マルチアラウンドモニターに関する注意事項

  • カメラはフロントグリル下部、ドアミラー、リヤナンバープレート上部に装着されています。作動を妨げるような物をカメラ部分に取り付けないでください。字光式ナンバープレートやナンバープレートリムを装着すると、フロントビューおよびリヤビューモニターの映像が一部映らなくなることがあります。
  • 距離目安ラインと車幅目安ラインは、舗装された平坦な路面上での目安として使用してください。画面に表示される距離は目安であり、自車と映し出されている障害物までの距離は、実際とは異なることがあります。
  • 目安ラインや予想進路線は、乗車人数や燃料の容量などの影響により実際の距離と異なることがあります。目安としてお使いください。
  • サイズが異なるタイヤと交換すると、予想進路線とバードアイビューが不適切に表示されることがあります。
  • 上り坂では、モニターに表示される障害物は実際よりも遠くにあるように見えます。下り坂では、モニターに表示される障害物は実際よりも近くにあるように見えます。ミラーを併用するか、目視によって正確な距離を判断してください。
  • フロントビューおよびリヤビューの表示線は、路面の状況により障害物への距離が実際と異なって見えることがあります。特徴をよく理解してください。
  • カメラに雨、雪、氷、汚れなどが付着すると、映像の映りが悪くなることがあります。カメラを清掃してください。
    フロントビュー/サイドビューカメラの取り扱い
    リヤビューカメラの取り扱い
  • アルコール、ベンジン、シンナーなどを使用してカメラを清掃しないでください。変色する原因となります。中性洗剤を薄めて含ませた布でふき取ったあと、乾いた布でふいてください。
  • モニター映像に悪影響が生じるため、カメラに傷をつけないよう注意してください。
  • カメラにはワックスを使用しないでください。中性洗剤を薄めて含ませた清潔な布でワックスをふき取ってください。
  • カメラレンズの特性により、画面上の距離と実際の距離が異なって見えたり、対象物が変形して見えることがあります。車幅目安ラインと予想進路線は、実際の車幅と進路よりも広くなっています。
  • 画面の切り替わり後は、映像の表示が遅れることがあります。マルチアラウンドモニターが完全に表示されるまでは、映像が一時的にゆがむことがあります。
  • 外気温が極端に高いか、低いときは、映像の映りが悪くなることがありますが、異常ではありません。
  • カメラに直接強い光を当てると、映像の映りが悪くなることがありますが、異常ではありません。
  • 蛍光灯照明が当たると、映像にちらつきが出ることがありますが、異常ではありません。
  • マルチアラウンドモニター映像の色味は、実際とはわずかに異なって見えることがあります。
  • 暗い所や夜間時には映りが悪くなり、色味が異なって見えることがありますが、異常ではありません。
  • バードアイビューの各カメラの映像に鮮明さの違いが生じることがあります。
  • バードアイビューの画像は、4つのカメラからの映像を加工処理して表示するため、次のように表示される場合があります。
    • 立体物が倒れこんで見える
    • 路面よりも高い位置にある車両などが実際より遠くに見える
    • 高さのあるものが画像の継ぎ目でずれて表示される
    • 各カメラ画像の明るさが違う

映し出す範囲

  • 特定の領域は、カメラに映し出されません。フロントビューまたはリヤビューでは、バンパー下側または地上面の部分は表示されないことがあります。バードアイビューではカメラの映し出す範囲の境目付近にあるもの、路面より高さのあるものは表示されないことがあります

映像と実際の路面との誤差

  • フロントビューとリヤビューに表示される距離目安ラインと車幅目安ラインは、舗装された平坦な路面上での目安として使用してください。画面に表示される距離はあくまでも目安であり、自車と映し出されている障害物までの距離は、実際とは異なることがあります。

急な上り坂が後方にあるとき

  • 距離目安ライン、車幅目安ラインは実際の距離よりも手前に表示されます。例えば、位置までの距離が1mと表示されていても、実際に1mの距離にあるのは、位置です。上り坂に障害物があるときは、障害物は実際よりも遠くにあるように見えます。

急な下り坂が後方にあるとき

  • 距離目安ラインと車幅目安ラインは実際の距離よりも後ろに表示されます。例えば、位置までの距離が1mと表示されていても、実際に1mの距離にあるのは、位置です。下り坂に障害物があるときは、障害物は実際よりも近くにあるように見えます。

立体物が近くにあるとき

  • 立体物が近くにある場合には実際の距離と異なって表示される場合があります。
  • 例1:予想進路線は表示されているトラックの車体に触れていません。しかし、トラックの車体が実際の進路上に張り出している場合は、ぶつかることがあります。

  • 例2:表示されているバードアイビューでは、自車とトラックの車体間にはわずかな距離があるように見えます。しかし、実際の距離は表示されているよりも短く、トラックの車体にぶつかることがあります。

立体物に接近するとき

  • の位置はの位置よりも遠くにあるように見えますが、実際はの位置と同じ距離です。トラックの車体が実際の進路上に張り出している場合は、の位置まで下がるとぶつかることがあります。