗り込むときは、靴についた雪を取り除いてください。
- ルーフに積もった雪は落とす。
窓ガラスに雪が滑り落ちると視界の妨げとなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
- ドアなどの開閉部分を無理に開けないでください。ゴムがはがれたり損傷するおそれがあります。
- ワイパー、ドアミラー、パワーウインドウなどを無理に動かさないでください。装置が損傷するおそれがあります。
- ドアのキー穴部には、お湯をかけないでください。凍結するおそれがあります。
- ワイパーゴムが凍結によりガラスに張り付いているときは、次の操作を行いガラスを温めてください。
- フロントガラス:エアコンのデフロスタースイッチをONにするか、ワイパーデアイサー(タイプ別装備)を使用してください。
- リヤガラス:リヤデフォッガーを使用してください。
- 外気温が低く、エンジン冷却水温が低いときは、暖房性能を確保するためエンジン回転数が上昇することがあります。
雪道の走行のしかた
滑りやすい路面に注意
- 滑りやすい路面での急発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドルなど無理な運転は危険ですのでしないでください。雪道や凍結路では速度を落とし、車間距離を取り、ゆとりある運転をしてください。
- 雪道、凍結路では早めに冬用タイヤ、タイヤチェーンなどを装着して走行してください。
タイヤチェーンについて
- 駆動用バッテリーの温度が低いほど回生ブレーキの効きが弱くなり、極寒時では効かなくなる場合があります。
走行中の雪の付着に注意
- ブレーキに付着した雪が凍結し、ブレーキの効きが悪くなることがあります。ときどきブレーキの効き具合を確認してください。効きが悪いときは、前後の車との距離を十分とり、低速走行で効きが回復するまでブレーキペダルを軽く踏んでください。
- フェンダーの裏側に付いた雪が積もり、ハンドルの切れが悪くなることがあります。時々確認して雪を取り除いてください。
駐車するときの注意
- シフトポジションを
にして、電動パーキングブレーキをかけずに輪止めをしてください。電動パーキングブレーキをかけると、ブレーキが凍結して解除できなくなるおそれがあります。
- 軒下や樹木の下には駐車しないでください。落雪で車が損傷するおそれがあります。
- 車の前方を風下に向けて駐車しておくと、プラグインハイブリッドEVシステムの冷えすぎを防ぐことができます。